コム・デ・ギャルソン
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このようなことから、安藤忠雄村上春樹といった文化人、また海外のロバート・デ・ニーロデニス・ホッパービョークファレル・ウィリアムスカニエ・ウェストリアーナ大坂なおみなどをはじめとする世界各国のセレブリティに愛用されている。
主要デザイナー

デザイナーは現在4人。川久保玲渡辺淳弥栗原たお、二宮啓。

同社社長を川久保が、副社長を渡辺がそれぞれ務め、デザイナーが経営面においても責任を持つという姿勢を明確にしている。なお、同社常務は川久保の実弟である川久保理が就いている。以下はそれぞれのデザイナーの手掛けるブランドである。

なお、川久保玲と渡辺淳弥とでは、デザインへのアプローチが異なっており、前者は完成度の高いパターンを不可欠の前提とした上で、さまざまな表現を試みる傾向にあるが、後者は造形のハーモナイズを不可欠の前提とした上で、時々の関心の高い手法を加える傾向にある。栗原たお、両者とは異なるアプローチをしている。
川久保玲


COMME des GARCONS(コムデギャルソン)

1969年創設。1981年にパリ・コレクションへ初参加。川久保玲のクリエーションを最も純粋な形で表現する代表的なライン。通称ギャルソン

2000年春夏「エンフォースメント」(Enforcement)2001年春夏「オプティカルパワー」(Optical Power)2002年春夏「エスニッククチュール」(Ethnic Couture)2003年春夏「エクストリームアンバランスメント」(Extreme Unbalancement)2004年春夏「上等のアブストラクト」(Excellent Abstract/Astract Excellence)2005年春夏「パンクバレリーナ」(Punk Ballerina/Ballerina Motorbike)2006年春夏「ロストエンパイア」(Lost Empire)2007年春夏「キュビズム」(Cubisme)2008年春夏「不協和音」(Cacophony)2009年春夏「トゥモローズブラック」(Tomorrow's Black)2010年春夏「反骨精神」(Adult Delinquent)2011年春夏「動揺」(Bouleverse)2012年春夏「ホワイトドラマ」(White Drama)2013年春夏「クラッシュ」(Crushing)2014年春夏「服でない服」(Clothes That Are Not Clothes)2015年春夏「薔薇と血」(Roses & Blood)2016年春夏「ブルー・ウィッチ」(Blue Witches)2017年春夏「見えない服」(Invisible Clothing)2018年春夏「マルチディメンショナル グラフィティ」(Multidimensional Graffiti)

2000年秋冬「ハード&フォースフル」(Hard & Forceful)2001年秋冬「タブーを超えて」(Beyond Taboo)2002年秋冬「ニッティングイズフリー」(Knitting is Free)2003年秋冬「スクエア」(Square/Mental Pilgrimage)2004年秋冬「ダークロマンス」(Dark Romance/the Power of Witches)2005年秋冬「ブロークンブライド」(Broken Bride)2006年秋冬「ペルソナ」(Persona)2007年秋冬「キュリオシティ」(Curiosity)2008年秋冬「バッドテイスト」(Bad Taste)2009年秋冬「ワンダーランド」(Wonderland)2010年秋冬「インサイドデコレーション」(Inside decoration)2011年秋冬「ハイブリッドファッション」(Hybrid Fashion)2012年秋冬「二次元」(Future's in Two Dimensions)2013年秋冬「テーラリングの無限大」(The Infinity of Tailoring)2014年秋冬「モンスター」(Monster)2015年秋冬「別れの儀式」(The Ceremony of Separation)2016年秋冬「18世紀のパンク」(18th-Century Punk)2017年秋冬「シルエットの未来」(The Future of Silhouette)2018年秋冬「キャンプ」(Camp)





COMME des GARCONS COMME des GARCONS(コムデギャルソン・コムデギャルソン)

1993年創設。2005年春夏よりrobe de chambre COMME des GARCONSと統合。通称コムコム。川久保の変わらずに好きなものが基本エッセンスとなって表現される。主に日本生産だが、一部海外生産のインポート(フランスイタリアトルコブルガリアハンガリー中国など)がある。


COMME des GARCONS noir(コムデギャルソン・ノアール)

いつ頃まで展開されていたかは不明。2005年秋冬より再開。川久保の考える「noir」が表現される。


COMME des GARCONS HOMME PLUS(コムデギャルソン・オム プリュス)

1984年創設。川久保がモードの冒険をメンズウェアのなかで展開するコレクションライン。メンズの基本を押さえながら既存のものにとらわれない遊び心にあふれたデザインが特徴。通称プリュス。

2004年春夏「シンプルと実用」(Simple & Utility)2005年春夏「ピンクパンサー」(Pink Panther)2006年春夏「リップ&タン」(Rip & Tongue)2007年春夏「ゴールデンボーイ」(Golden Boy)2008年春夏「スーパーインポジション」(Super Imposition)2009年春夏「ブラックイズベスト」(Black Is Best)2010年春夏「ランダムコラージュ」(Random Collage)2011年春夏「スカルオブライフ」(Skull of Life)2012年春夏「テイラーリング・フォー・パンクス」(Tailoring for Punks)2013年春夏「プアキング」(Poor King)2014年春夏「孵化」(Hatching)2015年春夏「反戦」(Anti War)2016年春夏「壊れた仕立て」(Broken Tailoring)2017年春夏「裸の王様」(The King Is Naked)2018年春夏「ディスコ」(Disco)

2004年秋冬「彷徨える英国人」(Lost Englishman)2005年秋冬「スポーツテーラリング」(Sports Tailoring)2006年秋冬「バッドボーイ」(Bad Boy)2007年秋冬「マイウェイ」(My Way)2008年秋冬「タイムフォーマジック」(Time for Magic)2009年秋冬「ファッションイリュージョン」(Fashion Illusion)2010年秋冬「プロテクション」(Protection)2011年秋冬「デカダンス」(Decadence)2012年秋冬「男でも女でもない」(Neither Man nor Woman)2013年秋冬「青年期の木」(The Tree of Youth)2014年秋冬「ホーリージャケット」(Holy Jacket)2015年秋冬「儀式の力」(The Power of Ceremony)2016年秋冬「平和の鎧」(The Armor of Peace)2017年秋冬「少年時代」(Boyhood)2018年秋冬「ホワイトショック」(White Shock)







COMME des GARCONS HOMME PLUS EVER GREEN(エバーグリーン)


2005年秋冬より、以前のデザインを復刻・アレンジするラインをHOMME PLUS内に立ち上げた。2009年秋冬にて終了。





2005年秋冬 「インサイド・アウト・サイド」(1998年秋冬)

2006年春夏 「ドッキング・ロック」(2000年秋冬)

2006年秋冬 「マジック・オブ・バイアス」(1997年秋冬)

2007年春夏 「シークレット・トレジャー(俗称:フリル期)」(1999年春夏)

2007年秋冬 「ブラック」

2008年春夏 「サイケ」(2001年秋冬)

2008年秋冬 「ブリーチ」

2009年春夏 「カーブ」(2002年秋冬)

2009年秋冬 「ピンクパンサー」(2005年春夏)


COMME des GARCONS HOMME DEUX(コムデギャルソン・オム ドゥ)

1987年創設。スーツを中心に、ネクタイYシャツなどを展開している。「日本の背広」のキャッチコピーで日本経済新聞や雑誌に広告を掲載していた。素材から仕立てまで正統派にこだわったもの作りが特徴。ビジネスパラダイムとアヴァンギャルドを両立させている。2009年秋冬に、新アドバイザーとしてユナイテッドアローズ上級顧問の栗野宏文を迎え、SUITS FOR THE HANDSOME MIND(ハンサムな心のためのスーツ)をコンセプトとしてリニューアル[2]。リニューアルを機に、ロゴ・タグデザインを一新した。リニューアル初回のテーマは“プレイ・ウィズ・フォーマル”。


COMME des GARCONS SHIRT(コムデギャルソン・シャツ)

1988年創設。フランスを主な生産国とするブランドであり、一点主義からアートへの転換を試みて立ち上げられた。近年はアイテム数を増やしジャケットやパンツ等も揃える。ヨーロッパ向けの服でインポートされている。なお、素材の特性や産地固有の素材を生かした生産国の異なるアイテムもある(トルコや中国など)。


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