クレヨンしんちゃん_ヘンダーランドの大冒険
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からくり人形女の子。白い肌と青緑の帽子[注釈 3]、胸に大きなボタンの付いた緑のスカートとリボンに見える金色のぜんまいが特徴[注釈 4]。快活でさっぱりとした性格。しんのすけがアクション仮面達と高笑いしている姿は「それって何かの宗教?」と呆れていた。人間ではないが故にトランプの真の力を引き出すことは出来ないが、魔法を使うことは出来る。魔法は、自らの名前を呪文として発動している。当初はオカマ魔女に対抗していたものの力及ばず、ぜんまい切れ状態でヘンダーランドのサーカス劇場に置かれていた。偶然しんのすけと出会い、トランプを渡して助けを求めるようになる。チョキリーヌから魔法トランプを奪い返した直後、チョキリーヌの呪いを受け、その呪いのせいで夜にしか存在できなくなってしまう(昼の間は何も見えないし、何も感じる事ができない状態)。再び野原家にやってきてしんのすけに懇願するも、怯えるしんのすけと言い合いになってしまい、一時は姿を見せなくなる。しかし魔法チップで操られた人形のひろしとみさえに襲われそうになったしんのすけを助け、ひろしとみさえが敵に囚われてしまった事で、救出の為にしんのすけと共に乗り込む事になる。物語後半ではクレイ・Gに追いかけられていた、しんのすけの前にギリギリで駆け付け線路のレールを変えるなどクレイ・Gだけを湖に落とし撃破するなど手助けをしている。その後チョキリーヌと遭遇し一度は破れるものの立ち上がり再戦、最後はしんのすけの唱えたトランプにトッペマの命がけの攻撃により発動した魔法の渦に自分もろともチョキリーヌを飲み込みこませチョキリーヌを粉砕し撃破する事に成功するが、トッペマも瀕死となりしんのすけに後を託し消えてしまう。その正体はメモリ・ミモリ姫の心が人形に宿ったもの。人形としては消滅したものの、心はマカオとジョマ打倒後に元のメモリ・ミモリ姫の体に戻る。「クレヨンウォーズ」ではヒエール・ジョコマンが持っている人形として登場している。
メモリ・ミモリ姫
ヘンダーランドの王女()。肌は透き通るような白さで髪の毛や眉、チューリップのような帽子に着ているドレス等々、全体的に可憐で繊細な花をイメージさせる風貌を持つ。マカオとジョマに囚われ、心と体が別れているため動けなくなってしまっていた。普段はからくり人形として、ガラスケースに入ったような状態で、未完成のサーカス劇場の舞台裏に置かれていた。分離されたその心は、人形のトッペマに移っていた。しんのすけ曰く「キレイなお姉さん」。物語の終盤で、マカオとジョマ消滅(打倒)後に復活し、元に戻った。その魔力は相当なもので、ス・ノーマン・パーをあっさりと退け、危機的状況にあった野原一家及び、呪いをかけられていたゴーマン王子を軽々と救っている。トッペマとして行動していた頃に比べると、非常に落ち着いた物腰でお姫様らしい性格。決着後はしんのすけに自身の正体を明かして感謝のキスを贈り、ゴーマン王子と共にヘンダーランドごと故郷へと帰っていった。
ゴーマン王子
ヘンダーランドの王子。顔は正統派のイケメン。冒頭に登場し、メモリ・ミモリ姫を救うべく戦うが、マカオとジョマの呪いをかけられて封じ込まれてしまう。その後はス・ノーマン・パーの姿に変えられてしまい、元の自分を忘れてしまっていた。終盤にメモリ・ミモリ姫に呪いを解かれて元の姿へ戻り、姫と共にヘンダーランドごと故郷へと帰っていった。
オカマ魔女とその部下
マカオ&ジョマ
本作の
黒幕(ボス)。しんのすけの世界を支配するためにやってきたバレリーナの姿をした2人組のオカマ魔女。金髪の横髪と後ろ髪が残った禿頭がマカオ、髪型が団子ツインテールである方がジョマ。ヘンダーランドを根城としている。2人ともバレエを得意とする。魔法も使えるが、ヘンダー城は魔法の中心のためにそれらは使えない。ゴーマン王子の国の世界を支配したあと日本にやってきて、しんのすけ達の世界を乗っ取りに来たらしい。本人たち曰く、「クールな男の子が好き」。物語後半で城に乗り込んできた野原一家とダンス勝負をするも、僅差で野原一家の阿波踊り敗北。その際「審査員の調子が悪かったみたいね」「誰も一回勝負なんて言ってないわよ」などと卑怯な言い訳をする。その次にババ抜き勝負をし、結果は彼らが勝利するが、その直後、しんのすけの持つ魔法のトランプジョーカーのカードから現れた精霊により、マカオ達の弱点と彼らを倒す方法を知られてしまう。城自体が魔法の中心であったため自身の魔法が使えず、しんのすけを止めようと野原一家と追いかけっこを繰り広げるも後一歩のところでしんのすけを止められず、2人揃って消滅してしまった。追いかけっこの際には、ひろしがジョーカーのカードに見せかけて投げた名刺をマカオが間違えて取りに行く等、間抜けな一面も見せた。この時のマカオは偽物だと知ると怒って名刺を破った。最後の追いかけっこが印象深いもののゴーマン王子をたやすくねじ伏せ、忠実な配下ス・ノーマンに変えてしまうなど相当な魔力を持つ。GBAの『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ シネマランドの大冒険!』にも登場しており、こちらの解説だとマカオとジョマは実際は倒したわけではなく封印されたとの事である。「クレヨンウォーズ」にもトランプゲームをしているバーの客として登場している。本作での「待ちなさーい!」「○○するつもりよ!」「そんなの許さないわ!」という台詞の流れが2023年5月頃より日本のSNS上で流行し始め、11月21日にイー・ガーディアンから発表された「SNS流行語大賞2023」の30ワードのノミネートにも「待ちなさーい!そんなの許さないわ」が含まれている[2]
クレイ・G・マッド
マカオとジョマの部下。普段はシルクハットタキシードの中年男といった風貌で、ヘンダーランドサーカスの団長を務めている。正体は青い毛並みの狼男じゃんけんグーがモチーフ、隻眼でグーの描かれた義眼をはめている。嗅覚に優れるが、が苦手で泳げない。当初はしんのすけを君付けで呼んでいたが、後に「しんちゃん」と呼ぶ(この時彼から「馴れ馴れしい」と言われた)。しんのすけの事を「食ってやる」と言っていたが、実際に出来るのかは不明。準備中のサーカス会場に無断で入ったしんのすけと偶然出会う。単なる操り人形に過ぎない状態であったトッペマの人形劇を見せ、しんのすけを丸め込み追い出すつもりであったが、目を離している間にしんのすけによりトッペマのぜんまいを巻かれてしまい、トッペマを救出されてしまった。正体である狼男の姿を現し追いかけるが、トッペマに魔法のトランプで石にされてしまう。この時魔法を使ったのは人間ではないトッペマだったため、効き自体は弱かった。後にマカオとジョマに元の姿に戻してもらっている。後にヘンダーランドで捕らえたひろしをHの文字の入ったシャツに変え着用していた。物語後半、ひろしとみさえを助けるため、夜も押し迫るヘンダーランドに(チョキリーヌの呪いで姿を現せないトッペマとの合流を待たずして)潜入したしんのすけの前に第一の刺客として立ちはだかる。トランプの力でチンチン電車に変身し、その場をやり過ごそうとしたしんのすけを念の為用意しておいた汽車で追跡するも、最期はしんのすけ達の策とトッペマの登場によって、水の中に落ちて溺れて沈んでしまう。その後に狼のぬいぐるみに姿を変え、「H」の文字入りのランニングシャツと共に水面に浮かんだ。クレイ・Gを撃破した際には、魔法で「H」の文字のシャツに変えられていたひろしの魔法も解け無事救出される。「クレヨンウォーズ」にも後姿のみであるが、狼男の姿で登場している。
チョキリーヌ・ベスタ
マカオとジョマの部下。じゃんけんのチョキの形をした髪飾りを付け露出の多い黄色い水着のような衣服に身を包んだ豊満な魔女のおねえさん。白髪の長髪に褐色肌でいかにもしんのすけ好みの巨乳美女だがトッペマからは「手下の中で一番性格が悪い」と評されている。じゃんけんのチョキがモチーフ。物語序盤では優しい女性を演じ近づいてきたしんのすけに色仕掛けで誘惑した。彼女のお色気にしんのすけもたまらず汽車のように興奮していた。しんのすけを誘惑した際に「かたたたき券」(かたたたたき券と書かれている)を貰う。最初こそ彼女のセクシーな見た目にデレデレしていたしんのすけだが本性を知った後は離れてトッペマの元へ戻った。トッペマを圧倒し夜しか活動できなくなる呪いをかけるなど魔法での戦闘面でもかなりの強敵であることがうかがえる。トッペマと同じく自らの名前を呪文として魔法を発動している。後にヘンダーランドで捕らえたみさえを魔法で「M」の文字の入ったブラジャーに変え自ら着用していた。物語後半では、ひろしを助け出した直後のしんのすけたちの前に現れトッペマを降す。その後はしんのすけの肩たたき券を使ったりと余裕を見せるが、直後に現れたトッペマと再戦闘の末にしんのすけの唱えたスゲーナスゴイデスの魔法(トランプ3枚分)とトッペマの捨て身の一撃により繰り出された魔法の光の渦に飲み込まれていき最後は断末魔の悲鳴を上げながらチョキリーヌの身体は一瞬にして小さな人形へと姿を変え、そのまま砕け散っていき跡形も無く消滅。その際に人形と一緒に「M」の文字入りのブラジャーも一緒に魔法の光の中から放り出されている。チョキリーヌが消滅した際に彼女が身に付けていたブラジャーだけは残っており、魔法でブラジャーに変えられていたみさえの魔法も解け無事救出され野原一家はここで揃う事になる。
ス・ノーマン・パー
マカオとジョマの部下。お尻にパーのマークがある雪だるまの男だが、名前は「スノーマン」ではなく「ス」で区切るのが正しい。江戸っ子のような口調と性格で相手の心に取り入るのが得意[注釈 5]。無謀な作戦を実行しようとするしんのすけ達に忠告したり、作戦タイムを許可するなどフェアな精神も持つ。体内から書類ビールなど様々なものを取り出すことができ、更に足の裏から小型のキャタピラを出現させてダッシュする事も出来る。体は-100℃の超低温に保たれているため少しくらいの熱ならばものともしないが、押しくらまんじゅうの熱気には敵わなかった[注釈 6]。また、しんのすけがトランプの呪文を間違えた時には思わず口を滑らせて正しい呪文を教えてしまう等、間抜けな部分も見せる。じゃんけんのパーがモチーフ。その正体は物語冒頭でマカオ達に呪いを掛けられて姿を変えられたゴーマン王子。本来の熱い性格を嫌ったオカマ魔女によって「クールな男」とするべく雪だるまの姿に変えられていた。このためトッペマはス・ノーマンの事を知らず、話を聞いた際に正体に勘付いた様子を見せた。物語の終盤で野原家に襲い掛かるが、直後に現れたメモリ・ミモリ姫の魔法によりス・ノーマンは溶けながら元の王子の姿に戻る事となり、その後姫と一緒にヘンダーランドごと元の国に帰り幸せに暮らしたという。「クレヨンウォーズ」にも通行人、「野原刑事の事件簿」ではラジコン、『クレしんパラダイス! メイド・イン・埼玉』では巨大怪獣として登場している。
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