音楽プロデューサーの小林武史の劇映画初監督作品であり音楽も全て手掛けている。脚本、プロデュースには映画監督の岩井俊二が参加。
撮影、クランクインは2008年11月上旬から12月上旬に都内を中心にしたライブ会場などで行われ、完成は2009年、公開は2010年1月16日。キャッチコピーは「その悲しみも 苦しみも 届かなかった。」・「きっと何年たっても 変われないものがある」。
2009年11月21日に発売のポストカード特典付の前売券は初日売上枚数が約7万枚となり、東宝の実写映画史上最高記録となった。また2009年11月2日の試写会は1,000席数に対し約300倍の当選確率になる数万通もの応募が殺到した[2]。
全国214スクリーンで公開され、2010年1月16,17日初日2日間で興収1億3417万円、動員は10万4060人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第4位となった[3]。
2010年1月19日には東京・渋谷AXでライブイベントが行われ、ボーカルが赤西仁、ドラムが金子ノブアキ、キーボードを小林武史監督を務め全7曲を披露している[4]。2,800席数に対し当選倍率50倍という大盛況であった。
2010年7月23日に発売した豪華版DVDは、発売初週で3.7万枚を売り上げ、2010年8月2日付オリコン週間DVDランキングおよびDVD映画ランキングで第1位を獲得した。2010年の邦画の首位は『20世紀少年 最終章 ぼくらの旗』以来5ヶ月ぶりとなり、赤西仁ソロとしての総合首位は初で『有閑倶楽部DVD-BOX』(累積売上枚数2.0万枚)を上回る自己最高記録を更新している[5]。 時は1990年代。普通の女子高生・アサコは、ある日親の不祥事で高校を退学することとなったクラスメートで親友のミハルから「LANDS」のCDをもらう。それをきっかけにLANDSにのめり込んだアサコはミハルと共に初ライブを経験。その夜、二人は打ち上げ会場に忍び込みLANDSのメンバーと知り合う。LANDSのボーカル・ナツはアサコを気に入り、スタジオに連れ込んだりするがマネージャーのユカリは彼女の存在を許さない。それを心配したナツは倒れたユカリのもとにアサコを向かわせて二人を和解させる。アサコはLANDSのマネージャー代行を務める事となり、高校卒業後正式にLANDSのスタッフとなる。その後ナツが作った曲「元気」がヒット。一気にスターダムを駆け上がったかに見えたLANDSだが、これを機に崩壊していく。
ストーリー
スタッフ
原作:菅知香『グッドドリームズ』(角川書店 2009年12月21日刊行)
脚本:岩井俊二、菅知香
監督・編集・音楽プロデュース:小林武史
総合プロデュース:小林武史、岩井俊二
主題歌:LANDS -ランズ-「BANDAGE」(ジェイ・ストーム)
ミュージシャンコーディネート:藤井丈司
美術スーパーバイザー:種田陽平
技術協力:西華産業
ラボ:東京現像所
スタジオ:東宝スタジオ
企画協力:三枝孝臣、戸田一也、寺内壮、毛利忍、加藤孝司
エグゼクティブプロデューサー:奥田誠治
Co.エグゼクティブプロデューサー:小野利恵子、菅沼直樹
プロデューサー:伊藤卓哉、植野浩之
Co.プロデューサー:石原真、陶山明美
アソシエイトプロデューサー:団野健、高橋信一
キャスティング:山口正志
製作者:堀越徹、阿佐美弘恭、小林武史、岩井俊二、藤島ジュリー景子、平井文宏、島谷能成、村上博保
製作:「BANDAGE バンデイジ」製作委員会(日本テレビ放送網、D.N.ドリームパートナーズ、烏龍舎、ロックウェルアイズ、ジェイ・ストーム、バップ、東宝、読売テレビ放送)
企画:ロックウェルアイズ
制作:keyworks
制作協力:バサラ・ピクチャーズ
キャスト
ナツ(高杉ナツ)赤西仁 - LANDSのボーカル
アサコ(都築麻子)北乃きい - 都内の女子校に通う高校生
ユキヤ:高良健吾
アルミ:柴本幸
リュージ:金子ノブアキ
ケンジ:笠原秀幸
ミハル:杏
ユカリ(湯刈信子):伊藤歩
アサコの母 ヤヨイ:斉藤由貴
武部:財津和夫