2001年放送のテレビ映画『謀議』でエミー賞主演男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)を受賞。その翌年に公開された『ハリー・ポッターと秘密の部屋』では、魔法学校のインチキ教師であるギルデロイ・ロックハート役をコミカルに演じ、話題となる。
2008年にマーベル・スタジオから『マイティ・ソー』の監督として雇われる。3年の年月を費やした本作は、2011年に公開されると大ヒットを記録。同年に公開された『マリリン 7日間の恋』では、自身が敬愛する俳優ローレンス・オリヴィエを演じ、アカデミー助演男優賞にノミネートされる。
2012年7月27日のロンドンオリンピック開会式では、イザムバード・キングダム・ブルネル[4]を演じた。
2015年公開の監督作『シンデレラ』では、オープニング時の興行収入が自身の監督作品としては過去最高となり、実写版のディズニー映画としては珍しいことに批評家からも激賞された。翌年に公開された『ダンケルク』では、クリストファー・ノーラン監督作品に初参加する。2017年に自身が監督と主演を務めた『オリエント急行殺人事件』では、豪華キャストと原作の話題性から日本で大ヒットを記録。2020年には再びノーラン作品『TENET テネット』に出演し、再び話題となる。
2021年には自身の幼少期を描いた半自伝的映画『ベルファスト』を発表し、トロント国際映画祭の観客賞を受賞。第94回アカデミー賞では作品賞を含む7部門にノミネート、脚本賞で受賞を果たす。これまで個人としてアカデミー賞史上最多となる通算7部門ノミネート(本作では作品賞・監督賞・脚本賞のノミネート)を経験しながら受賞に至っていなかったブラナーにとって初めての受賞となった。 公開年邦題
私生活
女優のエマ・トンプソンと1989年に結婚するが、1995年に離婚。その後ヘレナ・ボナム=カーターと同棲している時期もあった。2003年にアート・ディレクターのリンゼイ・ブラノックと再婚した[5]。
1990年に自身の舞台のために来日している。
自身が主宰する劇団のパトロンがチャールズ3世であり、その縁からチャールズ(当時皇太子)が2005年に再婚した時に結婚式に招待されていた。
トッテナム・ホットスパーFCのサポーターである[6]。
栄典、叙勲等
1990年 クイーンズ大学、ベルファスト校(Queen's University of Belfast)より、名誉文学博士号(Honorary Doctorate in Literature)を授与された。
1994年 大英帝国勲章、コマンダー(Commander of the Order of the British Empire)に叙せられた。
主な作品
映画
原題役名備考吹き替え
1981炎のランナー
Chariots of Fire
1987ハイシーズン
High Season
ひと月の夏
A Month in the Country
戦火燃ゆる時
Fortunes of Warテレビ映画
1988ヘンリー五世
Henry Vヘンリー5世兼監督・脚本
1991愛と死の間で
Dead Againマイク・チャーチ / ローマン・ストラウス兼監督菅生隆之
1992ピーターズ・フレンズ
Peter's Friends兼監督・製作
1993スウィング・キッズ
Swing Kidsクノップクレジットなし堀勝之祐
から騒ぎ
Much Ado About Nothingベネディック兼監督・製作・脚本安原義人
1994フランケンシュタイン
Frankensteinヴィクター・フランケンシュタイン兼監督・製作菅生隆之(ソフト版)
鈴置洋孝(テレビ朝日版)
1995世にも憂鬱なハムレットたち