クローバーフィールド/HAKAISHA
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その後、本作を従来の怪獣映画と同様の方式で制作すると仮定して作られた楽曲がエンディングロールで使用される運びとなり[6]、晴れてゴジラシリーズへのオマージュを捧げる形となった[6]

ロブの日本への栄転や彼を祝うパーティー会場に寿司も用意されている事などからも、日本を意識した事が窺える[5]

日本では東宝系興行チェーン会社「TOHOシネマズ」を中心に上映され、劇場で販売されたパンフレットも東宝によって製作販売された。

ノベライズ版では地の文で、ハッドが1954年公開の1作目『ゴジラ』に関することを考えている描写が幾つか存在する。

その他

タイトルのクローバーフィールドとは、本編映像である
アメリカ国防総省が発見・保管した映像記録に付けられた名称だが、その原義はバッド・ロボット・プロダクションズのオフィス前の住所名である。

日本での副題「HAKAISHA」は、エイブラムスの指示によるもの。エイブラムスは「デストロイヤー」の邦訳についてパラマウント・ジャパンに問い合わせ、結果得られた「破壊者」をローマ字表記で付けるように指示したとのこと[4]

エンディングのロブとベスのデート映像の脇で、黒い物体が海に落下する様子が映り込んでおり、事件との何らかの関連が示唆されている。

エンドクレジットの終わりに不鮮明なラジオ音声が聴こえ
[19]、微かに「助けて(Help us)」と言っているのが聴き取れるが、これを逆再生すると「あいつはまだ生きている(It's still alive)」と聴こえるようになっている[20]

各国レイティング詳細は「映画のレイティングシステム」を参照

アメリカ:PG-13(for violence, terror and disturbing images.)

日本PG-12

韓国:15

香港:IIA(PG相当)

マレーシア:U(全年齢)

シンガポール:PG

アルゼンチン:16

イギリス:15

オーストラリア:M(15歳以上推奨)

カナダ:14A(アルバータ州ブリティッシュコロンビア州のみ)

カナダ:PG(オンタリオ州のみ)

フィンランド:K-13

アイルランド:15A

チェコ:15

オーストリア:14

デンマーク:15

フランス:Tous

ドイツ:12

ギリシャ:K-16

アイスランド:14

インド:A

メキシコ:B

オランダ:16

ニュージーランド:M

ノルウェー:15

ペルー:14

フィリピン:PG-13

ポーランド:16

ポルトガル:M/14

ロシア:16歳以上

南アフリカ:13

スペイン:13

スウェーデン:15

スイス:14

台湾:PG-12

トルコ:13歳以上

アラブ首長国連邦:13歳以上

Blu-ray・DVD

2008年9月5日、パラマウント ジャパンよりDVD版リリース。また2008年12月5日にはBlu-ray Disc版リリース。
ノベライズ『クローバーフィールド - HAKAISHA』

ドリュー・ゴダード著、入間眞訳、竹書房文庫(竹書房、2008年4月)ISBN 978-4-81243436-9

ノベライズ版では事件後に回収された映像がアメリカ国防省職員により閲覧・保存される作業が描かれ、本編もそれら「回収されたいくつかの映像の一つ」という扱いで展開される。シーンごとに撮影者の一人称で物語が描かれるため、映画版では分からなかった登場人物の心情なども細かく描かれている。カバーの裏にはJ・J・エイブラムスから日本のファンへのプレゼントとして、劇中で登場するモンスターの全身が描かれたイメージが掲載されている。これは日本のみで公開されたもので、国外版では見る事はできない。
漫画『クローバーフィールド/KISHIN』

ウェブコミック形式で角川書店(web KADOKAWA)から全4話配信した。コミック版での舞台は日本で、男子高校生が主人公となっている。また、映画と違い、このコミック版での謎は比較的明確な形で回収されている。なお、同映画がコミカライズされているのは日本のみである。
あらすじ

自分に自信が持てず、クラスメイトからいじめを受ける男子高校生・相葉キシン。そんな中、ある巨大生物の襲来で大きな事件に巻き込まれたキシンは自分に隠された真実を知る。
登場人物
相葉 キシン(あいば キシン)
漫画版の主人公。高校生で、自分に自信を持てない事からクラスメイトの男子3人からいじめを受けているが、クラスメイトの笹原アイコに支えられていた。自分のことを何より愛してくれる母親のユウコが大好きだったが、幼少の頃に事故で亡くしている。それ以来、母の写真を離さずに持ち歩いている。母を亡くしてからは有名企業
タグルアト社員の父親と2人暮らしだが、父は多忙で留守にしていることが多かったため、あまり相手にされていなかった。中盤でかつて母が属していたある狂気じみた団体(正式名称不明)に拉致され、自身が東京に襲来した巨大生物を制御できる種・ポッドを植え付けられていた事を知る。父に救出された時に母の死の真相を知り、「世界から自分の存在価値を否定された」と思い込み、自暴自棄となって巨大生物を操る力を利用し、これまで自分をいじめてきたクラスメイトへの復讐を企む。
笹原 アイコ(ささはら アイコ)


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