ゴールドグラブ賞
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一度ゴールドグラブ賞の常連となった選手は、年齢や故障によって守備力が衰えた後も、イメージや実績だけで受賞してしまいがちだという指摘もある[2][6]。2001年から9年連続受賞を果たしたトリー・ハンターは、2006年からUZRが毎年マイナスを記録するなど守備力の衰えが顕著だったが、中堅手から右翼手にコンバートされる前年の2009年までゴールドグラブ賞を受賞し続けた[7]。
一方で上記問題点を受けて、2006年に制定されたフィールディング・バイブル・アワードとは別に、2012年にMLB機構でもセイバーメトリクスを基にした客観的でより純粋な守備貢献度の高い選手を選出する優秀守備選手賞が制定されたが、2017年の左翼手部門でマーセル・オズナ(DRS+11)よりも劣るアレックス・ゴードン(DRS+9)が選出された(両選手とも同年のゴールドグラブ賞受賞者でもある)。同年、同じセイバーメトリクスを基にしたフィールディング・バイブル・アワードでは、左翼手部門でブレット・ガードナー(DRS+17)が選出されており、上記で述べられている問題点がセイバーメトリクスを基にしても解決されておらず、結局適切な評価がされているかは疑問視されている[8][9][10]。
歴代受賞者ポジション別の詳細は「ゴールドグラブ賞受賞者一覧 (一塁手)、(二塁手)、(三塁手)、(遊撃手)、(外野手)、(捕手)、(投手)」を参照*ポジション別最多受賞者野球殿堂入り選手
初年度のみ両リーグより1名ずつの選出
1961年から2010年まで外野手は左翼手・中堅手・右翼手の区別なく各年3人ずつ選出
アメリカンリーグ
1957年から2021年まで年
度一
塁
手二
塁
手三
塁
手遊
撃
手外野手
(左翼手)外野手
(中堅手)外野手
(右翼手)捕
手投
手
1957ネリー・フォックスフランク・マルゾーン
ミニー・ミノーソアル・ケーラインシャーム・ローラーボビー・シャンツ
1958ビック・パワーフランク・ボーリングフランク・マルゾーンルイス・アパリシオノーム・シーバーンジミー・ピアソールアル・ケーラインシャーム・ローラーボビー・シャンツ
1959ビック・パワーネリー・フォックスフランク・マルゾーンルイス・アパリシオミニー・ミノーソアル・ケーラインジャッキー・ジェンセンシャーム・ローラーボビー・シャンツ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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