ゲーム雑誌
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もともと多くはコンピュータゲームの攻略に特化する雑誌類であったが、インターネットの普及とともに複合的なゲームカルチャー誌としての要素が強くなっている[1]

なお、ボードゲームカードゲームテーブルトークRPGなどについても専門誌が刊行されており、本項目ではこれら全ての総称として「ゲーム雑誌」とする。
内容

コンピュータゲーム雑誌の場合、次の内容で構成されていることが多い。

ゲーム業界での話題

新着ゲームの攻略記事

今後発売予定となるゲームの紹介 - 巻末で紹介される場合が多い。ただし、世間によく知られたタイトルの続編などの場合は、スクープページを設けてその中で取り上げられることが多い。

人気ゲーム
ランキング

裏技紹介 - かつては多く見られたが、インターネットの普及と個人での情報収集が容易になったことで2000年代以降はほとんど見られなくなった。

漫画連載 - ゲーム雑誌では漫画(オリジナルまたはゲームのコミカライズ)が連載されていることも多かった。概ね雑誌が扱っている内容に合わせたものが載っていて、『コンプティーク』や『ゲーメスト』のように増刊として漫画雑誌を発行するケースも少なくなかった。

ハイスコアランキング - 主にアーケードゲーム専門誌で扱われる。家庭用ゲーム誌では草創期に扱っていた事例はあるが、チートによる不正行為(ウソスコアなど)の横行や、ロールプレイングゲームなど点数を競わないゲームが主流になって以後は、俗に「やり込み」と呼ばれる条件(最短クリア時間や自身が不利になるなど)を課してクリアすることなどを競うことが多くなっている。

広告の場合、次の内容で構成されていることが多い。

新製品、イベントの情報

コンピュータゲームの専門店の広告

ゲームメーカーの求人情報(プログラマグラフィックデザイナーゲームシナリオライターなど)

囲碁将棋などの専門誌では、タイトル戦の指し手を詳細に検討したり、プロ棋士と著名な愛好家の対談、入門者向けの連載講座や詰め将棋の懸賞問題などが中心である。また広告に関しては碁石将棋盤など、対局用具の広告が多い。
分類

大まかに以下のように大別できる。

コンピュータゲーム専門誌

コンピュータゲーム総合誌

テレビゲーム専門誌

テレビゲーム総合誌

テレビゲーム機種/メーカー別専門誌 ?現在は任天堂系、ソニー・コンピュータエンタテインメント系、マイクロソフト系の3系統。

ギャルゲー専門誌(アダルトゲームを含める形で特集する雑誌もある)

女性向けゲーム専門誌(乙女ゲームボーイズラブゲーム


パソコンゲーム専門誌

パソコンゲーム総合誌(非アダルトゲームやオンラインゲームなど)

美少女ゲーム専門誌(アダルトゲーム専門誌)

女性向けゲーム専門誌(乙女ゲームボーイズラブゲーム

オンラインゲーム専門誌


アーケードゲーム専門誌

その他コンピュータゲーム誌 ?批評誌、中古ゲーム情報誌など。


古典的なボードゲームの専門誌 ? 囲碁将棋などの専門誌。

テーブルゲーム専門誌 ?テーブルトークRPGカードゲーム(特にトレーディングカードゲーム)、比較的新しいボードゲームの情報を扱う。なお、これらの情報はコンピュータゲーム誌でも部分的に扱われていることがよくある。

日本のゲーム雑誌
歴史

日本では『将棋世界』など、囲碁や将棋の雑誌は複数刊行されていたが、コンピュータゲームに関してはパソコン雑誌や少年・児童向漫画雑誌で数ページ扱われる程度だった。1982年?1983年にかけて『ログイン』(アスキー)・『テクノポリス』(徳間書店)・『コンプティーク』(角川書店)など初期のパソコンゲーム誌が[2]1984年にはコンピュータゲーム総合誌『Beep!』(日本ソフトバンク)が創刊する。さらに、1985年にテレビゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』(徳間書店)が、1986年にアーケードゲーム誌『ゲーメスト』(新声社)などの新しいゲーム専門誌が創刊し、これによって「ゲーム雑誌」というジャンルが誕生することとなった。パソコンゲームブームのピークは1990年代前半までとなり、専門誌も以降は休刊や方向性の転換を迫られる[2]。入れ替わるように1980年代中盤より家庭用テレビゲームが流行し、ゲーム雑誌の中心となっていく[2]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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