サイクリング
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サイクリング(: cycling)とは、英語では自転車利用の総称(スポーツレクリエーション、および移動や輸送のための自転車利用全般のこと)[1][2]だが、日本語では主に遠乗りなどのレクリエーションや(競技以外の)スポーツを指す[3][4][5][6][7][8]
サイクリングの形態

サイクリングには次のような形態がある[9]

ポタリング
身近な場所までピクニック程度に自転車の走行を楽しむ形態[9]。街中での食べ歩きや名所・旧跡巡りを楽しむ「散歩」的なサイクリングを特に散走やポタリングと呼ぶことがある。

ファストラン(快速走行)
サイクリングコースやサイクリングロードなど整備された道を自転車に乗って軽快に走行する形態[9]

ツーリング
ユースホステルや国民宿舎等の宿泊施設を利用しながら数日から十数日の日程で自転車旅行を楽しむ形態[9]

アドベンチャーサイクリング
自転車を利用して山への登頂や砂漠の走破、世界一周などにチャレンジする形態[9]

また、サイクリングは様々な野外活動やスポーツとも結びつき、キャンプと結びついたサイクルキャンピングや、オリエンテーリングと結びついたサイクルオリエンテーリングもある[9]

サイクリングの形態によりさまざまなタイプの自転車が考案されており、道具を選び、道具を楽しむという側面もある。
サイクリスト

自転車に乗る人全般を英語でも日本語でもかつてはサイクリスト(: cyclist)と呼んでいたが[10]、現代の日本語では、サイクリングの愛好者を指し[10]、また、自転車競技選手をも意味するようになっている[10]。つまり、買い物のために乗っているだけの人も名うての自転車乗りも昔はそのように呼んでいたが、今ではコアな使用者にしか用いられない語となったということである。以下に挙げるのは夏目漱石の小説『自転車日記』の[10]昭和後期の現代語訳版であるが[11]、ここでは一般的な愛好者が描かれている。サイクリストに向っていっしょに散歩でもしましょうとはこれいかに、彼は余を目してサイクリストたるの資格なきものと認定せるなり (...略...)      (...略...) この時まで気がつかなかったがこの急劇なる方向転換の刹那に余と同じ方角へ向けて余に尾行して来た一人のサイクリストがあった、ところがこの不意撃に驚いて車をかわす暇もなくもろくも余の傍で転がり落ちた (...略...) ──夏目漱石 『自転車日記』 1903年(明治36年)
歴史

1878年にはイギリスで世界最初のサイクリング同好者によるサイクリングクラブが誕生した[9]1898年にはヨーロッパの17か国が参加する国際組織が設立された[9]

日本では、1886年(明治19年)に結成された帝国大学の教員による「自転車会」を嚆矢として自転車クラブが設立されるようになるなど、世界的にサイクリングが普及していった。

日本では、自転車が当初富裕層の娯楽として受け入れられ、大正時代に普及が本格化すると業務や家庭の実用に供された。1935年(昭和10年)に本格的なスポーツ車が作られ始めるが、戦争によってこの流れはいったん途絶える。第二次世界大戦後、1950年代頃からサイクリングが野外での健康的なスポーツとして認識され始め、全国各地に同好クラブが設立されるようになった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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