2015年8月15日・16日に千葉と大阪で行われた際は、会場内で痴漢が多発していたとの情報がネット上で散見された。中には、具体的な被害の様子をツイートする女性もいた上に、Facebookで被害を報告する女性も続出した。また、一部では盗難も発生しており、問題となっている[30][31][32]。
痴漢被害の大半は最前列やモッシュの最中に発生するので、声を上げても周囲に気付いてもらえず、大量の人間が入り乱れるので、危険な環境であることは間違いないといえる。また、アウトドア系のファッションが目立つ山中開催のフェスなどよりも、薄着が多いとされる「都市型フェス」であるサマーソニックの方が痴漢被害が深刻といわれている[30][31][32]。フェスにおける痴漢対策としては、「最前列などの密集ゾーンを避ける」といった自己防衛が挙げられる[30][31][32]。
2016年の大阪会場では会場と最寄り駅を繋ぐシャトルバスを前年の2駅から1駅に削減した結果、バスが回りきらず1000人を超える帰宅困難者を出すトラブルが発生。市営バスが臨時便を出して対応を行い、それでも帰れなかった観客には主催者がタクシー代全額立て替えで対応を行った。
2019年の大阪会場は台風の影響で設営が遅れ、野外ステージに出演予定だった4組のアーティストが当日出演キャンセル、他のアーティストの出演時間も短縮された[33]。
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 観客が両手をX字にしてジャンプするパフォーマンス。
^ その後、新型コロナウイルスの影響により、2021年に延期された。
出典^ 日本放送協会. “サマソニ“熱中症” マリンスタジアム 持ち込みルール見直し検討 千葉 。NHK