ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘
GODZILLA VS. SEA MONSTER[出典 1]
EBIRAH, HORROR OF THE DEEP[出典 2]
監督
福田純(本編)
円谷英二(特撮)
脚本関沢新一
製作田中友幸
出演者
宝田明
水野久美
砂塚秀夫
当銀長太郎
伊吹徹
平田昭彦
ペア・バンビ
田崎潤
音楽佐藤勝
撮影
山田一夫(本編)
富岡素敬(特撮)
真野田陽一(特撮)
編集
藤井良平(本編)
石井清子(特撮)
製作会社東宝[出典 3]
配給東宝[9][14]
公開 1966年12月17日[出典 4]
上映時間87分[出典 5][注釈 1]
製作国 日本
言語日本語
配給収入3億3,000万円[要出典]
前作怪獣大戦争
次作怪獣島の決戦 ゴジラの息子
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『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』(ゴジラ エビラ モスラ なんかいのだいけっとう)は、1966年(昭和41年)12月17日に公開された日本映画で[10][17]、「ゴジラシリーズ」の第7作である[出典 6]。製作は東宝[8]。総天然色、シネマスコープ(東宝スコープ)[出典 7]。併映は『これが青春だ!』[出典 8]。略称は『南海』[29][30]。
初回興行時の観客動員数は345万人[31][32][注釈 2]。 南海の孤島を舞台に、若者たちの活躍を描いたアクション活劇[31][22]。従来の怪獣映画とは毛色の異なる作風となっており、本作品でのゴジラは人類の敵でも味方でもない中立の存在と語られている[36][22]。従来のような都市破壊描写も存在しない[37][38]。新怪獣のエビラは、シリーズ初の水中怪獣であり、ゴジラとの水中戦が見どころの1つとなっている[39]。タイトルにはモスラも名を連ねているが、出番は少ない[出典 10]。 第一次怪獣ブームの中で制作された本作品は、加山雄三の「幸せだなァ!」や膝を抱えた寝姿など、前作以上にゴジラの描写に対する変化が顕著となった[出典 11]。 本作品以降、1960年代後半のゴジラシリーズでは島が主要な舞台となった[37]。 青年・良太は、南太平洋でマグロ漁船ごと行方不明になった兄の漁師・彌太が生きているとの恐山のイタコの託宣を信じ、マスコミを頼って単身上京する。ヨットの賞品が懸かった「耐久ラリーダンス大会」を知り、会場を訪れた良太は、途中ギブアップした出場者の大学生・仁田、市野と知り合う[15]。その晩、葉山海岸に向かった一同は、港にあった太平洋横断用のヨット「ヤーレン号」に無断で泊まり込むが、そこには訳あり風の男性・吉村がオーナー顔で居座っていた。翌朝目覚めた一同は、良太の手でヤーレン号が港を離れて太平洋上を航行していることを知ったうえ、ラジオで金庫破りが逃亡中であることを報じるニュースを聞いて吉村に疑いを抱く。こうして吉村らは良太の兄探しに同行する羽目となったが、やがて暴風雨の中で巨大なハサミに突如襲われてヨットは転覆し、南海の孤島・レッチ島に打ち上げられる[15]。 4人が上陸したレッチ島は世界制覇を目指す秘密結社「赤イ竹」の工場となっており、原水爆の製造が行われていた[15]。良太らの見守る中、黄色い液を海に散布しながら、島の波止場に赤イ竹の奴隷輸送船が入港してくる。すきを見て脱走した奴隷が小舟を奪って海へ出るが、たちまち現れた巨大なエビの怪獣・エビラの餌食になってしまう。
解説
ストーリー