自動擲弾銃(英語: Automatic grenade launcher)は、連射できる擲弾銃[2]。自動機構としては、ブローバックやガス圧作動方式、反動利用式があるが、構造が単純なブローバック式が多用されている[3]。なおアメリカ軍では重機関銃のカテゴリに含めて扱っている[11]。
なお、半自動式の擲弾発射器をアサルトライフルと一体化したXM29 OICWの開発が試みられたが、実用化には至らなかった[注 2]。
主な機種
M75 グレネードランチャー(アメリカ軍)
Mk19 自動擲弾銃(アメリカ軍)
Mk.47(英語版)(アメリカ軍)
XM25 IAWS(アメリカ軍)
96式40mm自動てき弾銃(陸上自衛隊(日本)
H&K GMW(GMG)(ドイツ連邦軍)
LAG 40(英語版)(スペイン軍)
AGS-17(ソビエト連邦軍、ロシア軍)
AGS-30(ロシア軍)
AGS-40(ロシア語版)(ロシア軍)
K4 グレネードランチャー(英語版)(大韓民国国軍)
デネル Y3(英語版)(南アフリカ国防軍)
ダネル ネオパップ PAW-20(英語版)(南アフリカ)- 専用の20x42mm榴弾を肩撃ち姿勢で発射する
UAG-40(ロシア語版、ウクライナ語版)(ウクライナ軍)
87式グレネードランチャー(中国人民解放軍)
11式グレネードランチャー(中国語版、英語版)(中国人民解放軍)
対戦車擲弾発射器弾頭装填状態のRPG-7
擲弾発射器の性格上、運動エネルギー弾ではなく成形炸薬弾などの化学エネルギー弾が使用される。装甲貫徹力と命中精度を向上させるため、ロケット推進を導入した対戦車ロケット弾の採用が一般的になっているほか、一部では、発射機に無反動砲の原理を導入しており、擲弾発射器というよりは、ロケットランチャーあるいは無反動砲とも考えられる[3]。「対戦車擲弾」、「ロケットランチャー」、および「無反動砲」も参照
主な機種
パンツァーファウスト(ドイツ国防軍)
パンツァーファウスト44(ドイツ連邦軍)
パンツァーファウスト3(ドイツ連邦軍)