グレイス・オブ・マイ・ハート
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

興行収入$660,313[1]
テンプレートを表示

『グレイス・オブ・マイ・ハート』(Grace of My Heart)は、1996年アメリカ合衆国ドラマ映画アリソン・アンダース脚本・監督。イリアナ・ダグラスマット・ディロンエリック・ストルツジョン・タートゥーロブルース・デイヴィソンパッツィ・ケンジットブリジット・フォンダ出演。1960年代初期のニューヨークにあるブリル・ビルディングから始まり、60年代中期のカリフォルニア・サウンドと、全盛期だった1970年代初期のアダルト・コンテンポラリー・ミュージックまでのポップ・ミュージックの世界を描写する。

物語は主人公であるデニース・ウェバリーの私生活とキャリアの軌跡を扱い、サウンドトラックには、バート・バカラックエルヴィス・コステロジョニ・ミッチェルなどさまざまなアーティストの楽曲が使用されている。
ストーリー

1958年、歌手を目指すエドナ・バクストンは、コンテストに出場する衣装を決めるため、母親が知り合いに頼んで自宅までドレスを運んでもらう。その中から自分が気に入ったドレスを見つけようとするが、結局母親の選んだドレスを着ることになった。エドナは、今まで母親の決めたことをやらされてきたため、コンテストで歌う歌も自分の好きな歌ではなく、母親が決めたものだった。そんなとき、コンテストの舞台裏で歌を練習していたドリス・シェリーという女性に出会い、彼女から自分の好きな歌を歌うべきだとアドバイスされる。結果、エドナは母の意に反して歌を変更し、見事コンテストに優勝し、レコード会社との契約を獲得することができた。

それから11ヵ月後のニューヨーク、そこでエドナは数々のレコード会社のオーディションを受け続けていた。コンテストの優勝賞品だったレコード会社の契約は、実はコンテストのただの宣伝材料で、エドナとの契約はなかったことになっていた。オーディションを受けたどのレコード会社でも、エドナの歌は時代遅れだと言われて雇ってもらえなかった。その後エドナは、コンテストで出会ったドリスがステージ出演しているクラブを訪れて、ステージを観た後恋人ができ幸せそうな彼女と話す。ドリスと別れ、エドナが家に帰宅するとカーニー・ミュージックのジョエル・ミルナーという人物から連絡するよう電報が来ていた。翌日エドナはジョエルと会い、彼から彼女のデモテープを聞いたと言われ、初めてレコード会社の関係者から歌をほめられる。だがジョエルから、契約内容が彼の会社でプロデュースしている黒人男性グループに、エドナが参加するというものだったため、自分自身のレコードが出したかった彼女は難色を示す。するとジョエルは、いつかは女性シンガーがトップに立つことができるかもしれないが、とりあえず今は金を稼いだほうがいいと忠告され、エドナは渋々承諾する。さらに彼はイメージ作りの一環として、名前をエドナからデニース・ウェバリーに変更し、出自も隠すことを提案する。

レコーディングに参加したデニースは、ブリル・ビルディングで男性グループに提供する楽曲を書くことになる。その歌がヒットし、出だしは上々のデニースは、マネージャーとなったジョエルと共にドリスのいるクラブを訪れ、そこでジョエルの知り合いであるハワード・カザットと出会う。そして彼女は、ドリスが恋人とケンカしているのを見つけて慰める。後日エドナは、ジョエルにドリスたち3人を紹介するが、彼は女性シンガーが成功するはずがないというばかりだったため、彼を説得して3人を歌手デビューさせる。
キャスト

役名俳優日本語吹替
デニース・ウェバリー(エドナ・バクストン)
イリアナ・ダグラス深見梨加
ジェイ・フィリップスマット・ディロン宮本充
ハワード・カザットエリック・ストルツ堀内賢雄
ジョエル・ミルナージョン・タートゥーロ江原正士
ジョン・マーレイブルース・デイヴィソン目黒裕一
シェリル・スティードパッツィ・ケンジット松岡ミユキ
ケリー・ポーターブリジット・フォンダ松谷彼哉
ドリス・シェリージェニファー・リー・ウォーレン高乃麗
オーディションプロデューサーリチャード・シフ稲葉実
グールー・デイヴピーター・フォンダ(声のみ)


日本語吹替:VHS版(DVD未収録)

スタッフ

監督・脚本:
アリソン・アンダース

製作:ルース・チャーニー、ダニエル・ハッシド

製作総指揮:マーティン・スコセッシ

撮影監督:ジャン=イヴ・エスコフィエ

プロダクションデザイナー:フランソワ・セグワン

編集:ジェームズ・クウェイ、ハーヴィ・ローゼンストック,A.C.E.、セルマ・スクーンメイカー

音楽:ラリー・クライン(英語版)

音楽監督:カリン・レイチェトマン

衣裳デザイン:スーザン・バートラム

日本語字幕:古田由紀子

吹替翻訳:小川裕子

参考文献^ “Grace of My Heart”. Box Office Mojo. IMDb. 2014年4月25日閲覧。

外部リンク

グレイス・オブ・マイ・ハート
- allcinema

グレイス・オブ・マイ・ハート - KINENOTE


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:16 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef