この手紙の内容は以下の四つの部分に分けることができる。
まず第一の部分は1章?4章でパウロがコリントの共同体で起こっていた深刻な分裂について嘆いている。
第二の部分は5章と6章で、パウロがコリントの共同体で起こっているといわれた不道徳な行いについて改めるよう忠告している。
第三の部分は7章?14章にわたる箇所で、コリントの信徒からの疑問点にパウロが答えている。この中で「主の晩餐」について触れられていることからパウロ時代の教会生活の一端がうかがえる。また13章にはアガペーについて語る「愛の賛歌」と呼ばれる箇所が含まれている。
第四の部分、結びの部分となる15章と16章は死者の復活についてのパウロの考えが記され、最後の挨拶が述べられている。
ともすれば聖人の集まりのようにみなされ、美化されがちな初代教会であっても現実にはさまざまな問題や困難があり、パウロのようなエネルギッシュな人物であっても常に悩みや苦しみがあったことを如実に伝える書簡である。 長い書簡であり、内容も多岐に渡ることから、この書簡がいくつかの書簡の集合体ではないかと考える研究者がいるが、具体的な分割案として多くの研究者が合意できるものはない[2]。
統一性
脚注^ コリントの信徒への手紙一 1章10節
^ p33, Morris, Leon, 1 CORINTHIANS, Inter-Varsity Press 1985
関連項目.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキソースにコリント人への第一の手紙(口語訳)の原文があります。ウィキソースにコリント人への前の書(文語訳)
パウロ書簡
4つの厳粛な歌 - 第4歌
表
話
編
歴
コリントの信徒への手紙一
聖書 章
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
場所
アカイア
コリントス
エフェソス
ガラティア
エルサレム
マケドニア属州
人物
Achaicus
Apollos
Aquila
Barnabas
Chloe
Crispus
Fortunatus
Gaius
Jesus
Paul
Priscilla
Stephanas
Timothy
語句
アガペー
Through a glass, darkly
関連項目
Authorship
Textual variants
出典
Greek Text
Latin Vulgate
Wycliffe Version
King James Version
American Standard Version
World English Version
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