ゲーメスト
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本誌の記事の中には、多数の誤植があることでも有名であった[3]。これは、執筆者の大部分がゲームセンターからスカウトされた上級ゲーマーたちでライターとしての経験がなく、ワードプロセッサを使用せずに手書きで原稿を作っていたことが背景にある。さらに、本来それらを校正する役割にある編集者も高度なプレイ技術を持つゲーマーライターたちに対して立場が弱く、ライター側が修正を嫌えばそれに従わざるを得ない状況下にあったとされる[4]。一方で、誤植に端を発し編集者がメーカーに謝罪に赴くこともあったという[3]ハンドルとインド人

以下、特に有名な誤植を記す。

レースゲーム『スカッドレース』の記事内で「ハンドルを右に」とすべきところを「インド人を右に」としている[5]。手書き原稿による弊害の顕著な例で、「ハンドル」という字が汚かったために「インド人」に見えた[3]

後に、石井ぜんじの著書『石井ぜんじを右に! ?元ゲーメスト編集長コラム集?』の書名の元ネタとなった。

ピクシブ百科事典ニコニコ大百科主催「ネット流行語100」年間大賞2022で、「インド人を右に」が92位にランクインした[6]


格闘ゲーム『ストリートファイターII' TURBO』の記事で「ザンギエフは…(中略)…スーパーラリアットが出せる」が「ザンギュラは…(中略)…スーパーウリアッ上が出せる」になっている。なお、同作にはそもそも「スーパーラリアット」という技は存在しないが、これは製品版で実装された「ハイスピードダブルラリアット」の開発時の名称である。

ゲームタイトル『餓狼伝説』が「飢餓伝説」、『餓狼伝説2』が「餓死伝説2」になっている。

格闘ゲーム『ヴァンパイア』の記事内で「レバー+大パンチ」が「レバー+大ピンチ」になっている。

漫画『RYU FINAL』(作:中平正彦)の最終話のリュウの台詞「確かめてみろ!」が「確かみてみろ!」になっている(単行本では修正済)[7]

さらに誤植のお詫び記事にも誤植が見つかったり、「誤植を捜せ」という企画を実施しようとしたところ、誤植があまりにも多すぎて企画倒れになったこともある。
提供していた番組

松本梨香のゲーマーズナイト
TBSラジオ)- 出版元の新声社ではなくゲーメストが提供だったラジオ番組

参考文献^ a bゲーメスト創刊号の消しゴムかけ 創刊当時の編集者・御旅屋喜久氏の個人サイト
^ 沓澤真二 (2022年5月25日). “伝説のゲーム誌『ゲーメスト』公式YouTubeチャンネルが始動 草創期のスタッフが制作の裏事情を証言”. ねとらぼ. ITmedia. 202-05-26閲覧。
^ a b c 松井ムネタツ (2022年12月13日). “「インド人を右に」のSSR級誤植はなぜ生まれたのか?<アーケードゲーム誌『ゲーメスト』>”. Red Bull. レッドブル (企業). 2023年1月9日閲覧。
^ 『VOW王国 ニッポンの誤植』宝島社、2004年、ISBN 978-4-7966-4031-2、244-245頁
^ 『ゲーメスト』193号、1997年4月30日、218頁
^ .mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}今年ネットで最も流行った単語を発表「ネット流行語100」年間大賞2022 表彰式 生放送 (YouTube). ニコニコニュース. 12 December 2022. 該当時間: 24分00秒. 2023年1月9日閲覧。
^ “確かみてみろ!”. ゲーム大辞典. イード. 2016年10月18日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2021年7月16日閲覧。

関連項目

ゲーメスト大賞 - ゲーメスト主催のアーケードゲーム専門年間表彰。

超時空要塞マクロスII - ゲーメストが制作協力していたアーケードゲーム作品。

私立ジャスティス学園ラストブロンクス -東京番外地- - ゲーム中に広告を掲載していた。

対戦ホットギミック デジタルサーフィン - 編集長と名物編集員が「ジャンメスト」として出演していた。

外部リンク

GAMEST CHANNEL
(@GAMEST57339665) - X(旧Twitter)

GAMEST CHANNEL (ゲーメストチャンネル) - YouTubeチャンネル

GAMEST WWW - ウェイバックマシン(1999年2月4日アーカイブ分)

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