工業化は他のアフリカ諸国と比べると進んでいる方で、特に製造業の発展が著しい。
独立以来、資本主義体制を堅持し、東アフリカでは最も経済の発達した国となった。しかし、政情不安や政治の腐敗・非能率、貧富の差の増大という問題を抱える。2007年の経済成長率は約7%、2008年は国内混乱の影響で成長率は低迷したが、2009 - 2010年は4 -5%の成長に戻った。
ナイロビは東アフリカの通信・金融・交通の中心都市であり、モンバサは東アフリカ最大の港湾都市であり内陸部への重要な入り口である。1999年にタンザニアやウガンダとともに地域経済の発展のため、関税、人の移動、インフラの向上を目指した東アフリカ共同体(EAC)を形成した(のちにルワンダ、ブルンジが参加)。2004年には関税同盟を確立し、2010年にはEACの共同市場化が発足し、2012年までの自由化と共通通貨の達成を目標としていた。
LAPSSETはインド洋のラム港と、エチオピアや南スーダンを結び、ケニア北部の開発を目的とするインフラ計画である。 ケニアの鉱物資源は種類、産出量とも少なく、さらに第二次世界大戦から20世紀末にかけて規模を縮小してきた。主な鉱物資源はソーダ灰、塩、マグネシウム鉱物、蛍石、石灰岩、金である。日本の経済産業調査会の『鉱業便覧』によると、1986年にはマグネシウム鉱30万トンを産出し、これは世界シェアの1.7%に達した。塩9.2万トン、金16キログラム、蛍石10万トン、採掘後に工場で加工されたソーダ灰24万トンも記録されている。2004年時点では塩が1.9万トンに減少、その他の鉱物は記録されていない。唯一、金の産出量が1.6トンに拡大している。主な金鉱山は南西部のグリーンストーン帯 2012年のケニアの貿易額は、輸出額が51億6,900万ドル、輸入額が120億9,300万ドルである(69億2,400万ドルの貿易赤字)[17]。 対日輸出額は4,600万ドル、対日輸入額は9億1,100万ドルである[17]。 シリコン・サバンナ(en:Silicon Savannah ケニアの経済は、極端に富が一部に集中している。5300万人の人口の0.1%以下が、その他の99.9%よりも多くの富を所有している[19]。 2009年の国勢調査によると、ケニアの総人口は3,861万0,097人(男性:1,919万2,458人,女性:1,941万7,639人)である[20]。また、CIAワールドファクトブックによる推計では2014年7月時点の総人口は4,501万0,056人である[21]。 ケニアの主要な民族の人口は、以下の表の通りである。
鉱業
貿易
主要な輸出品:紅茶(輸出額全体の21.1%)、園芸作物(16.9%)、コーヒー(4.6%)、衣料品・アクセサリー(4.3%)、たばこ・同製造品(3.5%)
輸入品:産業用機械、自動車、原油、鉄
主要な輸出先:ウガンダ(輸出額全体の13.0%)、タンザニア(8.9%)、英国(7.8%)、オランダ(6.0%)、アラブ首長国連邦(5.5%)
主要な輸入先:インド(14.2%)、中華人民共和国(12.2%)、アラブ首長国連邦(10.9%)、サウジアラビア(4.9%)、米国(4.8%)
日本との貿易
主要な輸出品:植物性原料(34.4%)、コーヒー・茶・香辛料(27.7%)、加工食品(19.3%)
主要な輸入品:輸送機器(59.5%)、鉄鋼(19.5%)、一般機械(9.8%)
シリコン・サバンナ
格差
交通詳細は「ケニアの交通(英語版
国民伝統衣装をまとったマサイ族モンバサのカトリック大聖堂詳細は「ケニアの人口統計
人口
民族
3カレンジン(英語版)4,967,32812.9
4ルオ4,044,44010.5
5カンバ3,893,15710.1