ケヤキ
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冬芽は互生し、小さな卵形で暗褐色の8 - 10枚の芽鱗に包まれており、横に副芽を付けることがある[2]。枝先には仮頂芽がつき、側芽は枝に沿わずに開出してつく[2]。冬芽の横には、しばしば副芽がつく[2]。冬芽のわきにある葉痕は半円形で、維管束痕が3個ある[2]

葉の裏と柄に短毛の密生する変種をメゲヤキという。

樹皮



新芽と雄花序

紅葉した梢

紅葉(10月)
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人間との関わり

箒を逆さにしたような樹形が美しく、街路樹や公園樹としてよく親しまれ、防火や防風の目的で庭木などとしてもよく植えられる[4][6]。特に関東地方での利用が多い[4]。巨木が国や地方自治体天然記念物になっていることがある。朝鮮半島では、ケヤキの春の若葉を茹でて食べることもあり、餅にも入れられる[9]

ケヤキの花言葉は、「幸運」[10]「長寿」[10]とされる。
木材ケヤキ無垢板;塗装済み

日本の材としては、ジャパニーズ・ウイスキーの樽に使われることで有名なミズナラとともに、導管を塞ぐ「チロース」と呼ばれる物質が発達しており、水を通さない。そのため、材は狂いが少なく湿気に強いのが特徴で、幅広い用途に使われる[4]。木目が美しく、磨くと著しい光沢を生じる。堅くて摩耗に強いので、家具建具等の指物に使われる。日本家屋建築用材としても古くから多用され、神社仏閣などにも用いられた。ケヤキ材からは仏像も作られる[10]。現在は高価となり、なかなか庶民の住宅には使えなくなっている。

寺社建築に盛んに使われるようになったのは、縦引き鋸が使われ出した室町時代以降のことである[10]ヒノキスギは縦に割って使うことができたが、ケヤキの材はかたく、割るのは困難であったためである[10]。材の強度は、ヒノキとは反対に伐採後から次第に低下していくといわれ、薬師寺東塔に使われたケヤキ材は1200年を経過していて、破断状態にあったという[10]。広葉樹、特にケヤキは道管が環状に並んで年輪がはっきりと見える板となり、年輪幅が広い方がかたくて、重い良材となる[10]

チロースが発達しているので、伐採後も長い間導管内に水分が閉じ込められたままになる。そのため、伐採してから、乾燥し枯れるまでの間、右に左にと、大きく反っていくので、何年も寝かせないと使えない。特に大黒柱に大木を使った場合、家を動かすほど反ることがあるので大工泣かせの木材である。また、中心部の赤身といわれる部分が主に使われ、周囲の白太は捨てられるので、よほど太い原木でないと立派な柱は取れない。

1940年、戦時色の強まった日本では、用材生産統制規則により特定の樹種について用途指定を実施。ケヤキ材の使用用途については軍需、内地使用の船舶、車両用に限られることとなった[11]
シンボル

多くの自治体が、「県の木」「市の木」といったシンボルにケヤキを指定している。

ケヤキをシンボルに指定している都道府県

宮城県

福島県

埼玉県


ケヤキをシンボルに指定している市区町村

東北地方

青森県:鰺ヶ沢町

秋田県:秋田市大仙市八郎潟町

岩手県:紫波町

宮城県:仙台市

山形県:鶴岡市酒田市尾花沢市三川町

福島県:福島市南相馬市


関東地方

茨城県:日立市古河市常陸太田市つくば市土浦市河内町坂東市

栃木県:真岡市茂木町芳賀町

群馬県:前橋市高崎市神流町中之条町東吾妻町大泉町

埼玉県:さいたま市熊谷市鴻巣市越谷市蕨市入間市朝霞市桶川市富士見市小川町

千葉県:千葉市野田市我孫子市

東京都:新宿区世田谷区渋谷区板橋区立川市武蔵野市府中市町田市小金井市小平市東村山市国分寺市東大和市清瀬市西東京市

神奈川県:横浜市相模原市


中部地方

新潟県:長岡市

長野県:伊那市木島平村、箕輪町

富山県:富山市

静岡県:御殿場市

愛知県:春日井市豊田市豊明市


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