2015年、松本人志(ダウンタウン)は、コメンテーターとして芸人ならではの「すっとんきょう」な発言を求められているとし「『すっとんきょうなことを言うな』とクレームがくる」とコメンテーターの難しさを語った[13]。 2016年、ジャーナリストの有本香は自身が出演している『バイキング』(フジテレビ)のCM裏にて、芸能人のポジションでは保守派のポジションから発言出来る人間がいないこと、日本の選挙権を所持していない外国人タレントが日本の政治に対して極端な視点で物を言うことに対して疑義をはさんだ[14][15]。 2017年の『ワイドナショー』(フジテレビ)の番組内で、春香クリスティーンの芸能活動休業原因の話題で「中途半端なコメントしか話せない自分に悩みがあった」と吐露したことを受けて、歌手の武田鉄矢は「日本のコメンテーターで高学歴の方がいっぱい出てるじゃないですか? そういう人たちが今、日本のニュース番組(ワイドショー)を切り盛りしてるが、彼らの最大の欠点は『分かりません』って言わないこと。そういうコメンテーターってものすごく危険。」と述べた[16]。 小田嶋隆 2020年の週刊ポストで「専門性がないのに『伝える力』に長けていることが問題です。庶民の視点は、往々にして誤解や偏見を含んでいる。だからこそ専門家の目を通す必要があるのに、芸人コメンテーターは視聴者の感じるモヤモヤした感情を脊髄反射で言語化してしまう。」とし、芸人コメンテーターに批判的な立場を取った。
有本香
武田鉄矢
脚注[脚注の使い方]
注釈^ コメンテーター枠で言う「コンプライアンス(法令遵守)枠」となる[2]。
^ 概要の中川の説明のギャラ枠で芸能プロダクションに所属すると「タレント枠」にカテゴライズされ、ギャラの金額が跳ね上がる。
出典^ a b 金井啓子「 ⇒コメンテーター職における大学教員の果たす役割の一考察」『近畿大学総合社会学部紀要』第5巻、近畿大学総合社会学部、2016年9月、45-53頁。
^ a b ネット時代 弁護士らTVコメンテーターで重宝される法令遵守枠 SAPIO 2015年5月号
^ 現代ビジネス 視聴率重視で起用されるテレビコメンテーターたちの危うさ 2014年11月19日
^ 特集ワイド:番組改編「政治家との力関係が変化している」【テレビから消えた、辛口コメンテーター】毎日新聞 2014年4月2日 東京本社版夕刊
^ NEWSポストセブン 森永卓郎氏 沖縄に米軍基地なぜあるかの解説収録ボツの理由 2015年4月5日 16:00