映画は2011年9月3日、第68回ヴェネツィア国際映画祭で初上映された後、アメリカとカナダでは2011年9月9日にIMAXの劇場254館を含む3,222館で公開され、週末3日間で約2,240万ドルを売り上げてランキング1位となった[2]。公開は当初2011年10月21日に予定されていた[11]。
本作ははっきりとホラー映画であると宣伝されているわけではないが、ホラーファンからも注目を集めており、出資社の一つパーティシパント・メディアはパンデミックへの対処法や実在する「ウイルス・ハンター」の仕事を紹介するキャンペーンを立ち上げている[1][12]。 映画のレビューを集積するウェブサイトRotten Tomatoesは165個のレビューに基づき、好意的な評価の割合を84%、評価の平均を7.2/10、批評家の総意を「緊張感があり、しっかりと画策され、そして優れたキャストによって支えられた『コンテイジョン』は、際立って洗練された?そして恐ろしい?ディザスター映画である」としている[13]。Metacriticは37個の批評に基づき、70/100という「広く好ましい評価」の加重平均値を示している[14]。CinemaScoreの市場調査によると、初日に劇場を訪れた観客の評価はAからFの間で「B-」だった[15]。 2019年末から始まった新型コロナウイルス感染症"COVID-19の世界的な感染拡大に伴い、デマと陰謀論の拡散、医療従事者の感染および伝染、無症状のまま感染を広げる可能性、買い占めや都市封鎖といった本作で描かれた事象の数々が現実に発生しており、本作のために行われた考証や予測の適確さが再評価された。出演者のローレンス・フィッシュバーン、ケイト・ウィンスレット、ジェニファー・イーリー、マット・デイモンが手洗いの励行・不要不急の外出を控えるなど感染を避ける方法と冷静な対応をYoutube動画で呼びかける一方、考証を務めたイアン・リプキン医師、ハガティ准将を演じたブライアン・クランストンのCOVID-19罹患が複数のメディアで伝えられている[16]。
評価
出典^ a b Cieply, Michael (2011年8月8日). ⇒“Steven Soderbergh’s ‘Contagion’ Paints Flu as World Disaster”. The New York Times. ⇒http://www.nytimes.com/2011/08/09/movies/steven-soderberghs-contagion-paints-flu-as-world-disaster.html 2011年9月5日閲覧。
^ a b c “Contagion
^ 「キネマ旬報」2012年2月下旬決算特別号 211頁
^ “M・デイモンとJ・ロウが再び共演、ソダーバーグ作品で”