クラレ
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2006年(平成18年)6月24日 - 創立80周年を機にロゴマークを一新。

2007年(平成19年)- 化学関連事業の売上高拡大に伴い、株式の所属業種を「繊維製品」から「化学」に変更。

2012年(平成24年)- 産業用ポバールフィルムを扱う、米国モノソル社を買収。

2014年(平成26年)- 決算期日を3月31日から12月31日に変更。米国DuPont社のビニルアセテート関連事業を買収。

2015年(平成27年)- 社長に伊藤正明が就任。バイオマス由来のバリアフィルム事業を扱う、オーストラリアのプランティック社を買収。

2017年(平成29年)3月10日 - 自衛隊戦闘服などの入札談合を繰り返していたなどとして、公正取引委員会から排除措置命令を受ける[7]

2021年令和3年)7月19日 - 本社を東京都千代田区大手町二丁目6番4号 常盤橋タワーへ移転。

正式な社章(以前は株券等に使用)は設立時に制定された。同心円を二つ重ね、中に紋所の三つ星を配した通称『二三印』で、その意味は創業者の大原孝四郎森田節斎に師事したときに伝授された「謙受説」の一節にある『謙受益、則富、富即驕、驕即衰。滿招損、即窮、窮即愼、愼即盛。盛衰相尋於無窮。』[注 1]の思想を図表化したものである。
歴代社長

氏名在任期間出身校
1
大原孫三郎1926年6月 - 1968年6月東京専門学校
2大原総一郎1939年5月 - 1968年8月東京帝国大学経済学部
3仙石襄1968年8月 - 1975年5月東京帝国大学法学部
4岡林次男1975年5月 - 1982年10月大阪帝国大学工学部[8]
5上野他一1982年10月 - 1985年6月九州大学法文学部[9]
6中村尚夫1985年6月 - 1993年6月京都大学大学院[10]
7松尾博人1993年6月 - 2000年6月早稲田大学第一法学部[11]
8和久井康明2000年6月 - 2008年4月東京大学経済学部[12]
9伊藤文大2008年4月 - 2015年1月東京大学経済学部[13]
10伊藤正明2015年1月 - 2021年1月大阪大学基礎工学部[14]
11川原仁2021年1月 - 現職早稲田大学政治経済学部[15]

主要事業

樹脂

化学品

繊維

トレーディング

その他

売り上げの約4割は、ポバール、エバールなどを含む樹脂事業であげている。液晶に使用されるポバールフィルムで世界シェア80%、ガソリンタンクや食品密封包装などに使用されるエバールで世界シェア70%など、機能性樹脂を中心とする新素材で高い競争力と独自性を持つことを、事業の特徴としている。

また、事業競争力の維持のため、研究開発を積極的に行うほか、2001年にはポバールのシェアで競合するドイツのクラリアント社から、製造プラントを一括して買収するなどの、直接投資も積極的に行っている。
関係会社
連結子会社

クラレトレーディング株式会社(
大阪市北区

クラレプラスチックス株式会社(大阪市北区)

クラレエンジニアリング株式会社(岡山市南区

クラレテクノ株式会社(大阪市北区)

クラレクラフレックス株式会社(岡山市南区)

クラレアクア株式会社(東京都千代田区

株式会社テクノソフト(大阪市北区)

クラレトラベル・サービス株式会社(大阪市北区)

クラレ西条株式会社愛媛県西条市

クラレ玉島株式会社(岡山県倉敷市

株式会社入間カントリー倶楽部(埼玉県入間郡

株式会社倉敷国際ホテル(岡山県倉敷市)

クラレファスニング株式会社(大阪市北区)

クラレノリタケデンタル株式会社(岡山県倉敷市)

株式会社岡山臨港(岡山市南区)

Kuraray Holdings U.S.A., Inc.(米国テキサス州

Kuraray America, Inc.(米国・テキサス州)

MonoSol Holdings, Inc.(米国・インディアナ州

MonoSol, LLC(米国・インディアナ州)

Calgon Carbon Corporation(米国・ペンシルベニア州

Kuraray Europe GmbH(ドイツフランクフルト

EVAL Europe N.V.(ベルギーアントワープ

可楽麗香港有限公司(香港

Kuraray Asia Pacific Pte. Ltd.(シンガポール

可楽麗国際貿易(上海)有限公司(中国上海

可楽麗管理(上海)有限公司(中国・上海)

Kuraray Korea Ltd.(韓国蔚山

Plantic Technologies Limited(オーストラリアビクトリア州

その他 49社
持分法適用会社

クラレ岡山スピニング株式会社(岡山県南区)

その他 2社
テレビCM・広告活動

テレビCMでは人工皮革クラリーノのアヒルをキャラクターにしたCMが知られているが、2006年に新ロゴマークが登場、その後2007年11月から成海璃子(2008年8月からはアルパカが加わる)を起用した企業CMが放送された。繊維メーカーから化学メーカーへ進出したクラレをPRする「未来に化ける新素材。ミラバケッソ」がキャッチフレーズで[16]電車内と高校教室を舞台に、日常の空間の中で突然登場する造語ミラバケッソのTシャツを着た男性陣を見て成海が疑問に感じてしまうというコミカルなCM。なお「電車編」では京成電鉄の特急列車「スカイライナー」(成田スカイアクセス開業前)でロケが実施されている( ⇒詳細)。JR東日本山手線トレインチャンネルでも同じ内容のCMが同年末?翌年初にかけて放映された。

その後も、成海と「アルパカのクラレちゃん」が共演した、企業CM「ミラバケッソ」シリーズの続編が放映された。

東日本大震災後の2011年4月からは、同社の社会貢献活動を紹介する企業CMとして、「ランドセルは海を越えてキャンペーン」、「少年少女化学教室」並びに「クラレ作業所」(のうち新潟事業所内にあるクラレの障害者雇用施設第1号)の3作品を、同社提供番組の『日経スペシャル ガイアの夜明け』などで放映している(2008年10月頃提供開始していたが、2013年3月末をもって一時降板、2017年10月より復帰)。いずれもBGMは、平原綾香の「大きな木の下」(後に歌抜きとなった)。過去には、『どちら様も!!笑ってヨロシク』や『クイズタイムショック』などで番組スポンサーについていた。


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