ゴジラ_(架空の怪獣)
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また、同市に戦前から存在する旧嗣野地区管理局(電波観測所)“ミサキオク”の地下にはゴジラウルティマの全身骨格が存在していた[注釈 42]。第10話でゴジラテレストリスが自衛隊と交戦して集中砲火を浴びる中で変態し、この形態となる[154]。形態変化後、自衛隊の攻撃を分厚い鎧が重なったような蛇腹構造の強硬な外皮で寄せ付けぬまま背鰭と口内を青白く光らせ、口の前方に7つの大小さまざまな光輪を放射して複数重ねた重力レンズで空間を捻じ曲げて1か所に収縮させると、そのまま光輪の中央を貫くように熱線を原子ビームのように発射する能力を見せつけ、東京を一瞬で火の海に変えた[出典 26]。体色は歴代ゴジラと同じく黒あるいは濃灰色。足の指は3本で、ふくらはぎの下に蹴爪状の指がもう1本生えている[155]。後脚は逞しく極太になっており、背ビレも大きく発達している[154][155]。紅塵生物共通の特徴である何重にも生えた歯が口腔内にあり、一対の巨大な牙が上顎の外側から生えているほか、上顎より下顎の方が横幅が大きく張り出している[155]。この形態になった直後まではビル数階建てぐらいの大きさだったが、紅塵を吸収し続けたことで最終的に100メートルを超える巨体となった。さらに成長を続けて自身が特異点となり、地球人類は破局を迎えつつあったが、謎の巨大化を果たしたジェットジャガーとの交戦の末、完成型オーソゴナル・ダイアゴナライザーによってジェットジャガーもろとも巨大な青い結晶となり、消滅した。なお、最終話では人間サイズの怪獣が背ビレ辺りに潜んでいた。ウルティマとはラテン語で終わりを意味する。
フェス・ゴジラシリーズ

イベント『ゴジラ・フェス』での上映作品に登場。
『ゴジラvsヘドラ』

『ゴジラVSヘドラ』(2021年)に登場。

工業地帯を蹂躙していくヘドラのもとへ現れ、肉弾戦の果てに放射熱線を吐こうとするが、怪力で押し倒されたところに硫酸ミストを浴びせられ、左眼を潰される。それでも反撃に出て前蹴りでヘドラを送電塔群へ蹴り倒し、感電したヘドラの身動きが鈍っている隙に起き上がると、放射熱線で撃破して夕焼けの中を歩き去っていく。

スーツアクターは松本直也[156]

スーツは『FINAL WARS』の流用である[157]。足を振り上げての前蹴りでヘドラに反撃するなど、素早く大きなアクションも見せたが、若狭新一にはヘドラの動き共々問題視された(詳細はヘドラ#『ゴジラvsヘドラ』のヘドラを参照)。

『フェス・ゴジラ3 ガイガン来襲』

『フェス・ゴジラ3 ガイガン来襲』(2022年)に登場。

ヘドラを撃破したその夜、負傷から全快した姿で工業地帯を後にして(海へ帰ろうと)街を歩行していたところ、飛来したガイガンと交戦する。当初は放射熱線をハンマーハンドで防がれて光線砲で手傷を負わされたうえ、光線砲をパンチで故障させたものの回転カッターで腹部に重傷を負わされて昏倒するが、ハンマーハンドでとどめを刺されそうになった際に両手で受け止めて身動きを封じ、そのまま起き上がって至近距離からの放射熱線で撃破する。

スーツアクターは松本直也[158]

スーツは『vsヘドラ』から続いて『FINAL WARS』のアクション用スーツの流用であるが、『vsヘドラ』の後に内部へ鉄骨を入れて展示用に改修されていたものをモンスターズが再び撮影用に改修しており、劣化していた腕を新規に造形する、ギミックを修復する、サイズを松本に合わせて調整するといった工程を経て、生まれ変わったものとなっている[159][160]

『フェス・ゴジラ4 オペレーション ジェットジャガー』

『フェス・ゴジラ4 オペレーション ジェットジャガー』(2023年)に登場。

ガイガンを撃破した後、倒すべき相手がいなくなったためにしばらくの日々は日本各地を蹂躙しており、とある夜も市街地を蹂躙していたところ、そこに出撃してきた対ゴジラ用人型戦闘マシーンのジェットジャガーと交戦する。当初は放射熱線の連射を回避されるなど苦戦するものの、一度背後を取った以降は回避を許さず蹴り倒すなど次第に追い詰めていき、ついにはとどめの放射熱線を浴びせようとしたところでキングギドラの乱入に遭い、引力光線で昏倒させられてしまう。キングギドラによる破壊活動に際し、一時休戦して共闘すべきと判断したジェットジャガーに助け起こされ、共にキングギドラに立ち向かう。

スーツアクターは松本直也[161][注釈 43]

スーツは『ガイガン来襲』から続いて『FINAL WARS』のアクション用スーツの改修版である[163][161]

『ゴジラVSタイガース』

エイプリルフール企画『ゴジラVSタイガース』(2022年)に登場。

西宮市付近に現れ、放射熱線を吐くなどして町を蹂躙しながら阪神甲子園球場へ進撃する。到着したところで虎龍隊「タイガース」が極秘開発していた対ゴジラ最終兵器「虎龍」(メカトラッキー)による迎撃に遭い、放射熱線を金属バット2本で撃ち返されるなどの反撃に遭う。

監督・特技監督を務めた東京現像所ゴジラ部所属の清水俊文は元東宝映画の演出部でゴジラシリーズの助監督の経験を持っており、制作に際してオマージュ先である『ゴジラ×メカゴジラ』の監督を務めた手塚昌明にも「思い切りパクりました!」と挨拶しておいたという[164]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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