ゴジラ
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2015年4月1日、脚本と総監督を庵野秀明、監督と特技監督を樋口真嗣が務めることが発表され[32]、同年秋から撮影が開始された後、2016年7月29日に『シン・ゴジラ』のタイトルで公開された。

2016年8月19日、初のアニメーション映画作品となる『GODZILLA』の製作が発表された。監督を静野孔文瀬下寛之、ストーリー原案・脚本を虚淵玄が務める[33]。2017年1月19日には新たなコンセプトアートと声優陣が[34]、同年3月26日には3部作になることがそれぞれ発表された後、同年11月17日には第1部『怪獣惑星』が、2018年5月18日には第2部『決戦機動増殖都市』がそれぞれ公開され[35]、同年11月9日には第3部『星を喰う者』が公開された。

2020年10月7日、劇場3部作とは世界観を一新した完全新作アニメーション『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』が翌2021年4月よりテレビ放送およびNetflixにて先行配信されることが発表された[36]

2022年11月3日、国産実写映画としては7年振りとなる新作ゴジラを2023年11月3日に公開することが発表された。タイトルは『ゴジラ-1.0』で、監督・脚本・VFXは山崎貴が務める[37][38]
シリーズの特徴(2010年代 - )

2010年代以降のゴジラの特徴としては、「第1作も含めた過去作品全てと世界観がつながっていない」という設定が挙げられる。過去のシリーズでは、それ以降の時間軸は異なりつつも、1954年(第1作)に人類の前に初めて姿を現したという設定だけは共通していた。

しかし、『シン・ゴジラ』ではゴジラが初めて人類の前に姿を現したという設定になっており、第1作との世界観のつながりが存在しない。このことを裏付けるかのように劇中では「怪獣」という概念や文言自体がなく、当初はゴジラを「巨大不明生物」と呼称している。また、アニメーション3部作でもゴジラは2030年に初めて人類の前に姿を現したという設定になっており、やはり過去作品との世界観のつながりが存在しない。『-1.0』では第1作よりもさらに昔の第二次世界大戦後間もない日本が舞台となっている。
海外製作作品(レジェンダリー版)

2014年には、ワーナー・ブラザースの提供、レジェンダリー・ピクチャーズの製作による『GODZILLA ゴジラ』が公開された。ゴジラのデザインはトライスター版と異なって原典を踏襲したものとなったほか、内容には自身もゴジラファンである監督のギャレス・エドワーズによる「SF要素を排し、徹底して現実的な路線で制作している」との方針が示されている。

2019年公開の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』ではゴジラに加えてラドン、モスラ、キングギドラが登場した[39]ほか、2021年公開の『ゴジラvsコング』では、有名モンスター同士を対決させるモンスター・ヴァースの一環としてキングコングが登場した[40]
映画一覧ゴジラの逆襲(1955年)
国内歴代シリーズ「ゴジラ映画作品の一覧」を参照
日本国外版

括弧内は原題。
『怪獣王ゴジラ(Godzilla, King of the Monsters!
)』(1956年)

『ゴジラ』(1954年)の日本国外版。レイモンド・バーの出演シーンを追加。


『炎の怪獣ジャイガンティス(Gigantis, the Fire Monster)』(1957年)

『ゴジラの逆襲』の日本国外版。『怪獣王ゴジラ』同様アメリカで再編集され公開された。

当初は『ゴジラの逆襲』と主要なストーリーは同様ながら、ゴジラではなく「ジャイガンティス」と名づけられた新怪獣[注釈 4]とアンギラス(海外版では“アンジラ”)が戦う、という形で日本オリジナル版のシナリオに若干の変更を加えた作品が企画されており、変更・追加される特撮シーンをアメリカにて撮影する、という予定であった。しかし、アメリカ人アクターが着ぐるみでの演技に慣れておらず、ゴジラの動きをうまく再現できないことに加え、予算面の問題が発生したなどの諸事情から新撮を断念し、日本オリジナル版を再編集のみ行ったものが上記のタイトルで公開された。

ジャイガンティスについては、『ゴジラの逆襲』で使用されたものではなく新規に製作された着ぐるみまで完成していたが、新撮の断念を経てまったく使用されず、他の作品で使用されることもないまま後に処分され、数枚の写真のみが現存する幻の存在となった。


『ゴジラvsザ・シング(Godzilla vs. the Thing)』(1964年)

『モスラ対ゴジラ』の日本国外版。シリーズ史上唯一、東宝側が日本国外バージョンの特別シーンを制作、追加。


ゴジラ1985(Godzilla 1985)』(1985年)

『ゴジラ』(1984年)の日本国外版。レイモンド・バーらの出演シーンを追加。


GODZILLA』(1998年)

ハリウッドのトライスター・ピクチャーズで制作された新作ゴジラ。ローランド・エメリッヒ監督。同年のゴールデンラズベリー賞最低リメイク賞を受賞。続編のテレビアニメ『ゴジラ ザ・シリーズ』(Godzilla: The Series)が作られた。


『ゴジラ2000(Godzilla 2000)』(2000年)

『ゴジラ2000 ミレニアム』の日本国外版。セリフや音楽などが変更されている。


GODZILLA ゴジラ(Godzilla)』(2014年)

ハリウッドのレジェンダリー・ピクチャーズで制作された新作ゴジラ。「モンスター・ヴァースシリーズ」の第1弾。ギャレス・エドワーズ監督。


ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(Godzilla: King of Monsters)』(2019年)[41]

『GODZILLA ゴジラ』の続編。「モンスター・ヴァースシリーズ」の第3弾。マイケル・ドハティ監督。


ゴジラvsコング(Godzilla vs. Kong)』(2021年)[41]

「モンスター・ヴァースシリーズ」の第4弾。アダム・ウィンガード監督。


ゴジラxコング 新たなる帝国(Godzilla x Kong: The New Empire)』(2024年予定)[42]

『ゴジラvsコング』の続編。「モンスター・ヴァースシリーズ」の第5弾。アダム・ウィンガード監督。


再編集版
『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 地球最大の決戦』(1971年)

『三大怪獣 地球最大の決戦』の改題・短縮版。


『怪獣大戦争 キングギドラ対ゴジラ』(1971年)

『怪獣大戦争』の改題・短縮版。


『ゴジラ電撃大作戦』(1972年)

『怪獣総進撃』の改題・短縮版。


シン・ゴジラ:オルソ』(2023年)

『シン・ゴジラ』のモノクロ編集版。


ゴジラ-1.0/C』(2024年)

『ゴジラ-1.0』のモノクロ編集版。


ゴジラ・フェス特撮作品

『ゴジラ・フェス』は2017年よりゴジラ誕生日に開催の生誕記念イベント。作品はいずれも数分から10分程度の短編である。2020年、2021年はオンライン配信のみ。
フェス・ゴジラシリーズ
『ゴジラ ゴジラ・フェスに現わる』(2020年)
2020年11月3日に配信された『ゴジラ・フェス オンライン2020』で上映された短編映像。監督は中川和博が担当した
[43][44]。内容は、ゴジラによる都市破壊シーンを描くメタフィクション調のものとなっている。
『ゴジラVSヘドラ』(2021年)
2021年11月3日に配信された『ゴジラ・フェス 2021』で公開されたフェス用新作特撮第2弾。監督は中川和博が担当した。内容は、工業地帯にてゴジラとヘドラの交戦を描くものとなっている。ゴジラとヘドラのスーツは2体とも『FINAL WARS』のものが使用されており[45]、同年9月下旬に東宝スタジオの敷地内へ『ゴジラ ゴジラ・フェスに現わる』の3倍近くの広さでの設置を経て、舞台となる工業地帯のオープンセットにて撮影された[46]

監督・画コンテ・編集 - 中川和博。制作会社 - シネバザール。製作 - 大田圭二、企画プロデュース - 吉川哲矢、プロデューサー - 石塚紘太

ゴジラ - 松本直也、ヘドラ - よしだひかる、メイキングレポーター - 笠井信輔、流動映像 - 中山晃子。


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