ゴジラvsキングギドラ
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詳細は「キングギドラ (平成VSシリーズ)」を参照
ドラット
詳細は「キングギドラ (平成VSシリーズ)#ドラット」を参照
メカキングギドラ
詳細は「キングギドラ (平成VSシリーズ)#メカキングギドラ」を参照
登場人物
エミー・カノー
本編の主人公。23世紀・地球均等環境会議の穏健派メンバー
[出典 18]。25歳[出典 18]。日本人女性で、2204年から1992年にMOTHERでウィルソンやグレンチコらと共にタイムワープしてやって来た[61][60]。当初は現代人への警告名目でウィルソンたちに同行し、ゴジラを抹殺する作戦に協力した。しかし、新たに出現させたキングギドラで、現代の日本を攻撃して国力を消耗させようとするウィルソンたちの方針に反発し、寺沢たちに協力する[60]。自分を力ずくで連れ戻そうとしたM11に野次をぶつけまくりながら追い払おうとしたり、メカキングギドラに乗り込んでゴジラに戦いを挑むなど、気丈でアクティブな女性である[60]。実は、寺沢の子孫である[59]。本編では寺沢本人に言うことはなかったが、ノベライズ版では別れの直前に画面越しに述べている。ノベライズ版では、寺沢と千晶の結婚パーティーにコッソリ現れ、受付に自分と母親の写真が入ったペンダントを千晶に渡すように頼んだ。

大森一樹による『ゴジラ3 ストーリー概要』では、「エミ」という名前であった[62]。また、脚本準備稿までは寺沢の子孫だという設定はなく、千晶も登場しないため、寺沢との関係性はほのかなラブロマンスとなっていた[63]

エミーの心情や立ち位置の変化にあわせて、髪型や衣裳も変化している[64]。演じた中川安奈は、未来人としての要素は脚本で書かれていた機械類の扱いなどの部分に委ね、自身の演技では現代人との違いを意識せずに演じたと述べている[64]

寺沢 健一郎(てらさわ けんいちろう)[65][66]
超常現象専門のノンフィクションライター[出典 19]。33歳[出典 19]。「太平洋戦争時代に恐竜を見た」というネタを追っていくうちに、ゴジラ誕生の仮説を立て『ゴジラ誕生』という著書で出版しようと目論んだことから、今回の一件に深く関わっていく[60]。都会の外れに自らが書いた超能力関係の著書での収入で建てた一軒家に住んでいるが、本人は人物系ノンフィクションへ移行したいと考えている[67]。ウィルソンを殴り合いで倒すほど、血気盛んで腕っ節も強い。愛車はトヨタ・ランドクルーザー[69]。結局、『ゴジラ誕生』は記録に残るほど話題には至らなかったが、ノベライズ版ではエミーが歴史を改変したため、国際的な大ベストセラーとなった。

演じる豊原功補は、監督の大森一樹から日常生活のような雰囲気の芝居という方向性を提示され、カップ焼きそばを食べながらのシーンなどを取り入れた[70]。千晶との関係性についても、ドライなのではなく自然な会話の仕方であったと述べている[70]

準備稿では、自宅はマンションの一室という設定であった[71]

三枝 未希(さえぐさ みき)[出典 20]
超能力者で、国立超科学研究センターのゴジラチームのメンバー[出典 21]。20歳[出典 22]ビオランテとの戦いで日本海に追われたゴジラを2年以上監視し続けていた[19][59]。今回はゴジラ監視だけでなく、ゴジラとゴジラザウルスの関係をテレパシーで確認するため、1944年のラゴス島へエミーや寺沢たちと共にタイムワープし[出典 23]、ゴジラザウルスに遭遇するという体験をする。超能力を使用する場面は少ないが、本作品でもベーリング海でうごめくゴジラを感知している。

本作品の前に企画されていた『モスラVSバガン』では、ゴジラシリーズとのつながりを持たせるため未希の登場が予定されており、その流れから本作品でも登場することとなった[出典 24]

演じた小高恵美は、前作では超能力少女という設定から生活臭を感じさせないよう演じることを心がけていたが、本作品では未来人も登場するため差別化として現代的な20歳の女性らしさを出すことを意識していた[76]。また、本作品でゴジラのルーツに触れたことで、動植物と共存していくべきという未希の心情と小高自身の気持ちが一致していったといい、のちのベビーゴジラ(リトルゴジラ、ゴジラジュニア)への想いへと繋がっていったとされる[77]

森村 千晶(もりむら ちあき)[65][78]
雑誌『ムー』の編集記者で、寺沢の恋人[出典 25]。29歳[出典 25]。寺沢とともに、真崎や新堂の元を尋ねて取材を行う[59][60]。ゴジラやキングギドラの一連の事件には直接関わっていないが、ラストシーンで23世紀へ帰るエミーが乗るKIDSを寺沢と2人で見送る。本編ではエミーとの血縁関係ははっきりしていないが、ノベライズ版ではエミーの母親が千晶と瓜二つであり、2人の血縁関係が示唆されている。

準備稿では登場しておらず、中井静夫という男性となっていた[46][63]。所属も「WOO編集部」という架空のものであった[63]。寺沢役の豊原は、『ムー』を読んだことがなかったため、撮影時は架空の雑誌だと思っていた[70]

脚本では、ラストシーンに登場する予定はなかったが、大森の意向により撮影前日に急遽登場が決まった[47]。しかし、大森が想定していた完成した『ゴジラ誕生』を千晶が寺沢へ渡すシーンは、周囲の反対により実現しなかった[47]。書籍『ゴジラ大百科』では、千晶の出番が少ないことを惜しんでいる[79]

土橋 竜三(どばし りゅうぞう)[65][80]
内閣安全保障室室長[出典 26]。50歳[出典 27]
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