ケニア
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

また、CIAワールドファクトブックによる推計では2014年7月時点の総人口は4,501万0,056人である[21]
民族

ケニアの主要な民族の人口は、以下の表の通りである。

ケニアの主要民族[20]民族人口人口比(%)
1キクユ6,622,57617.2
2ルヒヤ(英語版)5,338,66613.8
3カレンジン(英語版)4,967,32812.9
4ルオ4,044,44010.5
5カンバ3,893,15710.1
6ソマリ2,385,5726.2
7キシイ2,205,6695.7
8ミジケンダ1,960,5745.1
9メルー1,658,1084.3
10トゥルカナ(英語版)988,5922.6

ケニアには全部で42の民族が存在していると言われるが、上表の通り上位5位までの民族でケニアの総人口の約3分の2を、上位10位まででその約9割を占めている。また、その他にアジア系ヨーロッパ人アラブ人などが少数存在する。ただしこれらの民族/部族区分はイギリスが植民地支配のために造り出したものであり、民族間の境界は存在しなかった[22]。人口比では少数派だが、イギリス系などの大土地所有者や、鉄道建設時に労働力を補いのちに商人としてやってきた「インド系(印僑)」も、政治経済に大きな影響力を保っている。

南部からタンザニア北部にかけて、遊牧民であるマサイ族も存在する。
言語詳細は「ケニアの言語」を参照
公用語・国語

2010年に制定された憲法では、ケニアの国語(National Language)はスワヒリ語公用語(Official Language)はスワヒリ語および英語と定められている。司法機関はスワヒリ語よりも英語を重視しており、国民感情にも同様の傾向がある[23]
民族語

ケニアには英語やスワヒリ語の他に60以上の言語が存在しており[24]、大きく分けてニジェール・コンゴ語族バンツー諸語ナイル・サハラ語族ナイル諸語アフロ・アジア語族クシ諸語がある。

ニジェール・コンゴ語族 バンツー諸語

キクユ語(話者数約660万人)、ルイヤ語[注釈 5](約510万人)、カンバ語(約390万人)、キシイ語(約220万人)、メルー語(約170万人)



ナイル・サハラ語族 ナイル諸語

カレンジン語[注釈 6](約480万人)、ルオ語(約400万人)、トゥルカナ語(英語版)(約100万人)



アフロ・アジア語族 クシ諸語

ソマリ語(約240万人)


シェン

シェン(Sheng)とは、1970年代以降に生まれたスワヒリ語や英語、いくつかの民族語の混合言語スラングであり、主に首都ナイロビで若者を中心として話されている。
婚姻

結婚時に改姓すること(夫婦同姓)もしないこと(夫婦別姓)も可能[25]
宗教詳細は「ケニアの宗教(英語版)」を参照

宗教は、キリスト教プロテスタントが47.7%、カトリック教徒が23.5%、その他のキリスト教徒が11.9%、ムスリムが11.2%、伝統宗教の信徒が1.7%、ヒンドゥー教徒が0.1%、その他が1.5%、無宗教が2.4%となっている[20]
教育詳細は「ケニアの教育(英語版)」を参照

2010年の推計によれば、15歳以上の国民の識字率は87.4%(男性:90.6%、女性:84.2%)である[21]

ケニアの教育関連指標(2009年)[26]純就学率(%)教師一人当たりの生徒数生徒一人当たり教育支出(%)[注釈 7]
男子女子合計
初等教育82.383.282.846.822.3
中等教育51.648.450.029.721.1
高等教育4.73.34.0-273.6

主な高等教育機関としてナイロビ大学(1956、1970)の名が挙げられる。
保健詳細は「ケニアの保健(英語版)」を参照

この節の加筆が望まれています。

医療詳細は「ケニアの医療(英語版)」を参照

この節の加筆が望まれています。

治安詳細は「ケニアにおける犯罪(英語版)」を参照

ケニアの治安は現在、安定しているとは言えない状況にある。発展が著しい反面、国内での貧富の格差拡大による都市部スラムへの人口流入、異なる部族間の土地や資源を巡る対立、不安定な近隣諸国からの難民を含む人口の流入や違法武器・物資の流入などを背景に、各地で様々な凶悪犯罪暴力事件、日常的な窃盗置き引きが発生している。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:107 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef