「コロンビア国立大学」とは異なります。
コロンビア大学Columbia University
Columbia University in the City of New York
モットー汝の光によって我等は光を見る
In Lumine Tuo Videbimis Lumen
種別私立
設立年1754年
資金109億ドル(2017年)
学長
コロンビア大学(コロンビアだいがく、Columbia University、正式名称: Columbia University in the City of New York)は、ニューヨーク州ニューヨーク市に本部を置くアメリカの私立大学。各種大学ランキングで常に最上位に位置する全米屈指の名門校で[1][2]、アイビーリーグの1校に数えられている。イギリス植民地時代の1754年にジョージ2世 (イギリス王)の勅許により創立された全米で5番目に古い大学である[3][4]。
大学名の「コロンビア Columbia」は北米大陸を指す古い名称・雅語(「コロンビア (古名)」)。
米国の大学でも特に学生の国際色が豊かなことで知られ、外国籍の学生比率は33%に達する。これまで34名の元留学生が世界各国で大統領・首相となった。留学生の出身国は延べ144カ国に上り、生存している卒業生は世界189カ国で32万人を数える[3]。創設以来87名のノーベル賞受賞者、90人超のピューリッツァー賞受賞者を輩出するなど、学術・人文分野でも米国の教育機関として重要な位置を占める[5]。
また2023年時点の大学基金総額は136億ドル(約2兆1000億円)にのぼり、全米第3位の規模である[6][7]。
学部・大学院を合わせた学生登録数は約3万3000名[8]。2024年時点の学部合格率は3.9%[9]と全米最難関グループで、1年間の学費(教材費・生活費など含まず)は6万5524ドル(約1千万円)と発表されている[10]。
2023年7月、世界銀行副総裁などをつとめたネマト・シャフィクを建学後初となる女性学長に迎えた[11]。
歴史・校風が、1754年に「キングズ・カレッジ」(King's College)として創立した[注釈 1]。
設立当初のキングズ・カレッジのキャンパスはウォール街付近のトリニティ教会敷地内に置かれ[注釈 2]、サミュエル・ジョンソン教授1人と学生8人で開始した[注釈 3]。アメリカ合衆国独立以前に創立されたコロニアル・カレッジ9校のうち、イギリス国王の勅許により設立されたのは、コロンビア大学とウィリアム・アンド・メアリー大学の2校のみである。
1784年州法により「コロンビア・カレッジ」(Columbia College)と改称され、1896年に大学院の設置とともに「コロンビア大学」(Columbia University)となった[12]。
コロンビア大学が最初に大きな成果を挙げたのは理工学分野である。X線写真・FM放送・MPEG2技術等は工学部の研究成果の一例で、米国初の原子核分裂もコロンビア大学で成功している(1939年)。レーザーやメーザー、MRIの技術も物理学部で開発されており、これまで35人がノーベル物理学賞を受賞した。