サミュエル・L・ジャクソン
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アフロサムライ

 受賞
アカデミー賞
名誉賞
2021年
カンヌ国際映画祭
助演俳優賞
1991年ジャングル・フィーバー
ベルリン国際映画祭
銀熊賞(男優賞)
1998年ジャッキー・ブラウン
ニューヨーク映画批評家協会賞
助演男優賞
1991年『ジャングル・フィーバー』
MTVムービー・アワード
胸をえぐられるような演技賞
2013年ジャンゴ 繋がれざる者
英国アカデミー賞
助演男優賞
1994年『パルプ・フィクション
その他の賞

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サミュエル・L・ジャクソン(Samuel L. Jackson)こと、サミュエル・リロイ・ジャクソン(Samuel Leroy Jackson, 1948年12月21日 - )は、アメリカ合衆国出身の俳優
生い立ちと学歴

ワシントンD.C.出身。テネシー州で育ち、アトランタモアハウス大学で海洋生物学、建築、演技を学んだ。大学時代、学校の黒人差別に対抗し、人質をとって抗議したことがある[2]
キャリア

舞台やテレビ映画に出演したのち、1972年のブラックスプロイテーション映画『Together for Days』(マイケル・シュルツ監督)に出演して長編映画デビューをする。1976年にアトランタからニューヨーク市に移り、演劇に出演する。この間に、アルコールとコカインへの依存症を体験する。

1988年公開の『星の王子 ニューヨークへ行く』に「マクドゥーウェル・ハンバーガー」への強盗役で出演し、以降『グッドフェローズ』や『パトリオット・ゲーム』、『ジュラシック・パーク』などの大作に脇役で出演。

1991年公開の『ジャングル・フィーバー』での演技が高く評価され、第44回カンヌ国際映画祭で助演賞を受賞したが、本来カンヌ映画祭に助演賞は設けられておらず、彼の演技のためだけに一時的に開設されたものであった。

1994年公開の『パルプ・フィクション』の、聖書を読み上げる殺し屋ジュールス役でアカデミー助演男優賞にノミネートされたことをきっかけに注目を集める。

1995年公開のブルース・ウィリス主演の『ダイ・ハード3』に、準主役で出演し有名俳優の仲間入りを果たした。

1996年公開の『評決のとき』ではゴールデングローブ賞 助演男優賞にノミネートされ、1998年公開の『ジャッキー・ブラウン』で演じたオデール・ロビー役ではベルリン国際映画祭男優賞を受賞した。

2011年には史上最高の興行収入を上げた俳優としてギネス記録を達成した[3]。こういった功績が称賛され、2022年にはアカデミー名誉賞に輝いた[4][5]
遅咲き

エディ・マーフィの主演映画『ショウタイム』で「サミュエル・L・ジャクソンは42歳でブレイクしたんだぜ」という台詞がある。『星の王子ニューヨークへ行く』で脇役を演じたサミュエルが今やエディよりも高給を取っているというジョークである。

デビュー当時はテレビでの仕事が多く、映画界への足掛かりは『ドゥ・ザ・ライト・シング』『モ'・ベター・ブルース』『ジャングル・フィーバー』とスパイク・リーの映画に立て続けに出演して評価を高めていった。なお、スパイクとはモアハウス大学の先輩後輩である。
メイス・ウィンドゥ

ジョージ・ルーカスが監督した『スター・ウォーズ』新3部作ではメイス・ウィンドゥを演じた。このとき、出演はルーカス本人に直訴してやっとの事で役をもらった経緯がある(「ノーギャラでもいいからヨーダと共演させてくれ」と頼み込んだという)。

また、スター・ウォーズについて、「僕が宇宙に望むものが全て入った映画だった。ライトセーバーを振り回すジェダイ達、物凄い速さで飛ぶ宇宙船、それにあの衣装。全てがパーフェクトなんだ。まるで、誰かが僕の空想の世界に入ってきて、それを映画にしたみたいだったよ」とコメントしている[6]

なお、本来ライトセーバーには青、緑、赤の3種類のカラーしかないことになっていたが、どうしても紫がいいと本人が希望したため[7]、特別に紫のライトセイバーとなった[7]、またこのライトセイバーにはこちらも本人の希望で、放送禁止用語が刻印されていた[7]
人物

1980年女優のラターニャ・リチャードソンと結婚[8]し、娘が1人いる[9]

千葉真一の熱狂的ファンで、千葉と初めて会った時には直立不動で「サインをください」と頼んでいた[10]。千葉が『パルプ・フィクション』の撮影現場を訪問した際、いつもは自信満々で堂々としているジャクソンも、このときばかり緊張を隠せなかった[11]2012年の『アベンジャーズ』では、かつて千葉が演じた柳生十兵衛のキャラクターを、役のニック・フューリーに取り入れるなどタフガイを演じる時にはいつも千葉の演技を参考にしている[12]

コミックとアニメの熱心なファンとして知られ、『アフロサムライ』では原作コミックを気に入りプロデューサーと声優も務めアニメ化に尽力した。お気に入りのアニメは『獣兵衛忍風帖』、『ブラック・ラグーン』など[13]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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