エリック・ロスによる脚本は9年前に完成しており、監督をフランシス・フォード・コッポラが務めることになっていたが、紆余曲折を経て、デ・ニーロにその役がまわった。ちなみにコッポラは本作に製作総指揮として名を連ねている。
エドワード・ウィルソンを演じることに興味を持っていたレオナルド・ディカプリオにデ・ニーロはその役をオファーしたが、撮影を予定していた2004年秋には『ディパーテッド』の撮影が入っていたため、ウィルソン役はマット・デイモンに渡った。
ジョー・ペシ演じるジョゼフ・パルミは、サム・ジアンカーナがモデルになっている。
現在日本でインテリジェンス(諜報活動)についての積極的な評論活動を行っている論客・手嶋龍一、佐藤優の両名が、この映画を賞賛している。なお、手嶋は映画のパンフレットに、佐藤は映画のホームページに、それぞれ解説を寄稿している。
この種の小説・映画については、一切の論評を行わないことを常としているCIAが、本映画については事実(あるいはCIAが「事実」としているもの)との違いを分析し公表している[2]。 レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは174件のレビューで支持率は56%、平均点は6.20/10となった[3]。Metacriticでは33件のレビューを基に加重平均値が61/100となった[4]。
評価
脚注^ a b “The Good Shepherd (2006)
^ The Good Shepherd Intelligence in Recent Public Media, A movie directed by Robert DeNiro; screenplay by Eric Roth. Universal Pictures. 2006