※吹替は上記の他、ジェームズ・カーンを羽佐間道夫が吹き替えたものもある[30]。 本作は、その製作過程において、監督と会社の衝突や本物のマフィアからの脅迫など、さまざまなトラブルを抱えたため、完成まで茨の道を歩んだ[31]。その舞台裏の物語は、2022年に『ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男』としてドラマ化された(主人公はアルバート・S・ラディ)[31]。『ゴッドファーザー』の原作者マリオ・プーゾは晩年、「映画産業はベガスよりも、そしてマフィアよりも、ずっとクセモノだと思う」と述懐している[32]。 イタリア系の小説家のマリオ・プーゾは5作目の長編小説の題材として、ニューヨークの犯罪ファミリーを選んだ。出版社からわずかな前払い金を受け取って書き始めた小説『マフィア』をパラマウント映画が知ったのは1967年、同社のスカウトが当時のパラマウントの製作担当副部長のピーター・バート
製作
企画の発足本作で描かれた時代の五大ファミリーのボスとその妻たち(1949年撮影)。左から2番目にラッキー・ルチアーノ、中央にフランク・スカリーチェ。ロバート・エヴァンス(2012年)
1969年、パラマウントは8万ドルでこの小説を映画化する意図を確認し、1971年のクリスマスに映画を公開することを目指した[注 4] [34][39][40][41][42]。