その他にもより自然に近い名前に変更されるなど、小さな改変がいくつか加えられた。ゴスペル部門は「ゴスペル」という言葉がコンテンポラリー・クリスチャン・ミュージックとかけ離れた伝統的なソウル・ゴスペルを思い起こさせるため、ゴスペル/コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック部門となった。 1971年までグラミー賞授賞式は毎年違う会場で行われ、元々はニューヨーク市とロサンゼルスが主催地であった。1962年、シカゴが主催地に加わり、1965年、ナッシュビルが第4の主催地となった。 1971年、ロサンゼルスのハリウッド・パラディアム
会場
2004年、ステイプルズ・センターが恒久的授賞式会場となった。グラミー賞の歴史を振り返るグラミー博物館がステイプルズ・センターの向かい側のL.A.ライブに創設された。博物館の歩道にはハリウッド・ウォーク・オブ・フェームのように毎年の最優秀アルバム賞、最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞の受賞者のブロンズ・ディスクが埋め込まれている。 ビヨンセが史上最多の32回の受賞者である。グループでは22回受賞のU2が最多である。 グラミー賞はミュージシャンや音楽評論家から批判を受けることがある。 1991年、シネイド・オコナーは4部門でノミネート(1部門受賞)されたものの、商業的な祭典であることを理由に授賞式への参加を拒否した。これはグラミー賞史上初めての出来事となった[12]。 1996年、パール・ジャムが最優秀ハードロック・パフォーマンス賞 2021年にドレイクがグラミー賞にノミネートされるも、ドレイクはこれを拒否し取り下げを要求した[15]。また、en:Rap-A-Lot Records 秘密委員会は1989年に設置され、1995年から主要4部門の最終選考に関与していた。2019年にグラミー会長となったデボラ・ドゥーガンはノミネートの選考過程の見直しを唱えたところ、他の上層部からの猛反発を受け、2020年にグラミー協会から追放された[17]。 2020年にザ・ウィークエンドのブラインディング・ライツが世界的に大ヒット。グラミー賞主要部門を独占すると予想されていた[18]が、1部門もノミネートすらされなかったという事件が発生。これは、ザ・ウィークエンドが2021年スーパーボウルのハーフタイムショーに出演することが原因とも言われている[19]。これを受けて、ザ・ウィークエンドはグラミー協会を猛批判し、今後のグラミー賞ボイコットを発表した。世論はザ・ウィークエンドを支持し、これを受けてグラミー協会は2021年以降の秘密委員会の廃止を決定した[20]。 1989年の授賞式まではテレビ朝日系で放送され、翌1990年の授賞式からはテレビ東京系に移る。その後、1990年代後半よりWOWOWで放送されている。生中継は同時通訳を介して放送され、再放送は字幕スーパーによる放送となる。 1980年に、FM大阪が日本国内での独占放送権を獲得し、JFN系全国ネットで放送された。なお、一時期阪急グループがラジオ中継の冠スポンサーに付き、同グループと関係が深い高島忠夫がメインパーソナリティを担当したことがある。その後、InterFM、2008年はミュージックバードが生中継した。親会社のTOKYO FMでもその一部を放送した。2014年は新たにcross fmが時報、コマーシャル無しでの生中継を実施。
受賞者
最多受賞者
日本人受賞者
詳細は「日本人のグラミー賞受賞者」を参照
批判
秘密委員会問題
日本での放送
テレビ中継
2017年の放送
WOWOWで生中継
案内役:ジョン・カビラ、ホラン千秋
ラジオ中継
2007年の放送
InterFMが生中継。
2008年の放送
MUSIC BIRD
パーソナリティ:萩原健太、荒ヶ田貴美
TOKYO FM
パーソナリティ:西任白鵠(第1部)、Filiz(第2部)
FM NORTH WAVE
パーソナリティ:タック・ハーシー
2009年以降の放送
InterFMが生中継。
2014年以降の放送
InterFM
パーソナリティ:アリ・モリズミ
cross fm
パーソナリティ:立山律子
脚注[脚注の使い方]^ ⇒“Hollywood Walk of Fame History”. Los Angeles Times. ⇒http://projects.latimes.com/hollywood/star-walk/about/ 2011年5月21日閲覧。
^ “ ⇒Hollywood Walk of Fame History”. Hollywood Walk of Fame. 2011年5月21日閲覧。
^ Thomas, Bob (1959年4月8日). “Record Academy Plans TV Spectacular Of Its Own”
^ “Recording Stars Plan Eddie To Join Oscar And Emmy”. The Deseret News. (1957年8月9日). https://news.google.com/newspapers?id=ca9NAAAAIBAJ&sjid=cEgDAAAAIBAJ&pg=7065,1739274&dq=paul+weston&hl=en 2011年2月2日閲覧。
^ “Bronze Stars Begot Grammy”. The Robesonian. (1976年2月22日). https://news.google.com/newspapers?id=aSBAAAAAIBAJ&sjid=Z1gMAAAAIBAJ&pg=3612,4838071&dq=paul+weston+grammy&hl=en 2011年5月2日閲覧。
^ ⇒FYI/TMI: 55th Annual GRAMMY Awards Draws High Ratings And Record Social Media Comments Grammy.com February 13, 2013. 2013年2月14日閲覧。
^ グラミー・アワーズ・ノミネート、UKアーティストが大健闘
^ Contact Information and Directions - Billings Artworks
^ “ ⇒Making the Grammy”. Billingsartworks.com (2006年). 2010年8月28日閲覧。