ゴリラズ(Gorillaz)は、1998年に結成された、楽曲面を担当するイギリスのロックバンド・ブラーのデーモン・アルバーンと、ヴィジュアル面を担当する「タンク・ガール」などの作者であるコミック・アーティストのジェイミー・ヒューレットによるバーチャル覆面音楽プロジェクト。 バンドは2D(リードボーカル、キーボード)、マードック・ニカルス(ベースギター、ボーカル)、ヌードル(ギター、キーボード、バックボーカル)、ラッセル・ホブス(ドラム、パーカッション)ら4人の架空のアニメーションキャラクターで構成される[7]。 デーモンが中心となり、様々なミュージシャンとのコラボレーションで楽曲が制作されるが、オルタナティヴ・ロック、ブリット・ポップ[8]、トリップ・ホップ[9][10]、ヒップホップ[11]、エレクトロニカ、インディー・ロック、ダブ、レゲエ、ポップ[12][13]といった多様な音楽ジャンルを横断する。 楽曲での2Dの歌声はデーモンのものだが、インタビュー、短編アニメで発言する際には他のキャラクターも含めて、それぞれ別の声優が起用されている。主に記載されるプロフィールには自伝本『Rise of the Ogre』の内容を含める。
概要
メンバー
マードック・ニカルス(Murdoc Niccals)
声 - フィル・コーンウェルベース、イギリス人、ストーク=オン=トレント出身、1966年6月6日生まれ[15]ゴリラズのリーダー。喫煙者。フルネームは「マードック・アルフォンス・ニカルス(Murdoc Alphonce Niccals)」。毒舌でひねくれ者、根っからのサタニズム。潰れたような鼻が特徴。「フェイズ2/ディーモン・デイズ」前半まではオッドアイであったが、それ以降はなくなっている。だが、「The Now Now」以降から戻っている。肌色は年月が経つにつれて緑がかってきている。幼少期、父親のジェイコブに地元の酒場で開催されたパフォーマンス大会に無理矢理参加させられ、ピノキオの格好をしながら「もう糸はいらない」を歌ったことがきっかけで、くだらない忌々しい世界に復讐する野心に目覚める。青年期に多くのアマチュアバンドを作るも、どれも長くは続かず解散していった。また、青年期にブギーマンから悪魔のベース「エルディアブロ」を手に入れ、引き換えにミドルネームを「アルフォンス」から「ファウスト(Faust)」に改名して魂を渡す契約をしたものの、約束を破ったことで彼に追われるようになった。1997年にバンドに必要な楽器・シンセサイザーを強奪する為、2Dが働いていた楽器屋に車ごと突っ込んだ。これがゴリラズ結成のきっかけとなる。1998年にギグを行い、直後EMIと契約。1999年冬にはコング・スタジオを購入。最初のバンド活動休止の時はメキシコでバカンスを楽しんでいたが、所持金が底を突き、売春宿で偽の小切手を使い現行犯逮捕、懲役30年の実刑判決を受けて刑務所に投獄される。だが、1年半後に新曲制作のため脱獄、イギリスに帰国した。2010年には浪費から来る多額の借金があったため、コング・スタジオを放火してアリバイ工作で保険金を手に入れると同時に過去の一切をリセット。また、闇ルートで手に入れた武器を裏社会の組織に売りつけて資金を調達するも、売った武器の弾が全て不発弾だったために命を狙われることとなり、殺し屋に追われる中でプラスティック・ビーチを発見。