サム・ライミ
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祖先はロシア及びハンガリーからのユダヤ人でライミ自身は保守派として育った。長兄のサンダーは1970年に死亡、次兄のイヴァン・ライミ(英語版)は脚本家、弟のテッドは俳優。

ミシガン州立大学で英文学を専攻していたが、『死霊のはらわた』製作のため中退。
キャリア

1975年、高校生だったライミはブルース・キャンベルと友人となり、2人で8ミリ映画を撮影するようになる。大学進学後は、兄のルームメイトだったロバート・タパートも加わった3人で8ミリ映画を制作していた。『クロック・ワーク』『イッツ・マーダー』などを製作した後、ライミはホラー映画の製作に関心を持った。

1978年、32分のホラー短編『Within the Woods』を制作する。この作品を名刺代わりに資金を集め、1981年に長編映画『死霊のはらわた』を制作した。この作品は大ヒットを記録し、ライミは映画監督として華々しいデビューを飾ることになった。

『死霊のはらわた』以降、ホラーやコメディの分野でいわゆるカルト映画の監督として人気を集めてきたが、2002年に製作した『スパイダーマン』シリーズで、さらに幅広い多くのファンを獲得する。

『死霊のはらわた』を発表して以降は2年から3年に1本のペースで監督を務めた映画が公開されていたが、2009年公開の『スペル』以降は製作のみで監督作品は1本も公開されていなかった

2011年、日本のアニメ『NOIR (ノワール)』実写ドラマ化プロジェクトが正式に始動することになったと報じられた[2]。実写版は、ライミとロバート・G・タパートが企画していたもの[3]でプロデューサーにライミが名を連ねているという。しかしそれ以来2024年現在に至るまで、未だ実現に向けた動向は伝えられていない。

コーエン兄弟の『ミラーズ・クロッシング』、スティーヴン・キング原作の『ザ・スタンド』『シャイニング』(両方ともテレビシリーズ)に出演してもいる。

2022年公開の『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』で監督を務めた。自身にとって9年振りの監督作品であり、コミック原作の映画を監督するのは『スパイダーマン3』以来15年振りとなる。
私生活

1993年に俳優ローン・グリーンの娘ジリアン・ダニア・グリーンと結婚。5人の子供がおり、その内3人(エマ・ローズ、ローン、ヘンリー)は『スパイダーマン3』に出演した。
作品

監督年タイトル配給会社興行収入クレジット
1981
死霊のはらわた
The Evil Deadニュー・ライン・シネマ$2,400,000脚本
制作総指揮 兼任
1985XYZマーダーズ
Crimewaveエンバシー・ピクチャーズ(英語版)$5,101脚本 兼任
1987死霊のはらわたII
Evil Dead IIデ・ラウレンティス・エンターテインメント・グループ(英語版)$5,923,044脚本 兼任
1990ダークマン
Darkmanユニバーサル・ピクチャーズ$48,878,502原案
脚本 兼任
1993キャプテン・スーパーマーケット
Army of Darknessユニバーサル・ピクチャーズ$21,502,976脚本
共同編集 兼任
1995クイック&デッド
The Quick and the Deadコロンビア・ピクチャーズ$18,636,537
1998シンプル・プラン
A Simple Planパラマウント・ピクチャーズ$16,316,273
1999ラブ・オブ・ザ・ゲーム
For Love of the Gameユニバーサル・ピクチャーズ$46,112,640
2000ギフト
The Giftパラマウント・クラシックス$44,567,606
2002スパイダーマン
Spider-Manソニー・ピクチャーズ・リリーシング$403,706,375


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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