ケーソン
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ケーソンを用いた基礎構造物の特徴としては、次の3つが挙げられる[4]

他の基礎に比べて断面が大きいので、剛性が大きく変位が小さくなる。

水平抵抗力と鉛直支持力が、ともに大きく期待できる。

ケーソン基礎の中空内部が、完成後地下構造物として利用できる。
沈埋トンネルに用いる沈埋函

陸上におけるケーソンは戦後しばらくまで施工例が多かったが、その後の杭基礎工法の発達により取って代わられ、次第に用いられなくなった。ただし、港湾・海洋工事や沈埋トンネル等の建設現場では今なおケーソン工法は不可欠なものであり、今も多くの施工例がある。
潜函工法による事故

過去においては技術や安全管理が未熟であったため、潜函の気圧が抜けるなどして中の作業員が水死する事故や労働災害が幾度も発生した。1969年4月には東京都荒川放水路の工事現場で9人、同年11月には大阪府尻無川の工事現場で7人が死亡する事故が起きている[5]
脚注[脚注の使い方]^ a b c 山下義之 (1984). “設置ケーソン工法”. コンクリート工学 22 (11): 20-26. https://doi.org/10.3151/coj1975.22.11_20. 
^ “ ⇒ZONE03 橋の建設(下部工)”. www.hashinokagakukan.jp. 橋の科学館. 2020年4月15日閲覧。
^ a b “じめんの中の壁もいろいろ(後編) - やわらかサイエンス|地層科学研究所”. www.geolab.jp. 2020年4月15日閲覧。
^ “ニューマチックケーソン > 工法の概要”. www.orsc.co.jp. オリエンタル白石株式会社. 2020年4月15日閲覧。
^ またも人柱、都会の季節労働者 泥の底から「助けて」 正月帰郷を前に七人『朝日新聞』昭和44年(1969年)11月26日朝刊、12版、15面

関連項目.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、ケーソンに関連するカテゴリがあります。

直接基礎

杭基礎

労働安全衛生法

労働安全衛生規則

高気圧作業安全衛生規則

永代橋 - ニューマチックケーソン工法(日本初)

外部リンク

KAJIMAダイジェスト:ザ・サイト:首都圏中央連絡自動車道 裏高尾橋工事 - 鹿島

東京都下水道局技術調査年報2015 1-1-2 小松川第二ポンプ所建設その11工事におけるケーソン沈設に伴う近接構造物への影響と対策について (PDF)

日比谷279米 地下鉄工事記録関連|英映画社 - NPO法人科学映像館 - 日比谷駅工事のケーソン工法

地下鉄工事記録 押上停車場工区篇(都営1号線)株式会社英映画社製作 - NPO法人科学映像館 - 押上駅工事のケーソン工法

内幸町潜函式工事 - メトロアーカイブアルバム(公益財団法人メトロ文化財団)。写真は丸ノ内線の建設現場で、地上で建設した潜函(ケーソン)を地下に沈める前の状態である。










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