クリストファー・パイク
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クリストファー・パイク
スタートレックのキャラクター
初登場

【テレビ】

宇宙大作戦
シーズン1「タロス星の幻怪人」前編 (1966)

【映画】

スター・トレック (2009)

最後の登場

【テレビドラマ】

スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールド (2022-) 出演継続中

【映画】

スター・トレック イントゥ・ダークネス (2013)

作者ジーン・ロッデンベリー


ジェフリー・ハンター (1965)

ショーン・ケニー(英語版) (1966)

ブルース・グリーンウッド (2009?2013)

アンソン・マウント (2019 -)

詳細情報
種族地球人
性別男性
職業宇宙艦隊士官
加盟惑星連邦
宇宙艦隊
肩書き大佐 (Captain)
艦隊指揮大佐 (Fleet Captain)
提督 (Admiral)
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クリストファー・パイク(: Christopher Pike)は、アメリカのSFドラマシリーズ『スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールド』(SNW)を始めとする『スタートレック』フランチャイズに登場する架空の人物で、主にU.S.S.エンタープライズ指揮官として23世紀に活躍する惑星連邦の艦隊士官である。

宇宙大作戦』(TOS)のパイロット版に初登場以降、ジェフリー・ハンターを始めとして4人の俳優によって演じられている。
概要

TOSの主人公ジェイムズ・T・カーク船長の前任の船長という立ち位置のキャラクター。TOS前日譚である2022年からParamount+で配信されたSNWでの主人公。

パイク船長はジェフリー・ハンター演じるU.S.S.エンタープライズの船長として、「スタートレック」パイロット版「歪んだ楽園(英語版)」(1965年)に登場する。当初はTOS本編の主人公の予定であったが、ハンターの降板等の事情から「歪んだ楽園」はお蔵入りとなり[注 1]、再度製作されたパイロット版(英語版)[注 2]によって主人公もウィリアム・シャトナー演ずるジェイムズ・T・カーク船長に変更されたた。[2][3]

TOS本編の初登場は1966年11月放映のTOS11話[注 3]「タロス星の幻怪人(英語版)」。作中では、ショーン・ケニー(英語版)演じるところの事故で重度の障害を負ったゲストキャラクターであり、「歪んだ楽園」の映像が回想シーンとして編集使用されている
リブート版劇場版

TOS以降は長らく映像に登場する機会はなく、小説やファンジンなどの媒体で扱われるのみであった。しかし、新たな時間軸ケルヴィン・タイムラインに設定された映画版の新シリーズが2009年から始まり、ブルース・グリーンウッド演じるキャラクターとして久々に再登場を果たす。作品内では若きカーク青年を宇宙艦隊にスカウトする後見人として描かれているが、続編の『スター・トレック イントゥ・ダークネス』で殉職する。
ディスカバリー、ストレンジ・ニュー・ワールド

2019年配信の『スター・トレック:ディスカバリー』(DIS)の第2シーズン、「歪んだ楽園」から3年後のパイク船長が登場。U.S.S.エンタープライズの修復中、U.S.S.ディスカバリーの臨時船長を務める。過去作では断片的だったパイク船長の人物像が大きく補完されることとなった。本作で演じたアンソン・マウントは人気を集め、同年配信の『スタートレック:ショートトレック』の第2シーズンにおいても同役を続投し、さらには『ディスカバリー』のスピンオフとなる『スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールド』で同役を務める[4][5]
人物像のぶれ

いずれのシリーズにおいても、「U.S.S.エンタープライズNCC-1701のカーク船長の前任の船長」という立場は共通している。ただし『まんが宇宙大作戦』(TAS)にてロバート・エイプリル(英語版)提督の登場により、パイクは2代目に位置付けられた。エイプリル提督はSNWにも登場する。一方、リブート版ではエイプリルの登場がないことからエンタープライズの初代船長となっている[注 4]

各々の登場作品から自身の生い立ちを窺い知ることが出来、出身は現在でいうところのカリフォルニア州モハヴェ(英語版)で、父親は科学教師である[7]。また、モハヴェの実家ではかつて2頭の馬(タンゴとメアリー・ルー)を飼育していたこともあり、少年時代から乗馬に親しんでいる[7]。艦隊士官になった切っ掛けはアレクサンダー・マーカスからのスカウトによるもので、艦隊アカデミー在学中は(天体物理学以外の)全教科で優秀な成績を収め[7]、卒業後すぐにテストパイロットの任務に就いている[7]

年齢は不詳。TOSではカークと同世代だと語られている。[注 5]一方でリブート版劇場版では20歳ほどのカーク士官候補生に対しすでに50歳程度の壮年であり、カークとは親子ほど年が離れている。SNWでは35?40歳ほどと思われ、20代カーク大尉よりひとまわりほど年長に描かれる。
劇中描写
ドラマシリーズ(プライム・タイムライン)詳細は「プライム・タイムライン」を参照

作品中での具体的な描写はないものの、U.S.S.エンタープライズの船長に就任したのは2250年から2251年までの何れかの期間とされ、ジェームス・T・カークに指揮権を委譲するまでに、5年間の宇宙探査任務を2度行うと公式には設定付けられている[9][10]。最終階級は先任大佐(英語版)。
歪んだ楽園「en:The Cage (Star Trek: The Original Series)」も参照

2254年、U.S.S.エンタープライズはヴェガ・コロニー[11]へ向かう途中、タロス4号星[12]からの救難信号を受信する。しかし生存者の確認が得られなかったため、指揮官のパイクはその信号を無視し、負傷者の治療を優先させるべくコロニーへの進路維持を命じる。その2週間前、上陸したライジェル7号星で原住民(ケイラー人[13])の襲撃に遭い、上陸班のうち3人が死亡、7人が負傷するという事態が生じたためである。パイクはライジェル事件の責任を重く受け止め、フィリップ・ボイス医療主任[14]との会話の際には艦隊からの引退を仄めかし、指揮官としての自信を失いつつある旨を語っている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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