サマーソニック
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2019年は開催20周年を迎え「日本人アーティストからヘッドライナーを」という想いから、SUMMER SONICとしては初の邦楽ヘッドライナーとしてB'zが出演した[4]

また、東日本のメインステージのMCは1回目からサッシャが皆勤賞で務めている。

関連するイベントとして、2004年・2005年は冬(2月ごろ)にサマーソニックのウィンターヴァージョン「冬フェス」ともいえる「Sonicmania」が開催された。また、同社が企画・制作するパンク・ロック主体の「PUNKSPRING」とR&Bヒップ・ホップ主体の「SPRINGROOVE」が2006年4月から開催され、10月にはヘヴィメタル主体の「LOUD PARK」も開催された。
歴史

この節の加筆が望まれています。 (2017年5月)


2000年 - クリエイティブマン・プロダクションが10周年を迎え、フェスティバル「SUMMER SONIC」を立ち上げ、山梨県富士吉田市富士急ハイランドサウンドコニファー229と、大阪府大阪市住之江区WTCオープンエアスタジアムで行われた。

富士急では収容人数が最大2万人でステージ作成場所の確保が問題化したため東日本は次回以降、富士急以外の会場で行うとの結論に至った[5]

新たな候補地は東京・神奈川・千葉・埼玉などで大きな施設や広場があるところとし、稲毛海浜公園パシフィコ横浜などが挙がったが、運営者が調査中に立ち寄った千葉・幕張幕張メッセ千葉マリンスタジアムを同時に使用する発想が浮かび、両方の施設に9月から交渉し翌年分の同じ日に両会場が確保できたことから年内に次年度の幕張開催が決定した[5]


2001年 - 東日本の会場が千葉市幕張メッセ千葉マリンスタジアムに移動した。西日本の会場は大阪市WTCオープンエアスタジアムに、インテックス大阪が加えられた。東京・大阪ともにステージ数や会場スペースの規模が拡大され、大幅に出演者数が増えた。

2003年 - ブラーレディオヘッドという2大UKバンドを迎えたこの年、初めてチケットが完売した。

2005年

急遽ディープパープルがVERY SPECIAL GUESTとして出場が決まり、往年の名曲を披露して話題となった[6]。フェスにロック界の重鎮を迎え、新旧のバンドが出場する流れが始まった。

開催前々日の8月11日に「SUMMER SONIC EVE」が名古屋市港区の名古屋港オープンエアパーク(現在のテバオーシャンアリーナがある場所に仮設されていた野外ステージ)で開催。出演アーティストはオアシスカサビアンASIAN KUNG-FU GENERATIONの3組(アジカンはスケジュールの都合で出演できなくなったルースターに代わり出演)[7]

東京会場で運営スタッフ23人が下痢腹痛を起こす事故が発生。スタッフの食べた弁当による集団食中毒症状と見られている。大阪会場では、近隣で行なわれていたアレグリアの公演のためにメインステージの音量が抑えられ問題となった。また会場周辺はオフィスビルやマンションの増加により、騒音の苦情が問題化した。


2006年 - 18万人の観客を動員した。出演アーティストの増加、様々なブースや企画も増え規模をさらに拡大させた。

メタリカがサマソニ史上最長の2時間20分に及ぶステージを敢行し、『メタル・マスター』発表20年を記念し、全収録曲を通しで再現するという伝説的なライブとなった[8]

ミューズ (バンド)がマリンステージで出場、当時スタジアムコンサートを始めたばかりで、ボーカルのマシュー・ベラミーは少し緊張したと語っている[9]

セカンドステージのトリをダフト・パンクが務める。この時は入場規制がかかるほどの大人気となった[10]


2007年 - 20万人の観客を動員した。大阪公演は此花区舞洲に会場を移して開催された。

2008年 - セックス・ピストルズメンバーが出演。メンバーが50代を迎え、再結成ツアーを終えた後の来日パフォーマンスが実現した。

2009年 - 10回目の開催を記念し、史上初めて3日間の開催となった。3日間での総アクト数は180組となり、サマソニ史上最多記録となった。東京会場のみソニック・ダンス両ステージが深夜もダンス・ミュージック中心の公演を続ける「ミッドナイトステージ」として開演。一方で、7日(金)東京ビーチステージに出演予定だったタヒチ80が荒天のために中止、8日(土)大阪スカイステージ出演予定のフェニックスが体調不良により、急遽キャンセルした。そんな中、雷雨の悪天候の中でナイン・インチ・ネイルズはライブを敢行、大トリとしては若手となるマイ・ケミカル・ロマンスに託した。

2010年 - 再び2日間の開催に戻った。スラッシュのゲストとして稲葉浩志B'z)が飛び入り参加。大阪会場では、再結成を発表したDef Techもサプライズとして出演した。一方で、deadmau5が出演をキャンセルし、東京の会場のみアタリ・ティーンエイジ・ライオットが代役を務めることになった。

2011年 - マリンステージにX JAPANが登場し当時話題となった。X JAPANはこれまで、フェスのような環境では公演してこなかったが、同バンドのファン以外もXジャンプ[注 1] をし、大トリのレッド・ホット・チリ・ペッパーズにバトンを渡した。6月1日にサマーソニック2011の開催に向けてサマソニ・サポーターズSHOPサマーソニック・ミュージアムが東京と大阪で期間限定でオープンした。ミュージアムでは過去の歴史を代表する貴重品や写真パネルの展示や、サマーソニック2011の主要アーティスト公式グッズなどを扱っている。また、「SONICMANIA」が復活し、以降サマーソニックの前日に行われている。

2013年 - 東京初日と大阪2日目にメタリカリンキン・パークが、大阪初日と東京2日目にはミューズヘッドライナーとして出演。一方、前日に舞洲アリーナでは「NANIWA SONIC」の開催が予定されていたが、ビーディ・アイの出演キャンセルにより中止となった。

2014年 - クイーン+アダム・ランバートがメインステージのヘッドライナーを務める(後にその模様がライブアルバムとして発売)。また東京公演のみクラフトワークがセカンドステージのトリを務めた。

2017年 - 8月26・27日、中国・上海での初開催となる「Summer Sonic Shanghai 2017」(上海国際音楽村)開催。ヘッドライナーはLUNA SEAPlaceboであるといったん発表されたが、Placeboの渡航許可が下りなかったため、2日目はTravisに変更された。

2019年 - 20回目の開催を記念し、2009年同様3日間の開催となった。なお台風10号による影響で初日公演の東京会場BEACH STAGEが強風のため開催中止となった他、大阪会場の一部アーティストがステージ設営遅れのため出演中止となった。ヘッドライナーは、B'zが日本人アーティスト史上初のヘッドライナーとなるほか、レッド・ホット・チリ・ペッパーズザ・チェインスモーカーズに決まった。

2020年 - 同年開催[注 2]東京オリンピックパラリンピックの会場として幕張メッセも使用することに加え、出演者のためのホテルや警備スタッフの確保も困難になることが予想されるため、休止となった[11]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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