ゴーヤーチャンプルー
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^ 沖縄県次世代の健康教育検討委員会編(2015)、p19 "豆腐と季節の野菜が使われていなければチャンプルーとは言いません”
^ 昭和期の料理研究家や家政学の本では、チャンプルーは豆腐料理に分類されている。
^ 尚(1964),P20-21,幼い頃に祖母や母にチャンプルーを作ってもらったと振り返っているので1920年代以前から豆腐と野菜を炒め合わせた料理だったと推測できる。
^ 古波蔵(1983),p212"郷里のそばについて書く前、念のために国立国語研究所によって編集された「沖縄語辞典」の「Suba」の項をみた”エッセイストの古波蔵は沖縄出身であるが、いったん沖縄方言の辞典を調べた上で筆をとっていた。皆がこのような姿勢であるならば誤った定義や意味が広がることもなかっただろう。
^ 1985年9月20日放送の「きょうの料理 味の旅?沖縄? イリチー・チャンプルー」のなかで沖縄県調理師連合会(現調理師会)の玉寄博昭氏が出演し、解説している。 
^ 緒方(2008),p205で”チャンプルー(ミックスしたものをすべて指す)”とされるなど炒め物の枠に留まらない定義の拡大もみられる。緒方は熊本県出身のジャーナリスト。
^ この現象に答えを出すことは難しいが、「チャンプルー文化」という言葉が使われ始めたことで料理以外の混ぜ合わせたものの例えにチャンプルーが広く使われるようになり、その影響で豆腐を使わない炒め物についてもチャンプルーと呼ぶ傾向が生まれたとする推測もある。”安次富順子,琉球料理は沖縄の宝4,琉球新報,2021-6-17,朝刊,p16”
^ 沖縄県の資料によると、沖縄料理の調理法における炒め物は「イリチー」や「プットゥルー」や「タシヤー」、そして「チャンプルー」と区別されている。昆布や中身(豚の臓物)、根菜類のように比較的時間をかけて炒め煮にされる料理の「イリチー」(炒り付け)、豆腐を入れない炒め物である「タシヤー」とは区別される。
^ 新島(1965)”本土から来た人が板の上にのせて売っている沖縄の豆腐をみて陸に上がった豆腐といったが、なるほどそうだと思った。本土では豆腐がやわらかいため水に浮かせて売っています。沖縄の豆腐は板にのせられるほどがっちりとし、堂々としているのである。"
^ 黒田(1964)”豆腐は非常に固く、板の上に並べて売っており、買った人は縄でしばって持って帰っているほどである。"
^ 沖縄では流通経路の違いから本土に比べ安価に流通しているポーク缶などが広く素材として普及した
^ 沖縄県文化観光スポーツ部文化振興課(2019)によると、手で千切る理由は、味がよく染みからとされているが、新島(1971)は、おおらかで沖縄らしいと評している。
^ 沖縄県文化観光スポーツ部文化振興課(2019)では、焼き目をつける理由を水分が逃げるのを防ぐためとしている。
^ 砂糖を入れて少し甘くしたり、ピーナッツバターなどを用いることもある。
^ 油鍋がない家庭が多い時代には、来客時には油鍋を借りてきていた。
^ 医学者の黒田嘉一郎が『沖縄紀行』に書いてあるように、豚脂で豆腐と野菜を炒めるのがチャンプルーの一つの特徴で本土では見られない食文化だった。琉球大学教授の宮城栄昌は“食生活が変わっても豚脂との縁はなかなか切れそうもない”と記していたが現代のチャンプルーに関してはその縁が切れてしまっている。
^ 語源のひとつとしてあげられている擬声語の「チャラミカスン」と同く炒める際の音の表現のひとつ。エッセストの古波蔵保好が「強く焼いたあぶらに豆腐をほうりこんだ時の音はホントにさわがしい。その音を聞いて、遠くから、あの家のオカズは『ちゃんぷる』だなと、わかるほどひびき渡っていた:古波蔵(1983)p234」と記すように沖縄の音のひとつだった。
^ 芋と合う汁気の多いンブシーが好まれたという話であって、尚泰王の子・尚順らが残しているように昭和30年代以前からチャンプルーも広く食べられていた。
^ 行事食については、沖縄県教育庁文化財課(2020)の調査報告にまとめられている。
^ 伝統行事で使われるほかクーブイリチーなどほかの身近な料理が変化しないなか、新しい食材を取り入れていったチャンプル?を戦後沖縄の象徴として捉えた「チャンプルー文化」が1970年代に使われるようになった。その後、本土出身者を中心に「チャンプルー」という方言自体に「混ぜる」「混ぜ合わせる」「混ぜこぜ」「ごちゃ混ぜ」「ない交ぜ」「かき混ぜる」「取り入れる」「交流する」などの意味があるとする多様な発信が生じた。なかには、大学教授の森田満夫の「いろんな外から入ってくるものを混ぜ、新しいものを生むを意味の方言チャンプル?」(森田1996)などと諺のように捉えている例もある。さらに近年の本土では、本来の意味の炒め物は誤りだと主張する例も少なくない。“クイズで味わう沖縄料理”. 2024年2月1日閲覧。
^ 1970年代に沖縄料理店を出した辻野愛子は“お母さんの味が一番”という時代で、「誰がチャンプルーにお金を出すか」とバカにされたと振り返っている“郷土料理ゆうなんぎい”. 2024年2月3日閲覧。
^ 成立過程の曖昧なチャンプルーの語源を特定しようとするのはそもそもナンセンスではある。歴史学者や文学者、地元紙の琉球新報などはチャンプルーの語源について、中国由来や沖縄方言由来と言及するも「らしい」「される」と表現し、あくまで「そういう話もある」という意味を足し、定説とせずに真摯でいた。一方、2000年代に広まったインドネシア語由来の説は定説かのような表現が多い。例)日清オイリオ(2010) "「チャンプルー」という言葉も、語源は、インドネシア語の「混ぜ合わせる」という意味の「チャンポラ」からです” https://www.nisshin-oillio.com/report/kikou/vol12.html 
^ 国立国語研究所は『沖縄語辞典』で、地元紙の琉球新報社は『沖縄コンパクト辞典』で中国から伝わったものとされるとしている。
^ “沖縄語辞典データ集”. 国立国語研究所. 2023年10月21日閲覧。 “チャーラ caaraa[名]油いため。油でいためたもの。+ -mika=sjuN  接尾=saN,=ci  擬声語・擬態語につき,…という,…という音を立てるの意を表わす”

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