グラビアアイドル
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アニメ、ビデオゲーム系イベントでは登場キャラクターに扮したコスプレイヤーが登用されることも多く、こういった活動は公式コスプレイヤーと称される[14]
女優系

芸能界で活躍している女優・タレントの中にも、以前はグラビア活動も展開していた人物は決して少なくない。例えば、セミヌードの項にあるとおり1970年代から1980年代にかけ、俳優業を行っていた女優らが雑誌の他にテレビCM、商品(おもには酒類)販売促進用のカレンダーやポスターなどの広告媒体などでグラビア活動を実戦していた。1990年代以降も仲間由紀恵深田恭子加藤あい井川遥綾瀬はるか長澤まさみなどのほか、2010年代の有村架純吉岡里帆などは、グラビア活動をこなしつつ俳優業も行っていた。その後、彼女らは出演作品に恵まれたこともあり、女優として大成する。

一方で、もともと女優をしながら、セクシャルな写真集などを刊行するなどで、グラビア活動を並行して展開する傾向も多く見られる。

#通常ファッションの通り、グラビアは何も水着やヌードだけには止まっておらず、通常ファッションによるグラビアも展開されている。

かつては広末涼子矢田亜希子上戸彩らが、この路線で売り出されて成功しているが、同時にファンの落胆を招いている側面もある。しかし、その副産物的現象として、水着グラビアを見せること自体が極めて稀となったそれらのタレントの水着などが掲載された雑誌や写真集テレホンカードなどは、現在においても中古市場で高値で取引されている。

特撮ヒーロー番組分野においては、かつては一般ドラマより格下とみられたこともあり、その後の役に恵まれず、ヒロインや敵役を務めた女優が、後にヌードグラビアなどを発表することが多く見られる傾向はあった。2002年に放送された特撮テレビドラマ忍風戦隊ハリケンジャー』に出演していた長澤奈央山本梓、『仮面ライダー龍騎』に出演していた森下千里らがビジュアル面から人気となってグラビアに取り上げられ、「特撮ヒロイン(悪役も含む)からグラビア」の現在も続く路線が生まれた。以後、『スーパー戦隊シリーズ』からは木下あゆ美逢沢りな高梨臨大久保桜子らが、『平成仮面ライダーシリーズ』からは加藤美佳秋山奈々白鳥百合子松本若菜馬場ふみからが、グラビアタレントとしても活躍し、ブレークのきっかけを掴んでいる。

さとう珠緒桃月なしこのように当該作品に出演する以前からグラビアで活動していたタレントも多いほか、中村知世杉本有美、元アイドリング!!!メンバーの森田涼花にわみきほ秋山莉奈内田理央などは、すでにグラビアタレントとして地位を確立していた。あくまで子供番組であることからレギュラー出演時はグラビア活動を控える傾向もあったが、2020年以降は週刊プレイボーイが仮面ライダーヒロインコラボ号を出すなど、雑誌側、番組側ともに積極的に関与するようになっている[15]
タレント系

お色気要因としてバラエティ番組に起用されることも多く、1980年代以降はリアクションなどを求められるバラエティアイドル(バラドル)として活躍する者もいた。

優香小池栄子眞鍋かをりMEGUMI中川翔子若槻千夏らのような1990年代、2000年代を代表的するグラビアアイドルらは、グラビア界を離れた後も女優業や司会業、コメンテーター、果てはお笑いタレント並みのコントまでこなせる幅広い適応能力が評価されて、人気タレントになっていった。

その一方で、グラビアタレントとして一定の地位を確立した後も、あえてグラビアを(少なくともしばらくは)卒業せずにタレントや女優としての活動を並行して進める者もいる(一例として、井上和香小倉優子吉木りさおのののかなど)。

一方、2020年現在は撮影会やSNSなどでも水着になるだけで誰でもグラビアタレントと名乗れてしまう現状となっており、前述の雑誌や映像媒体ベースで活動していたものからは、批判や不満も出ている[16]

一方でコンプライアンスの兼ね合いから令和時代以降、地上波バラエティへの出演機会は激減しており、テレビの影響という意味では、2022年にボクシング中継でのラウンドガールから脚光を浴びた雪平莉左天野麻菜、波田妃奈らがブレイクした[11]
歌手・アーティスト系

洋の東西を問わずにセクシーさを前面に打ち出した歌手・アーティストも非常に多く[17]、セクシャルな自身の姿をレコードジャケットなどに採用したり、セクシャルなミュージックビデオを製作するなども多くみられ、このことから、グラビア活動を展開するものも多い。日本でも過去には奥村チヨ山本リンダ五月みどり西川峰子阿川泰子、といったセクシー系歌手などがみられ、昨今でも藤田恵名望月琉叶、Sharo、紫艶はやせひとみ真梨邑ケイ秋本奈緒美倖田來未八反安未果 谷村奈南など、多くがグラビアタレント活動を展開する。

グラビア活動も展開していた浜崎あゆみは一時の休業を経て、自ら作詞もこなせる歌手として再デビュー、日本を代表するアーティストへと成長した。

2010年代半ばには「1番脱げるシンガー・ソングライター」の異名をもつ藤田恵名がミス東スポ2014グランプリ受賞などでブレイクした[18]。歌うことが本業の意味では、後述のアイドルグループもこの系統だといえる。
アイドルグループメンバー

アイドルタレントが、自身の歌手活動と連動して水着グラビアに出演する手法は、1970年代から現代まで用いられており、特に新しい芸能活動の手法ではないし、アイドルがユニット化した2000年代以降においても同様である。

1980年代半ばのおニャン子クラブをはじめ、「アイドル冬の時代」とされる1990年代前半の正統派アイドルおよびアイドルユニット(乙女塾系や桜っ子クラブなど)のメンバーも、音楽番組などへの出演数が減った分、雑誌などの水着グラビアに積極的に出演し、存在感を示す手法が取られた。

1990年代後半から2000年代前半にかけてミリオンセラーを連発し、本業の音楽活動でも成功したモーニング娘。などのハロー!プロジェクトや、Dream(ドリーム)なども、メンバーのソロ活動の中で、雑誌グラビアに取り上げられ、水着姿が中心の写真集やDVDを発売する事例も多かった。

2000年代後半から国民的な人気を得たAKB48とその姉妹グループメンバーらは、活動当初からメンバー各自で水着グラビアに積極的に進出し、CDセールスや総選挙・握手会といったライブアイドルとしての先客とは別の男性ファンを獲得する原動力となった。

2010年代からはさらにアイドルグループグラビア進出が活発となり、SUPER☆GiRLSフェアリーズらが雑誌グラビアやグラビア写真集に登場した。同年代後半からは、乃木坂46欅坂46らの坂道グループが雑誌グラビアに登場し始める。雑誌グラビアでは水着を封印していた坂道グループは写真集で水着グラビアを披露し、乃木坂46の白石麻衣の写真集は売上歴代1位になるなど、坂道グループメンバーのグラビア写真集が写真集の売上ランキングを席巻した。2000年代後半に活躍したAKB48グループの卒業生もグラビアアイドルに転向し、中でも永尾まりや平嶋夏海は水着グラビア界でも活躍した。

2022年の「オリコン年間BOOKランキング」女性写真集部門では、乃木坂46、櫻坂46、日向坂46のいわゆる「坂道グループ」関連作品が1位から10位までを独占した[11]。雑誌グラビアではHKT48田中美久が30以上の雑誌で表紙を飾った[11]
ファッションモデル系


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