ターミナル施設の整備、管理運営スタイルは各国・各港によりまちまちだが、岸壁築造、航路浚渫、防波堤、埠頭用地造成といった一連の基本施設整備は公的セクター(国、地方自治体、港湾公社など)が主に担い、荷役機械、管理棟、ゲートなどいわゆる「上物施設」は施設を専用的に借り受ける民間セクターの投資によるケースが多い。
コンテナターミナルを運営する事業者は「ターミナルオペレーター」と呼ばれる。特に世界規模でコンテナターミナルを運営する国際的な巨大企業は「メガターミナルオペレーター」と呼ばれる。 国際物流の発展と効率化の追求によってコンテナ輸送はますます増加することが見込まれている。コンテナターミナルは今後も、アウトリーチの長いスーパーガントリークレーンの整備や岸壁の増深、コンテナヤード面積の拡張などの高規格化によって、超大型コンテナ船への対応を可能にするなど、今後のさらなる施設の拡充が求められている。 一方でメガターミナルオペレーターの世界展開と大手船会社の国際的な合従連衡、さらにはコンテナ港湾の拡充を国家戦略と位置付ける各国の大規模投資などにより、世界のコンテナターミナル開発は近年過熱傾向にある。コンテナ船のさらなる大型化の行方とも相まって、コンテナターミナルの機能、世界的な配置の動向はいまだ過渡期にあるといえる。
今後
出典^ a b c d 森隆行著『まるごと! 船と港』同文館出版 2008年3月19日初版発行 ISBN 978-4-495-57861-9
^ a b 拓海広志著 『船と海運のはなし』 成山堂書店 2007年11月8日改訂増補版発行 ISBN 978-4-425-911226
^ ガントリークレーンは、クレーンの中でも門型をした大型のものを指し、コンテナターミナルのものがその代表例である。他にも造船所や大きな鉄工所などでもガントリークレーンが使われている。
^ ガントリークレーンの使用料金は、日本では1時間単位から30分単位に移りつつあり、55-57トンの横浜の例では46500円/30分(2005年)となっている。
^ a b 城島明彦著、日本郵船グループ協力、『船と船乗りの物語』、生活情報センター、2005年12月20日発行、ISBN 4861262364
^ 25本/時間から48本/時間程度という情報もある。
^ a b “ ⇒The Lloyd's List of the World's Busiest Container Ports 2013”. 2015年3月23日閲覧。
関連項目.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、コンテナターミナルに関連するカテゴリがあります。
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