コブラ_(アニメ)
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2022年12月2日には「公開40周年記念 特別4K上映」として[5]、全国で劇場公開された[13][注 1]
キャスト

コブラ(声 - 松崎しげる

ジェーン・フラワー(声 - 中村晃子

キャサリン・フラワー(声 - 藤田淑子

アーマロイド・レディ(声 - 榊原良子[9]

トポロ教授(声 - 久米明

クリスタル・ボーイ(声 - 睦五郎

サンドラ(声 - 田島令子

ドミニク・フラワー(声 - 風吹ジュン

宣教師ダコバ(声 - 緒方賢一

保安官(声 - 若本規夫

藤城裕士

鈴木誠一

襟川恵子

島香裕

稲葉実

三枝みち子

横尾まり

スタッフ

製作 -
藤岡豊、片山哲生

プロデューサー - 池内辰夫

監督 - 出ア統

助監督 - 竹内啓雄

脚本 - 寺沢武一、山崎晴哉

作画監督 - 杉野昭夫

作画 - あんなぷる、アクト、テレコム・アニメーションフィルムマジックバスサンリオ虫プロダクション ほか

美術監督 - 小林七郎

美術監督補佐 - 男鹿和雄

撮影 - 高橋宏固

編集 - 鶴渕充寿

録音 - 加藤敏

効果 - 横山正和E&Mプランニングセンター

音楽 - 東海林修

製作担当 - 池田陽一

製作 - 東京ムービー新社

主題歌
「DAYDREAM ROMANCE」(デイドリーム・ロマンス)
歌 -
松崎しげる
「STAY…」(ステイ)
歌 - EVE

上記2曲ともに 作詞 - ちあき哲也 / 作曲 - 鈴木キサブロー / 編曲 - 東海林修
スペースコブラ

スペースコブラ
ジャンル
SFアドベンチャー
アニメ
原作寺沢武一
シリーズディレクター出崎統、竹内啓雄
メカニックデザイン村上克司
音楽羽田健太郎
アニメーション制作東京ムービー新社
製作東京ムービー新社、フジテレビ
放送局フジテレビ系列
放送期間1982年10月7日 - 1983年5月19日
話数全31話
テンプレート - ノート

劇場作品『SPACE ADVENTURE コブラ』 公開後に放送されたTVアニメ第1作。1982年10月7日から1983年5月19日までフジテレビ系で全31話が放送された。2022年現在のところ、フジテレビで放送された最後の東京ムービー単独製作アニメである[注 2]

当初はイタリアの企業であるカムとの日伊合作として制作が進められたが[15]、制作途中で日伊合作体制のテレビシリーズは白紙となり、現在の日本単独制作である『スペースコブラ』に切り替わった[注 3]。その影響か、発表から半年の間にイタリアで1982年10月より放送の予定が無くなった代わりに放送予定が決まっていなかった日本での放送が1982年10月に決定するという事態が起こった。

原作の連載第1話から「シドの女神」編までが描かれている。ストーリーの骨格はほぼ原作に忠実だが、登場人物や物語の展開に大幅な脚色が加えられている部分がある。例えば、ドミニクは原作版ではロイヤル家の三女だが、アニメ版では長女になっているほか、姉妹の絆を強く打ち出した演出などが加えられた。シドの刑務所が宇宙船となっているなど、劇場版の設定を踏襲している部分もある。TVアニメは低年齢視聴者が見ることもあり、原作者・寺沢武一の作風の特徴である肉感的ヌードシーンについてはそれなりの配慮がなされ、エロティシズムよりアクションが強調されている。とはいえ、女性キャラクターのボンデージ風のファッションまでがなくなっているわけではない。

本作も劇場版と同じく監督が出崎統であり、止め絵による技法が多く使われている。各回の前半パートと後半パートの最後は、原作とは異なる荒々しいタッチの止め絵になっている。作画は動きが優先され、原作の緻密な画風とは異なったものとなっている。

コブラの乗る高性能宇宙船「タートル号」も、玩具化を前提としたデザインに変更されることとなった。その結果当時流行した合体変形ロボットアニメや前年発売のヒット玩具ルービックスネークの影響もあり、「ヘビのように変形する」というギミックが盛りこまれた。このギミックは結局のところ、原作に忠実なストーリーにはあまり絡まないものとなったが、原作における装甲兵員輸送車や歩兵戦闘車などの軍用車両のデザインを踏襲した無骨なものとは一風違ったものとなっている。また、コブラが使用する「エアーバイク」やコブラの敵・海賊ギルドが使用するメカもアニメ版オリジナルのものが多数登場している。海賊ギルド戦闘員のコスチュームも黄色い鬣(たてがみ)のついたマスクと青い戦闘服というアニメ版のオリジナルデザインとなっている。これらアニメ版オリジナルのデザインの一部は後に原作にも登場し、ギルド戦闘員のコスチュームや、ギルドの戦闘機「ヘルキャット」として登場している。

コブラのキャストには、元々原作者の寺沢はクリント・イーストウッドの吹き替えを担当していた山田康雄をイメージして書いていたことから[16] 寺沢は山田を希望していたが、同じ東京ムービー作品である『ルパン三世』とイメージが重複するという理由で、野沢那智が担当した[注 4]。なお、両者は同じ俳優の吹き替えや同じ役を機会を異にして演じている作品が多い。山田によるコブラも後にゲームで実現している。

テーマ曲・エンディング曲は「ルパン三世(日本テレビ版)」の大野雄二が起用されている。いっぽう、BGMは羽田健太郎が担当し、セルゲイ・プロコフィエフの「トッカータ」やドヴォルザークの「新世界より」からの引用も見られる。また同時期に放送され、羽田が音楽を担当していたテレビドラマ『西部警察 PART-II』からの流用も見られた。

過去にアニマックスAT-Xフジテレビ721などで再放送されたことがある。フジ系列の地方局でも深夜に再放送されていた。また、2011年にはニコニコ動画で始まった「ニコニコアニメ名作劇場」配信作品の一つとして有料配信(第1話Aパートは無料配信)されている。この他2018年10月21日から同年10月25日まで5回に渡って、YouTubeの「週刊少年ジャンプ創刊50周年公式チャンネル」より第5話までが配信、そして2019年5月17日より同じくYouTubeの「TMSアニメ55周年公式チャンネル」から、「『スペースコブラ』オトコという名のコレクション」と銘打って、第1・3・16話が配信されている。また同チャンネルからは2019年5月29日より、先述の劇場版のOP・EDと、本編の一部が配信されている。

次回予告はコブラが行い、最後は彼の「次回、○○(サブタイトル)でまた会おう」の台詞で締める[注 5]
商品化

玩具はかつてのポピーから、メイン商品のタートル号が「DXコブラタートル」の名称で出たほか、サイコガンなどの玩具やLCDゲーム「スペースコブラ プロフェッショナル」[注 6]が発売された[注 7]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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