クローザー_(テレビドラマ)
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演 - マイケル・ポール・チャン、日本語吹替 - 小高三良ロス市警重大犯罪課捜査員。警部補。医学部に在学経験がある鑑識班出身のため、鑑識に顔が利く上、医学にも精通し、またPCや電子機器にも強い。特異な捜査グッズを所持していたり、最新の電子機器に陶酔するなど、そのオタクぶりが随所で見られる。かなりの変わり者であり、友人も変わっている。温厚な性格でシリーズ当初からブレンダには比較的好意的である。話が回りくどく、何かとうんちくを語りたがるため、周囲からは辟易(へきえき)されているが、解析能力は一目置かれており、彼の不在時には捜査が進まないなど、ブレンダも全幅の信頼を寄せている。ブレンダに負けず劣らず、甘いものが好き。中国系だが、四世なので中国語は話せない。妻は日本人で、そのため、日本独特の風習などにも見識がある。息子に対しては、教育パパそのものである。
フリオ・サンチェス ※
演 - レイモンド・クルス、日本語吹替 - 日向とめ吉ロス市警重大犯罪課捜査員(officerではなくdetective)。ロスのヒスパニックタウン育ちのため、メキシコ文化やギャングに精通し、チーム内で唯一スペイン語が話せる。その為、彼が大きく関わる事件には越境事件や人種差別問題が多い。事件の被害者家族を家に泊めたり慰めたりと、情に厚いため、子供にも好かれる。反面、この場ではタブーだと思われるようなことも口に出し、ブレンダに叱責されることが多い。チーム唯一の物静かな強面で普段は大袈裟な表情を見せないが、ラテン系らしく激しい感情の起伏を持ち、小柄ながら腕力が強く、しばしば非協力的な目撃者や容疑者を威嚇することがある。そのようなタフガイでありながら、ブレンダには番犬の如く従順でチーム内での”騒ぎ”も一歩さがって控え目に見守っている。魅力的な女性を見るやいなや、ラテン系のノリで猛アプローチをかけるものの、その実、数年前に亡くした妻との結婚指輪をはめ続けている一面もある。一方で、(本人は嫌がっているが)同性愛者にもモテるようで、モーションをかけられる描写が幾度かある。弟を事件で亡くし、プロベンザを庇って銃撃され瀕死の重傷を負うなど、彼の人生は惨憺(さんたん)たるものである。しかし、それを感じさせないほどにポジティブなキャラクターである。
アイリーン・ダニエルズ (‐シーズン4)
演 - ジーナ・ラヴェラ(英語版)、日本語吹替 - 藤井千夏ロス市警殺人特捜班員(officerではなくdetective)。ブレンダとは対照的にセクシーでスタイリッシュな女性であり、メイクやファッションにも気を抜かない。国家機密機関に通じており、情報収集や調査能力に優れる。女性蔑視や子どもが被害者の事件には、過敏に反応する。後に、ガブリエルと交際するが、破局後に心理捜査班に移動願を出して栄転し、殺人特捜班からはシーズン4をもって姿を消すことになった。
フリッツ・ハワード ※
演 - ジョン・テニー、日本語吹替 - 藤真秀FBI特別捜査官。ブレンダとは以前からの友人で、彼女のロス市警への赴任に伴って再会し、同棲した後に結婚。仕事が最優先かつ独善的、とても家庭向きとはいえないブレンダには不満を隠せずにいるが、それを承知で結婚した。ブレンダには度々利用されているが、非常に我慢強く、公私に渡って尽くす人物である。そのせいでFBIではロス市警のフリッツと陰口を叩かれている模様。彼とのやり取りで事件のヒントを掴(つか)む場合も多い。しかし、あまりにも不満がたまると、さすがのブレンダもたじろいで泣きそうになってしまうくらい爆発する時がある。本人はいたって常識人だが、破天荒な妻のブレンダや奇妙な言動の多い実妹、問題行動ばかり起こすブレンダの姪など、私生活では悩みが絶えない。『MAJOR CRIMES ?重大犯罪課』では『クローザー』の時よりは出演機会は減るものの時折登場する。そして、第3シーズン途中で、テイラー副本部長からスカウトされ、FBIを退職、ロス市警特殊作戦部の本部長補佐に就任する。
ウィル・ポープ
演 - J・K・シモンズ、日本語吹替 - 佐々木勝彦ロス市警運用部長(シーズン7第1話のみ交通部長)。フルネームはウィリアム・H・ポープ。本部長や上院議員たちとのパイプ役で、強引なブレンダとの板ばさみになり、中間管理職としてつらい立場にあるが、ブレンダが認める優秀な上司である(私生活を除く)。とくに、金遣いの荒いチームに対して経費節約を口うるさく言ってはいるが、無視して暴走するブレンダは手に負えない様子。筋が通った性格で、良いものは良い、ダメなものはダメときっぱり言うが、前述の通りブレンダには結構甘い。フリッツと恋人関係にあると知るや、突然ブレンダにジュエリーを贈り、彼女に気があるのか、未練があるのか、きな臭い行動にでるが、ブレンダの心は動かなかった。彼女との仲が思い通りに行かず、時に仕事上でその腹いせをしていると思われる節がある(第1シーズン第8話)。一度目の結婚の時にブレンダと不倫関係にあったが、ブレンダを捨て離婚した後に、二度目の結婚をする。その結婚も破綻したが、離婚訴訟の際にはブレンダが証人として擁護してくれたため、子どもたちの親権を獲得することができた。離婚後は再び気のある素振りを見せていたが、ブレンダの結婚後はなりを潜めた。比較的良識のある人物だが、女癖の悪さからか、厄介ごとをたびたび招き、それが事件に関わってくることも。
ラッセル・テイラー ※
演 - ロバート・ゴセット(英語版)、日本語吹替 - 石住昭彦ロス市警強盗殺人課警部。後に警視正へ昇進(シーズン7第1話のみ副本部長)。よそから引き抜かれて本部長補佐のポストに就いたブレンダに対して「出し抜かれた」と感じており、強い反感を持っている。当初から特捜班の捜査を妨害するような行動をしてきたので、ブレンダを信用する特捜班のメンバーはテイラーを邪魔者と見なす嫌いがある。他方でテイラーはガブリエルの昇進を気に掛けている。お気に入りの部下に関しては、自らが汚れ役となってでも、助力を惜しまない面がある。上司であるポープの指示で結果的にブレンダの邪魔をしたときも黙って罵られるなど、チームワークという言葉は口先だけではないようだ。ブレンダと利害が衝突すれば、真っ向から張り合うことも多々あるが、表面的には協力している。第1シーズン最終回でブレンダとの対立は最高潮に達するが、二人の上司であるポープの仲立ちによって、関係は改善していく。ポープが引き抜いたブレンダとの対立によってテイラーは昇進(警視正:本部長補佐の一階級下)という利を得た。特捜班が解体の危機を迎えた際、苦肉の策で、名目上、ブレンダの部下となったが、不平を堪えている。後に、ブレンダの実力を認め、真実の追及を求めて助けを請うこともするようになる。ただし依然として裏では昇進欲に固執し続ける。真実を求め事件を解決していくタイプではない。しかし、他の課との交渉役としてはその手腕を発揮する。とくにマスコミへの対応は秀逸で、ブレンダやポープも頼りにしている。また、特捜班が新オフィスに移転した際、自分も一緒に移れることを喜ぶなど、シリーズ開始当初とはイメージが大きく異なる人物の1人である。テイラーは憎まれ役ではあるが、警察が出世争いをする会社と変わらない組織であることを描き出し、出世ではなく事件解決が第一のブレンダと対比される人物として、なくてはならない存在である。『MAJOR CRIMES ?重大犯罪課』ではポープの後任の副本部長として出演する。
バズ・ワトソン ※

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