クレイジーケンバンド
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ステージに登場する時によく使用されるキャッチコピーは、「時代の最先端を爆走し、ナウなフィーリング・エイジ達の度肝を抜く、東洋一のサウンドマシーン」[5][6][7]

バンド名はサディスティック・ミカ・バンドから来ている[8]。また、バンドの編成はミカバンドも影響を受けたロキシー・ミュージックの色合いもうかがえる。略式名称はCKB。当初の略名として横山剣が「クケバ」を提案したが満場一致で却下された(現在「クケバ」は関連サイトで販売するTシャツにデザインされている)。本人曰く「クレケンとは云わないで。それじゃ「バンド」がないじゃない」。

松任谷由実高橋克典小西康陽近田春夫光石研[9]谷原章介小沢仁志ベッキー[10]、そして森光子[11][12](横山いわく「最高齢のファンだと思います」)ら、業界内にも熱心なファンが多い。

60年代、70年代の日本の歌謡曲の技法の中から「かっこいい要素」を抽出して作られた楽曲(及びボーカル横山の唱法)が、初期には多かった。また、楽曲が昭和風ではなくても、歌詞の内容で、昭和の文化をリスペクトしているものが多い。また「昭和レジデンス」の歌詞中では、「昭和昭和昭和昭和昭和」と昭和を連呼している[13][14]。リーダーの横山剣が、「自分たちのバンドは、平成のビート歌謡バンドとでもいいますか……」と発言したり、「ヨコワケハンサム」を称える歌詞や発言を繰り返し、イベント名にまで採用。その他にも横山は、「現在は昭和○○年、昭和は続いている」と言ったり、コラムやインタビュー等で昭和時代の文化を称える発言を繰り返した。そのため、音楽的にも交流があった渚ようこ大西ユカリらとともに「昭和歌謡ブーム」の一員として広く認知された。だが、雑誌『SWITCH』の2003年8月号の特集「昭和歌謡と呼ばないで」に収録されたインタビューのなかで横山は、「クレイジーケンバンドのサウンドは、もっと広いものである」と、「昭和歌謡」と決め付けられることへの嫌悪感を表明。実際、その発言をした頃の活動においては、楽曲に「昭和的な要素」は(おそらく意図的に)薄くなっていたが、さらにその後は再び初期の路線に戻ってきている。

歌手の星野源も2016年5月30日の星野源のオールナイトニッポン内の『Yellow Music』というコーナーにて「まっぴらロック」を紹介した際に「昭和歌謡」と言われている点を違うと評価している[15]


コンサートは通常3時間前後の長丁場となることが多く、これは横山いわく「興奮すると時間感覚というのがなくなってしまう」とのことで、サービスでやっているという[16]

多数のアーティストとの共演も特徴。和田アキ子[17]ゴスペラーズ[18]RHYMESTER[19]m-flo[20]などをはじめとして大西ユカリと新世界[21]渚ようこ[22][23]What's Love?野坂昭如[24][25]堺正章[26]シシド・カフカ[27]松崎しげる[28]市川由紀乃(横山のみ)[29]FIRE BALL[30]PAPA Bラッパ我リヤのQなど、ジャンル・世代の壁を越えた共演歴がある。

神奈川県横浜市中区本牧)を本拠地とし、横山剣が横浜市のゴミ分別プロジェクト『ヨコハマはG30』のテーマソング「いいね! 横浜G30」[31]や、横浜市立みなと総合高等学校の校歌の作曲を手がける[32]など、地元に密着した地道な活動に力を入れているのが特徴である。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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