クローバーフィールド/HAKAISHA
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その後、ネット上を中心に『オーヴァーロード』がクローバーフィールド・ユニバース(英語版)の第4作になるとの噂も流れた[14]が、J・J・エイブラムスは2018年4月にラスベガスで開催されたシネマコンにおいて噂を否定した上[15][16]で、本作の直接的な続編が企画段階にあることを発表[16]。2021年1月には脚本家のジョー・バートン(英語版)[17]、2022年9月にはババク・アンヴァリ(英語版)監督の参加がそれぞれ報じられた[18]一方で、過去三作との繋がりがどのようになるかは不明なままとされている[18]。
ゴジラとの関連
映画冒頭にバッド・ロボット・プロダクションズのロゴが現れる場面で怪獣の足音らしきものが聞こえるが、1954年公開の1作目『ゴジラ』でも東宝のロゴが出ている際に同様の演出がある。
ニューヨークはトライスター版『GODZILLA』の舞台でもあり、劇中で怪獣が破壊するブルックリン橋は同作のゴジラが息絶える場所でもある。また、核兵器を暗示させるマークが登場する、通常兵器が全然効かない怪獣に寄生虫のようなものが大量に付着しているなど、ゴジラを彷彿とさせるシーンが細かく存在する。
本編に隠し映像として、往年の米製怪獣映画[注 2]の映像が使用されている。エイブラムスはゴジラの映像も使うつもりだったが、版権の問題で断念した。
伊福部昭が手掛けたゴジラ映画の曲を彷彿とさせるエンドクレジット音楽『ROAR!』[注 3]は、マイケル・ジアッチーノによって作曲された。ジアッチーノ自身もゴジラ映画の大ファンであり[6]、本作の制作決定時には自ら劇伴担当に名乗りを上げる程の意気込みを見せていたが[6]、監督のリーヴスから劇中で背景音楽を使用しない方針を知らされ[6]、酷く落胆したという[6]。その後、本作を従来の怪獣映画と同様の方式で制作すると仮定して作られた楽曲がエンディングロールで使用される運びとなり[6]、晴れてゴジラシリーズへのオマージュを捧げる形となった[6]。
ロブの日本への栄転や彼を祝うパーティー会場に寿司も用意されている事などからも、日本を意識した事が窺える[5]。
日本では東宝系興行チェーン会社「TOHOシネマズ」を中心に上映され、劇場で販売されたパンフレットも東宝によって製作販売された。
ノベライズ版では地の文で、ハッドが1954年公開の1作目『ゴジラ』に関することを考えている描写が幾つか存在する。
その他
タイトルのクローバーフィールドとは、本編映像であるアメリカ国防総省が発見・保管した映像記録に付けられた名称だが、その原義はバッド・ロボット・プロダクションズのオフィス前の住所名である。
日本での副題「HAKAISHA」は、エイブラムスの指示によるもの。エイブラムスは「デストロイヤー」の邦訳についてパラマウント・ジャパンに問い合わせ、結果得られた「破壊者」をローマ字表記で付けるように指示したとのこと[4]。
エンディングのロブとベスのデート映像の脇で、黒い物体が海に落下する様子が映り込んでおり、事件との何らかの関連が示唆されている。
エンドクレジットの終わりに不鮮明なラジオ音声が聴こえ[19]、微かに「助けて(Help us)」と言っているのが聴き取れるが、これを逆再生すると「あいつはまだ生きている(It's still alive)」と聴こえるようになっている[20]。
各国レイティング詳細は「映画のレイティングシステム」を参照
アメリカ:PG-13(for violence, terror and disturbing images.)
日本:PG-12
韓国:15
香港:IIA(PG相当)
マレーシア:U(全年齢)
シンガポール:PG
アルゼンチン:16
イギリス:15
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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