ロシア語での略記は、「Рождество Христово」[注 16](ハリストスの降誕)[注 11]の頭文字からとった「РХ」で表される。ロシアでは、聖堂などに「РХ」とネオンサインで表示する様子がしばしば見られる[要出典]。(「世界のクリスマス」:「#ロシア」も参照) ヨーロッパや北米などでは、クリスマスは基本的に自宅で家族と過ごすものである。英国や米国などではクリスマスのずいぶん前から(教会暦の概念があるキリスト教会ではアドベント開始日に合わせて)一緒にクリスマスリースやクリスマスツリーを作ったり、家や教会を飾り付けるなどの協同作業をすることで、家族や信徒同士で一緒に過ごす喜びを確認する。そしてクリスマスの当日には家庭料理を味わうのが一般的であり、あえて外出するのは、クリスマスあるいはクリスマス・イヴのミサ/礼拝に参祷するため教会に行くくらいである。 キリスト教圏の中でもカトリック教会の影響の強いイタリア、フランス、スペイン、ポーランドなどでは、クリスマス(降誕節)は教会暦どおりクリスマス・イヴ(12月24日の晩)に始まり、1月6日の公現祭(エピファニア)に終わる。クリスマスの飾り付けは12月23日頃に行う。24日はクリスマス・イヴとして夜を祝う。大人たちは、12月初旬からクリスマスにかけて、愛情を込めた言葉を記したクリスマスカードを郵送しあう。子供達がクリスマスプレゼントをもらうのは、東方の三博士が幼子イエスを訪ねて贈り物を献げたことを記念する公現祭にあやかって1月6日である。クリスマスの飾り付けは1月6日を過ぎてから取り払われる。 オーストラリアや南米など南半球の国々では、クリスマスは真夏となる。そのためクリスマスパーティーは、屋外やプールなどで開催されることも多い。.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}} イギリスおよびイギリス連邦諸国では、12月26日に使用人や配達人にプレゼントを渡すボクシング・デーがあり、1月6日までをクリスマス期間ともしている。
各国においてウィキメディア・コモンズには、世界のクリスマスに関連するカテゴリがあります。クリスマス飾りフレーベルの星(英語版)
欧米諸国全般
南半球全般「南半球からのメリー・サマー・クリスマス」(リオデジャネイロ)
イギリス
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ドイツ語圏・ベネルクスドイツ・ヴェルニゲローデ市庁
ドイツの一部地域やオランダなどでは、12月6日が聖ニコラウスの日で、子供達は聖ニコラウスからプレゼントをもらうか、ニコラウスが連れてくるクネヒト・ループレヒトに罰を与えられる。プレゼントを貰えるのは、それまでの1年間に良い子だった子供だけで、悪い子は石炭を与えられたり、木の枝で打たれることになっている地域もある。さらに12月24日のクリスマス・イヴにもプレゼントが配られる。ドイツ語圏で24日にプレゼントを持ってくるのは、北部ではヴァイナハツマン(Weihnachtsmann:「聖夜の男」)、南部ではクリストキント(Christkind:「幼子キリスト」)とされている。
ドイツやオーストリア各地の町では、アドベントからクリスマスにかけて、町の中心部の広場にクリスマスマーケット(ヴァイナハツマルクト)が建ち、クリスマスプレゼントや、家庭でのクリスマスの祝いに備えた食品や飾りなどを買ったり、グリューワイン(クローブ、シナモンなど甘い香りのするスパイスで香りを付け、熱燗にしたワイン)を飲んで温まる。他にもドイツは、クリスマスツリーやアドベントリース(アドベントクランツ)、アドベントカレンダーなど、西方教会圏の多くに伝わるクリスマスの諸風習の発祥地とされる。近年では日本でもドイツ風のクリスマスマーケットが催されることがある[72][73][74]。(「#商工業」も参照)
ナチス・ドイツ時代貧しい人へのクリスマス・プレゼント(1935年)詳細は「ナチス・ドイツにおけるクリスマス」を参照
ナチス・ドイツにおけるクリスマスは、ナチ党のイデオロギーと整合させるための努力の賜物であった。ユダヤの出自を持つ、ユダヤ人の救世主イエスの誕生を記念する行事であるクリスマスは、ナチスの人種主義と折り合いをつけるのが困難な催しであった。そのため、1933年から1945年まで政府当局は民間行事としてのクリスマスからそうした宗教的側面を排除し、キリスト教の出現以前から催されてきたゲルマン人伝統の祝祭(ユール)であることを強調しようとした。その流れの中で賛美歌の歌詞やクリスマスの飾り付けは世俗化されたが、教会や家庭における祝われ方は本来のキリスト教的な様式のままであった。 イタリアのほとんどの地域では、プレゼントを持って来るのは魔女のベファーナとされる。
イタリア