グッド・ワイフ
[Wikipedia|▼Menu]
舞台はシカゴとなるが、撮影はニューヨークで行われている[5]
受賞

プライムタイム・エミー賞ではドラマシリーズ部門作品賞の候補に二度あがっている(シーズン1・2)。また俳優では主演女優賞にジュリアナ・マルグリーズが二度、カリンダ・シャルマ役のアーチー・パンジャビがシーズン1で助演女優賞を受賞している。

また、マルグリーズはゴールデングローブ賞でもテレビ部門のドラマシリーズ主演女優賞を受賞している。
日本での放送や視聴

日本では、シーズン1がNHK-BS2で2010年10月5日から、シーズン2がNHK BSプレミアム2011年10月7日から、シーズン3が2012年10月4日、シーズン4が2014年4月3日から放送された。女性チャンネル♪LaLa TVでもシーズン1が2011年11月27日、シーズン2が2012年10月6日から放送された。Dlifeでも2017年5月22日より放送され、2019年10月からは日本初となるシーズン5の放送が始まったが、Dlifeは2020年3月末で閉局されたためシーズン6以降の放送は行われなかった[6]

2016年からAmazonプライム・ビデオにてシーズン7までの全話が配信された。NHKで放送がなかったシーズン5以降は字幕版のみであったが、2017年にNetflixで配信が開始された際、シーズン5以降の吹替え版がNHKと同じキャストにより制作され、順次追加された。U-NEXTでも、Netflixと同様にシーズン7までの字幕版・吹替版を配信中。

日本版DVDのタイトルは『グッド・ワイフ 彼女の評決』。2011年から2014年にかけてNHKで放送されたシーズン4までが発売され、以降のシーズンの発売が止まっていたが、2019年に残りの3シーズンが発売された。
あらすじ

イリノイ州の州検事が夫であり、その夫との間に二人の子を持つ母親でもあるアリシア・フロリックは、夫のピーター・フロリックがセックス・スキャンダルを発端とする収賄容疑により失脚し州検事を辞職、更に刑務所に収監されたことを機に、二人の子を養うために13年ぶりに弁護士へ復帰する。アリシアはシカゴでも大手となる弁護士事務所「ロックハート・ガードナー弁護士事務所」に入所、事務所の代表パートナーの一人は大学時代の同窓生であるウィル・ガードナーで、もう一人はフェミニストの民主党員として有名なダイアン・ロックハートである。

アリシアと同期で雇われたのは、ハーバード大学法科大学院卒の新人弁護士ケイリー・アゴス。アリシアとケイリーはあくまで仮採用であり、優秀な方をアソシエイト弁護士として正式に雇うこととなっているため、ケイリーと一席しかない正式採用の枠を争うことになる。アリシアは優秀な調査スタッフのカリンダ・シャルマの協力等を受け、様々な訴訟を経験し弁護士として成長していく。一方で、夫ピーターの控訴審が始まり、裁判で無罪を勝ち取り州検事として復帰するという野望を持つピーターと対立する現職州検事のチャイルズの争いに、アリシアと家族も巻き込まれていく。
登場人物
フロリック家
アリシア・フロリック
演 -
ジュリアナ・マルグリーズ、日本語吹替 - 野沢由香里ロースクールを首席で卒業して2年間弁護士として活躍した後は、良き妻、良き母として家庭に専念してきた。しかし州検事の夫ピーターが逮捕され、家族を養うために13年ぶりに弁護士に復帰。人間味のある優秀な弁護士としてさまざまな訴訟に挑む一方、家庭では母として息子ザックと娘グレースを気遣う。また、夫に裏切られたと感じ苦悩する。
ピーター・フロリック
演 - クリス・ノース、日本語吹替 - 中田譲治仕事の能力が高く、背が高くハンサムな男性。アリシアの夫となり、ザックやグレースの父親となった。州検事となり清廉潔白で有名だったが、娼婦との浮気スキャンダルと汚職疑惑で辞任。のちに逮捕、収監される。妻アリシアを同伴した辞任会見では、女性スキャンダルは認めるものの、汚職疑惑は否定し、将来の検事復帰を宣言する。収賄罪で懲役10年の判決を受けるが、無実を訴えて控訴する。再審開始が決定され、基本的にアリシアのアパートのみで過ごすことを条件に場所検知装置付きの足輪を装着されて仮釈放されるとやがてアリシアとの仲も修復した。再審は有罪を決定づけていた証人が自殺すると、有罪の見込みが無くなった検察が起訴を取り下げ無罪となった。アパートが手狭になったので家族全員で新居へ引っ越し予定だったが、検事時代に部下だったカリンダと関係したことがアリシアに知られ追い出されて、ひとり新居に移る。州検事に立候補・当選すると、ウィル・ガードナーの判事買収疑惑を追及するが、起訴に失敗。その後、州知事に立候補し、選挙キャンペーンや当選直後のアリシアの独立騒動のさなかアリシアとの関係が修復するが、みたび決裂してアリシアから「ビル・クリントンとヒラリーの関係」つまり公的には夫妻としてみせるが私生活は別と告げられてしまう。
ザック・フロリック
演 - グラハム・フィリップス、日本語吹替 - 江口拓也アリシアとピーターの息子で グレースの兄。高校生。素直で真面目な男の子。今時の男の子らしくPCコンピュータ)を操作するのが得意で、周囲の人がPCの操作で困った時に助けてくれる。恋愛関係がピーターの選挙に影響を与えることを心配したイーライ・ゴールドにたびたび介入され、そのことでアリシアがイーライに怒ったことがある。
グレース・フロリック
演 - マッケンジー・ヴェガ、日本語吹替 - 須藤祐実アリシアとピーターの娘でザックの妹。好奇心が旺盛で、キリスト教聖書にも興味を持ち教会にも行こうとし、信仰心が欠如していて教会に通わずキリスト教のことをあまり知らないアリシアを困惑させ、また思春期の女の子らしく異性に対しても次から次へと接近しようとし、そういうことでもアリシアを心配させる。母親のアリシアや祖母ジャッキーが自分に干渉しすぎると感じている。
ジャッキー・フロリック
演 - メアリー・ベス・ペイル、日本語吹替 - 藤波京子ピーターの母親。ザックやグレースにとっての祖母。アリシアにとっての。家庭のピンチの時に助っ人として、家事を手伝ってくれたり、ザックやグレースの送り迎えもしてくれるので、「助かる存在」ではあるのだが、ピーターに対しても、ザックやグレースに対しても、アリシアに対しても、あれこれと「余計なおせっかい」を焼きすぎる傾向があり、おまけに相談もせずに独自の判断で行動してしまうこともあるので、皆にとって「困った存在」でもある。
ロックハート&ガードナー法律事務所
ダイアン・ロックハート
演 -
クリスティーン・バランスキー、日本語吹替 - 小宮和枝ロックハート&ガードナー法律事務所の共同経営者。非常に経験豊かで、タフな弁護士。実質事務所のNo.1であり、事務所の財務管理も(ウィルではなく)彼女が行う。リベラル民主党を支持するフェミニストで、事務所の自室にはヒラリー・クリントンとのツーショット写真を飾っている。ブロンドで独身だったが、共和党支持、銃規制強化反対、ティーパーティー運動支持という政治的にまったく逆の信条を持つ弾道調査専門家カート・マクベイに惹かれ、交際し結婚することになる。当初はケイリー・アゴスのほうを推薦していたが、徐々にアリシアの実力を認めていき、やがてメンター的存在となる。尊敬される地位になることを望んでおり、第2シーズンでは民主党の女性委員会から州最高裁判事候補の打診があったが党の方針変更で取り消され、第5シーズンでは州知事選挙中にダイアンを州最高裁判事候補に指名すると公言していたアリシアの夫・ピーターが当選したが、アリシアの独立をロックハート&ガードナー法律事務所が妨害したことからダイアンは事務所退任の準備にはいっておりその行為に関わっていなかったのに、報復的に取り消されてしまった。
ウィル・ガードナー
演 - ジョシュ・チャールズ、日本語吹替 - 田中明生ロックハート&ガードナー法律事務所の共同経営者。有能な弁護士で、出世欲も強い。独身でプレイボーイ。休日には判事達とバスケットボールを楽しむ。アリシアの学生時代からの友人で、彼女が仕事を探していると知りアリシアを推薦した。アリシアとは大学時代から微妙な関係だったが、一時期、アリシアと深い関係になる。州検事に返り咲いたピーター・フロリックがウィルと判事達がバスケットボールの勝敗で少額(といっても100?200ドル)の現金のやりとりや、バスケ仲間の判事相手の裁判では事務所の勝率が高いことなどからウィルの買収容疑を追及し大審院で審理されたが、起訴は免れた。しかし過去の依頼人の預かり金の私的流用の件を蒸し返されて弁護士会の倫理規定違反から半年の弁護士業務停止処分を受ける。ダイアンが州最高裁判事候補としてインタビューでそのことを批判的なニュアンスで語ったことからダイアンを激しく非難して、一時期関係が悪化した。その間に事務所は経営危機で管財人管理下に陥りなんとか再建するが、アリシアやケイリーは事務所から独立。弁護士業務に復帰すると事務所をLG法律事務所と改名して、全米トップの法律事務所を目指すとし、ニューヨークやロスアンジェルスの法律事務所を買収し始める。アリシアとケイリーが独立したフロリック&アゴス法律事務所とは大手企業の顧問弁護業務獲得あらそいや裁判で激しくやりあう。しかし、長期拘留で精神的に不安定になっていた依頼人が裁判中に廷吏の銃を奪い発砲、銃撃されたウィルは死亡した。その直前にアリシアの携帯電話に「また電話する」と留守録を残していたが、それが私的な関係を終わらせ事務所からも独立したアリシアを「許す」なのか「許さない」なのか、アリシアは悩むこととなる。
ケイリー・アゴス
演 - マット・ズークリー、日本語吹替 - 茶花健太ハーバード大学法科大学院卒の青年弁護士。一つしかないジュニア・アソシエイトの座を、半年の試用期間でアリシアと争う事になる。将来のキャリアアップのための野心は満々。まだ経験は浅いが、目的のためには手段を選ばぬしたたかさを持っている。採用争いでアリシアに敗れたあと検事局に採用されてアリシアの夫、ピーターの部下となる。検事局では検事代理まで出世するが、前の職場・上司の情報を明かさずウィル・ガードナーの起訴に失敗したことで降格、物置部屋のようなところに左遷されていた時にウィルから誘われてロックハート&ガードナー法律事務所に復職。事務所の経営危機の時にアリシアと一緒にパートナーに昇格すると言われるが、反故にされたことからアリシアも誘って独立。フロリック&アゴス法律事務所を立ち上げ、アリシアと共同経営者となる。
カリンダ・シャルマ


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:46 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef