クリスマス
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東方教会では、ローマ・カトリック教会に由来する「Mass」という語[注 14]を含む「Christmas」という語を避けて、英語では「Nativity」[注 15]という語が用いられる[58][59][60]
略記詳細は「Xmas」を参照

英語「Christmas」を略記する際には、「キリスト」の語源であるギリシア語: Χριστ??[61](Khristos)の頭文字である「Χ」(ケー、キー、ヒー、:カイ)、または、それと形が同じラテン文字X」(:イクス、:エックス)を「Christ」の省略形として用いている。

そのような例は、中英語では「Χρ?es masse」が見られる[57]。また、現代の英語圏では「Xmas」や「X-mas」が頻繁に見られる(これらはスタイルガイドでは推奨されていないとされる[62])。

他に、アポストロフィーを付けた「X'mas」[63]、Christ の末字 "t" を添えた「Xtmas」[64]や「Xtmas」、Χριστ?? の頭二文字をラテン文字に置き換えた「Xpmas」などもある。

かつて日本ではアポストロフィーを用いた「X'mas」「X'Mas」の表記が和製英語とする俗説[65]や、アポストロフィーを付するのは誤りとする説、現在はアジア圏でのみの使用とする説などがあった。「Engrish」の代表との誤解もある[66][67]。しかし、歴史的に和製英語でないことは、19世紀の書籍でも確認できる[68]。現在の英語圏でも出版物などで一般的に使用されており[69][70]Twitterにおいても米国のラジオ局が発信したツイートや、英米の著名人・一般人のツイートにも見られる(2012年現在)。

ロシア語での略記は、「Рождество Христово」[注 16]ハリストスの降誕)[注 11]の頭文字からとった「РХ」で表される。ロシアでは、聖堂などに「РХ」とネオンサインで表示する様子がしばしば見られる[要出典]。(「世界のクリスマス」:「#ロシア」も参照)
各国においてウィキメディア・コモンズには、世界のクリスマスに関連するカテゴリがあります。クリスマス飾りフレーベルの星(英語版)
欧米諸国全般

ヨーロッパ北米などでは、クリスマスは基本的に自宅で家族と過ごすものである。英国米国などではクリスマスのずいぶん前から(教会暦の概念があるキリスト教会ではアドベント開始日に合わせて)一緒にクリスマスリースクリスマスツリーを作ったり、家や教会を飾り付けるなどの協同作業をすることで、家族や信徒同士で一緒に過ごす喜びを確認する。そしてクリスマスの当日には家庭料理を味わうのが一般的であり、あえて外出するのは、クリスマスあるいはクリスマス・イヴのミサ/礼拝に参祷するため教会に行くくらいである。

キリスト教圏の中でもカトリック教会の影響の強いイタリアフランススペインポーランドなどでは、クリスマス(降誕節)は教会暦どおりクリスマス・イヴ(12月24日の晩)に始まり、1月6日公現祭(エピファニア)に終わる。クリスマスの飾り付けは12月23日頃に行う。24日はクリスマス・イヴとして夜を祝う。大人たちは、12月初旬からクリスマスにかけて、愛情を込めた言葉を記したクリスマスカード郵送しあう。子供達がクリスマスプレゼントをもらうのは、東方の三博士が幼子イエスを訪ねて贈り物を献げたことを記念する公現祭にあやかって1月6日である。クリスマスの飾り付けは1月6日を過ぎてから取り払われる。
南半球全般「南半球からのメリー・サマー・クリスマス」(リオデジャネイロ

オーストラリア南米など南半球の国々では、クリスマスは真夏となる。そのためクリスマスパーティーは、屋外やプールなどで開催されることも多い。.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

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イギリス

イギリスおよびイギリス連邦諸国では、12月26日に使用人や配達人にプレゼントを渡すボクシング・デーがあり、1月6日までをクリスマス期間ともしている。

イギリスでは、サンタクロース(Santa Claus、Father Christmasとも)が12月25日にプレゼントを持って来るとされる。クリスマスの日には台所周辺にヤドリギが飾られる。19世紀のイギリスを中心に、ヤドリギの下に偶然女性が立った場合、その女性にキスをしてもよいとする習慣があった[71]

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ドイツ語圏・ベネルクスドイツヴェルニゲローデ市庁

ドイツの一部地域やオランダなどでは、12月6日聖ニコラウスの日で、子供達は聖ニコラウスからプレゼントをもらうか、ニコラウスが連れてくるクネヒト・ループレヒトに罰を与えられる。プレゼントを貰えるのは、それまでの1年間に良い子だった子供だけで、悪い子は石炭を与えられたり、木の枝で打たれることになっている地域もある。さらに12月24日のクリスマス・イヴにもプレゼントが配られる。


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