グラビアアイドル
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2022年の「オリコン年間BOOKランキング」女性写真集部門では、乃木坂46、櫻坂46、日向坂46のいわゆる「坂道グループ」関連作品が1位から10位までを独占した[11]。雑誌グラビアではHKT48田中美久が30以上の雑誌で表紙を飾った[11]
ファッションモデル系

1990年代後半になると、ローティーン向けファッション誌の専属モデルを務め、同世代の少女たちに人気のあったタレントらが、専属モデル卒業を機に、もしくは高校進学した時期に合わせて、続々とグラビア界に進出させる青田買いが増え始めた。

これは、前述した「グラビアからの転身」とは逆の現象であり、これらのタレントは、新たに別のファッション誌などでモデルに起用されるまで、あるいはテレビドラマや映画などで、ある程度女優としての経験を積むまで、グラビア活動を並行継続している。

古くは、例えば『ピチレモン』出身では榎本加奈子酒井彩名、加藤あいなどがこのケースで、酒井と加藤は新人グラビアタレントを発掘することを目的とした日本テレビのプロジェクト『日テレジェニック』の第1回メンバーにも選出されている。

2000年代に入っても、この流れは続き、当時Seventeen(セブンティーン)誌の専属モデルとして人気を誇っていた榮倉奈々は、現役専属モデルとして水着写真集を出版し、水着グラビアに挑戦しており、当時のティーン向けファッション誌では珍しい例であった。同様の現役専属モデルでのケースには、ピチレモン(PichiLemon)誌の専属モデルとして人気を誇っていた福原遥の例がある。

その他にも、『ニコラ』で幾度となく表紙を飾った新垣結衣岡本玲川口春奈らも、同誌卒業後に女優業の傍ら、グラビアにも短期間進出した。同誌では久保ユリカなどは卒業後、イメージビデオを多く発売する展開を見せていく。そのほかにも天野莉絵(ピチレモン) 岩ア名美(ハナチュー) 大野いと(Seventeen) 岡崎紗絵(Seventeen) 尾形沙耶香(Seventeen) 泉はる(ニコラ、non-no) 北乃きい(ハナチュー) 北山詩織(Seventeen) 新川優愛(Seventeen、non-no) 杉本有美(ピチレモン、JJ) 千眼美子(ラブベリー) 広瀬アリス(Seventeen) 水沢奈子(ピチレモン、ハナチュー) 三原勇希(ニコラ) 安田聖愛(ラブベリー) 岡本夏美(Seventeen、ラブベリー、ニコラ、non-no) 川津明日香(Seventeen) 飯豊まりえ(Seventeen、ニコラ) 大原優乃(ピチレモン)らの例がみられる。

2015年ごろからは、女性ファッション雑誌モデルのグラビア進出が「モグラ女子」と呼ばれムーブメントになった(後述)。
アナウンサー系

1990年代からあった流れとしては、テレビ局のアナウンサーがタレント並みに注目されるにつれ、フリーアナウンサー・キャスターとなって、グラビアを通して清楚で知的な雰囲気を醸し出し、一定の男性ファンを獲得する手法が取られた。

キャスターとしてのイメージを守るためか、ヌードや水着グラビアは無く、露出は抑えめにする例(根本美緒杉崎美香小林麻央皆藤愛子ら)が多いが、お天気キャスターで全国区の人気を得た角田華子吉田恵が写真集で水着姿を披露したり、競馬番組のキャスターだった柳沼淳子、NHK契約キャスター出身の古瀬絵理らが積極的にグラビアに進出する動きも出てきた。これらはフリーアナウンサーの枠組みができたことが大きい。

2010年代に入ると、タレントとしてのキャリアがあるアナウンサー・キャスターが増加したことや、フリーアナウンサーそのものが供給過多状態になったことから、脊山麻理子塩地美澄伊東紗冶子薄井しお里など、局アナからグラビアタレントに転向し、水着グラビアに進出する者も現れている。一方で、前述のフリーアナウンサーの露出を抑えたグラビア進出の影響から、局アナのグラビア進出も鷲見玲奈(テレビ東京、のちにフリー)[19]三谷紬(テレビ朝日)など稀にみられるようになった[20]
アスリート系

日本国外でもアリカ・シュミットなどの例があるとおり、スポーツの分野では、日本の例においてもスポーツ出身タレントもしくは現役アスリートで兼務する者も非常に多く、ビーチバレー選手(当時)の浅尾美和がそのアイドル並みのルックスの良さと鍛えられたしなやかな肢体が注目されて、オフシーズンの活動の一環としてグラビア活動をするようになり、水着写真集を発売、テレビ広告にも起用されるなどビーチバレーの知名度向上に一役買ったことが知られる。ほかに高野人母美菅山かおる益子直美中田久美長崎宏子岩崎恭子田島寧子寺川綾伊藤華英村主章枝今井メロ中村真衣中西悠子畠山愛理などの例が見られ、また女子プロレスラーなどが並行しまたは引退後にグラビアタレント活動を展開することが多い。

逆に、グラビアタレントからプロアスリートに転向した稀有な例もある。中原未來は元来ギャンブル好きで自身は賭ける側であったが、仕事でガールズケイリンの存在を知ったことで自身も競輪選手に憧れ競輪選手への転向を目指し芸能界を引退した。中原はのち日本競輪学校(当時)の入学試験に合格、同校で訓練を積んだのち2018年7月より本名の日野未来としてガールズケイリンでプロデビューを果たし、トップレーサーにまで登り詰めた[21][22][注釈 1]。ほかにも、プロレスリング転向組もおり、2010年代以降、愛川ゆず季まなせゆうな万喜なつみ白川未奈らがリングデビューしている。
その他(声優など)

また、グラビア界には、前述の傾向以外からの進出も増えているが、2000年代後半からはその流れが加速している。

声優界では、アイドル声優として知られる平野綾たかはし智秋戸松遥などが、いずれもグラビアアイドルと同様の水着姿を披露していくほか、2010年代になると、内田真礼[24]佐倉綾音[25]水瀬いのり[26]小倉唯[26]斉藤朱夏[27]逢田梨香子[28]豊田萌絵[29]などのように、いわゆる一般の漫画雑誌などの巻頭グラビアに登場したり、水着姿を含む写真集を発表する声優も現れるようになった。いくつかの声優雑誌では(特に巻頭特集などで)、インタビューページよりもグラビアページの方にページが割かれている傾向が強いことが少なからず存在している。一例として『声優アニメディア』『声優パラダイスR』『B.L.T VOICE GIRLS』などが該当する。

この他にも、元衆議院議員上西小百合が議員在職中に写真集を発売したり、藤川優里(青森県八戸市市議会議員)が市議会選挙初当選後に水着姿が収録された写真集やDVDを発売したことでも話題となったが、上西・藤川は大学時代にキャンペンガールやタレントとして活動経験がある。

2020年代からはりりか、あみちなどSNSインフルエンサーのグラビア進出が本格化。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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