同年に発売された通算6枚目のアルバム『プログレス』は、1995年以降初めてオリジナル・メンバーが揃ったアルバムとなった。アルバムは発売初日に23万枚以上を売り上げ、『ザ・サーカス』で立てた販売速度の記録を更新。このアルバムに基づき行われたコンサート・ツアー『プログレス・ライヴ』は、イギリスとアイルランドでの公演チケットが15分間で売り切れ、更にその間両国内の電話回線及びインターネット回線がダウンする事態となった。
過去にバーロウから離れていったメディアは現在、これらのテイク・ザット再結成の前例のない成功はバーロウの才能と類まれなる指導力によるものであると認めている。 2011年、ソロとしては11年ぶりとなるコンサート「GB40」を開催、同年末にはツアーも行った。
ソロ活動の再開
コンサートのためアンドルー・ロイド・ウェバーと合作でテーマ曲「Sing」を描きおろし、自身3枚目のシングル(EP)として発売。全英シングルチャートで初週は11位であったが、楽曲制作のため世界各地の英国領を巡る姿を追ったドキュメンタリー「Gary Barlow: On Her Majesty's Service」の放送後1位を獲得した。バーロウにとってソロでは3枚目の1位獲得シングルである。このシングルは2012年に最も売れたシングルであり、また2012年にシングルチャートとアルバムチャートで同時に1位を獲得した初のミュージシャンとなった。
2012年6月、20年以上に渡る音楽業界での活躍と慈善活動により大英帝国勲章のオフィサー(OBE)に叙せられた[5]。
2013年、オリジナル・アルバムとしては14年ぶりとなる『Since I Saw You Last』を発表、全英最高位2位を記録。
2014年、アグネッタ・フォルツコグのアルバム『A』に収録されている楽曲「戻れない二人」を手がけ、デュエットも果たす。
2020年には5枚目となるアルバム『Music Played by Humans』を発表、8年ぶりとなるアルバムチャート1位を記録した。 2000年、ITVのテレビドラマ『ハートビート
その他の活動
2009年、自身のレーベルであるフューチャー・レコードをユニバーサル・グループの傘下で立ち上げた。バーロウは3年後の2012年12月にフューチャー・レコードの閉鎖を発表し、レーベルと契約していたアーティストは引き続き親会社であるユニバーサルとの契約を継続した。
2010年イギリス総選挙の際、保守党は「School Stars」という学生間の音楽に対する意識を高める取り組みを掲げ、保守党の支持を公言するバーロウはそのイベントに参加し「グレイテスト・デイ」を歌った。
2011年5月7日、アメリカ版『Xファクター』の審査員を務めるためサイモン・コーウェルがイギリス版の審査員を降板したのを受けて新たな審査員として出演。ドルチェ&ガッバーナやトム・フォードなどを着こなし、同じくファッショナブルな他の出演者たちと一緒にファッション誌でも特集された。10月に『Xファクター』の進行上ソーシャルメディアの活用が必要になりtwitterを開始。開始2ヶ月で100万人以上のフォロワーを獲得した。2012年は降板するのではないかと噂されていたが続投し、2013年まで合計3シーズン審査員を務めた。
チャリティー活動にも精力的であり、チャリティー団体コミック・リリーフが主催するイベントへの参加や企画協力、結婚10周年を祝うパーティの参加費の募金、コンサートの売り上げをチャールズ3世(当時皇太子)が創設したザ・プリンス・トラストへ募金するなど、数多くの活動をしている。 2013年6月25日、ハリウッドのプロデューサーであるハーヴェイ・ワインスタイン制作の新作ミュージカル『ファインディング・ネバーランド』で作曲をする契約を結んだことが発表された。バーロウは「ずっとやりたかったことで、参加できて光栄です。この仲間との制作を非常に楽しんでおり、この物語が好きです。ハーヴェイ・ワインスタインのような著名な制作者とコラボできるのは本当に素晴らしい」とし、ワインスタインはバーロウについて「世界で最高の作曲家の1人」と語った[6]。
ミュージカル