1980年代から1990年代初頭には『オレたちひょうきん族』内の『タケちゃんマン』や『とんねるずのみなさんのおかげです』内の『仮面ノリダー』など、ヒーロー物のパロディコントが流行し、社会現象的人気を博した。
1991年?1997年には『ダウンタウンのごっつええ感じ』において様々なコントが放送され、以後のお笑いやバラエティ番組に多大な影響を与えた。
1996年にはSMAPが、冠番組『SMAP×SMAP』をヒットさせ、「平成のクレージーキャッツ」の異名を取る。
1998年?2003年には『笑う犬』シリーズにおいて、『てるとたいぞう』や『小須田部長』などといったストーリー重視の連続物のコントが展開されていた。このようなストーリー重視型のコントは後の『ワンナイ』(2000年?2006年)の「ゴリエ」などにも受け継がれた。
2001年に創設された『M-1グランプリ』以降はコントではなく、漫才を中心に活躍する芸人が増えており、お笑いタレントの数は増加傾向にあるが、コント番組の人気は下降傾向にある。これは、コントは大がかりなセットなどで予算や収録時間がかかることが多いのに対して[注 1]、漫才はセットや道具の持ち込みを基本的にしなくてもよいというテレビ局側の理由もある。2005年にはお笑いブームの影響もあり、各局で『ワンナイ』『リチャードホール』『ミンナのテレビ』『ウタワラ』『落下女』といったコント番組やコントコーナーが存在する番組が一時的に復活傾向にあったが、2006年に『雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!』のくくりトークがヒットして以降は、『人志松本のすべらない話』『しゃべくり007』といったトークがメインのバラエティ番組が人気となり、コント番組は再び急速に減少していった。
2006年以降、地上波のゴールデン・プライムタイムでのコント番組は、『志村けんのバカ殿様』等といった一部の定期特番を除くと、NHK以外ではほとんど放送されなくなっていた。
2008年からはコントNo.1決定戦『キングオブコント』が放送されている。この流れを受け、コント師と呼ばれる若手芸人が台頭[8]。2019年頃からは再び民放でもコント番組が増加するようになった。2020年には特別番組という形で『Do8』、『激ヤバ!チョコプラ修羅場劇場』などユニットコントを行う番組が増加。特別番組からレギュラー昇格を果たした『新しいカギ』の例もあったが、2022年時点では番組におけるコントの比率は減少している。 終了したものも含めると、コント番組には以下のようなものがある。
主なコント番組
NHK
夢であいましょう(1961年 - 1966年)
サラリーマンNEO(2004年 - 2011年)
祝女(2008年 - 2012年)
松本人志のコントMHK(2010年、2011年 - 2012年)
LIFE!?人生に捧げるコント?(2012年 - 現在放送中)
七人のコント侍(2013年、2014年 - 2016年)
コントの劇場 ?The Actors' Comedy?(2013年 - 2015年)
となりのシムラ(2014年 - 2016年)
コントの日(2018年 - 2020年)
Doki Doki! NHKワールド JAPAN(2019年 - 現在放送中)
ワルイコあつまれ(2021年 - 現在放送中)
TBS
植木等ショー(1967年)
ドリフターズドン!(1967年)
進め!ドリフターズ(1968年)
チータ55号(1968年)
突撃!ドリフターズ(1968年 - 1969年)
8時だョ!全員集合(1969年 - 1985年)
8時だョ!出発進行(1971年)
みんなで出よう55号決定版!(1969年 - 1975年)
笑って!笑って!!60分(1975年 - 1981年)
ピンキーパンチ大逆転(1982年)
パリンコ学園No.1(1982年 - 1983年)
欽ちゃんの週刊欽曜日(1982年 - 1985年)
笑ってポン!(1983年)
加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ(1986年 - 1992年)
KATO&KENテレビバスターズ(1992年)
ドキド欽ちゃんスピリッツ(1986年)
総天然色バラエティー 北野テレビ(1989年)
東京イエローページ(1989年 - 1990年)
ギャグ満点(1989年 - 1990年)
王道バラエティ つかみはOK!(1993年 - 1994年)
ピッカピカ天然素材!(1994年 - 1995年)
デカメロン(1997年)
10カラット(2005年 - 2006年)
キングオブコント 決勝戦(2008年 - 現在放送中)
パワー☆プリン(2011年 - 2013年)
キングオブコントの会(2021年・2022年・2023年)
日本テレビ
お昼の演芸(1954年、1956年 - 1962年)
青春カレンダー(1954年 - 1956年)
シャープ劇場 テレビ千一夜(1955年 - 1956年)
のり平の喜劇教室(1956年 - 1957年)
シャボン玉ホリデー(1961年 - 1972年)
巨泉・前武のゲバゲバ90分!!(1969年 - 1971年)
日曜日だョ!ドリフターズ!!(1971年)
金曜10時!うわさのチャンネル!!(1973年 - 1979年)
ゲバゲバ一座のちょんまげ90分!(1971年 - 1972年)
コント55号のなんでそうなるの?(1973年 - 1976年)
カリキュラマシーン(1974年 - 1978年)
カックラキン大放送!!(1976年 - 1986年)
ドリフと女優の爆笑劇場(1977年 - 1989年)
今夜は最高!(1981年 - 1989年)
レオナルドにゅうす笑(1983年 - 1984年)
サザンの勝手にナイトあっ!う○こついてる(1984年)