公開されるや当時の興行記録を塗り替える大ヒットになるとともに評論家や映画関係者からも高い評価を受け、同年度のアカデミー賞において9部門にノミネート、そのうち作品賞・主演男優賞・脚色賞を受賞、劇伴は同年度のグラミー賞 映画・テレビサウンドトラック部門を受賞した。
テレビ放送の普及による米国映画産業の衰退を打開したブロックバスター映画の発端となる作品であると同時に[21]、芸術的なこだわりが強い映画であっても興行的に成功できることを世界に証明した[22]。また、監督から脚本家から俳優や音楽担当に至るまで多くのイタリア人が製作に関与した映画であり、これまでのハリウッドに当然のように蔓延していたホワイトウォッシング(白人以外の役を白人が演じること)を打開した先駆的作品とも考えられている[注 2][15]。
1990年には、「文化的、歴史的、また芸術的に重要である」としてアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録された。2006年には、フランシス・フォード・コッポラ監督および撮影監督のゴードン・ウィリスによって、ネガフィルムの大規模な修復プロジェクトが1年半かけて行われ、その出来も高い評価を得た[23][24]。