ケネス・ブラナー
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その後も、エマ・トンプソンデンゼル・ワシントンマイケル・キートンといった豪華キャストが顔を揃えた『から騒ぎ』(1993年)や、シェイクスピア俳優の苦悩を描いた『世にも憂鬱なハムレットたち』(1995年)、4時間を超える超大作となった『ハムレット』(1996年)など、シェイクスピア作品を次々と映画化し、『ハムレット』ではアカデミー脚色賞にノミネートされた。

2001年放送のテレビ映画『謀議』でエミー賞主演男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)を受賞。その翌年に公開された『ハリー・ポッターと秘密の部屋』では、魔法学校のインチキ教師であるギルデロイ・ロックハート役をコミカルに演じ、話題となる。

2008年マーベル・スタジオから『マイティ・ソー』の監督として雇われる。3年の年月を費やした本作は、2011年に公開されると大ヒットを記録。同年に公開された『マリリン 7日間の恋』では、自身が敬愛する俳優ローレンス・オリヴィエを演じ、アカデミー助演男優賞にノミネートされる。

2012年7月27日のロンドンオリンピック開会式では、イザムバード・キングダム・ブルネル[4]を演じた。

2015年公開の監督作『シンデレラ』では、オープニング時の興行収入が自身の監督作品としては過去最高となり、実写版のディズニー映画としては珍しいことに批評家からも激賞された。翌年に公開された『ダンケルク』では、クリストファー・ノーラン監督作品に初参加する。2017年に自身が監督と主演を務めた『オリエント急行殺人事件』では、豪華キャストと原作の話題性から日本で大ヒットを記録。2020年には再びノーラン作品『TENET テネット』に出演し、再び話題となる。

2021年には自身の幼少期を描いた半自伝的映画『ベルファスト』を発表し、トロント国際映画祭の観客賞を受賞。第94回アカデミー賞では作品賞を含む7部門にノミネート、脚本賞で受賞を果たす。これまで個人としてアカデミー賞史上最多となる通算7部門ノミネート(本作では作品賞・監督賞・脚本賞のノミネート)を経験しながら受賞に至っていなかったブラナーにとって初めての受賞となった。
私生活

女優の
エマ・トンプソンと1989年に結婚するが、1995年に離婚。その後ヘレナ・ボナム=カーターと同棲している時期もあった。2003年にアート・ディレクターのリンゼイ・ブラノックと再婚した[5]

1990年に自身の舞台のために来日している。

自身が主宰する劇団のパトロンがチャールズ3世であり、その縁からチャールズ(当時皇太子)が2005年に再婚した時に結婚式に招待されていた。

トッテナム・ホットスパーFCのサポーターである[6]

栄典、叙勲等

1990年
クイーンズ大学、ベルファスト校(Queen's University of Belfast)より、名誉文学博士号(Honorary Doctorate in Literature)を授与された。

1994年 大英帝国勲章、コマンダー(Commander of the Order of the British Empire)に叙せられた。

主な作品
映画

公開年邦題
原題役名備考吹き替え
1981
炎のランナー
Chariots of Fire
1987ハイシーズン
High Season
ひと月の夏
A Month in the Country
戦火燃ゆる時
Fortunes of Warテレビ映画
1988ヘンリー五世
Henry Vヘンリー5世兼監督・脚本
1991愛と死の間で
Dead Againマイク・チャーチ / ローマン・ストラウス兼監督菅生隆之
1992ピーターズ・フレンズ
Peter's Friends兼監督・製作
1993スウィング・キッズ
Swing Kidsクノップクレジットなし堀勝之祐
から騒ぎ
Much Ado About Nothingベネディック兼監督・製作・脚本安原義人
1994フランケンシュタイン
Frankensteinヴィクター・フランケンシュタイン兼監督・製作菅生隆之(ソフト版)
鈴置洋孝テレビ朝日版)
1995世にも憂鬱なハムレットたち


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