ジュニン(この項の下記「ジュニン」参照)の南8kmのところにある鉄器時代初期の砦および集落で構成される、ポーランドで最も有名な古代遺跡。遺跡はワルシャワ国立博物館の分館となっており、再現遺跡のほかに博物館棟もある。博物館棟には発掘された遺物や、当時の墳墓の人骨などが展示されている。またジュニンからヴェネツヤ(この項の下記「ヴェネツヤ」参照)ビスクピンまで通っている郡営の狭軌鉄道(ナローゲージ・トレインまたはトイ・トレイン=おもちゃ列車と呼ばれる)はたくさんの観光客を集めている(狭軌鉄道については「ヴェネツヤ」の項を参照)。ビスクピン博物館の公式サイト(英語・ポーランド語・ドイツ語) ⇒[1]あり。
ビスクピン博物館
ビスクピン博物館
ビスクピン博物館(砦の門)
門と住居群
台所
はた織り機
見張り台
狭軌鉄道のビスクピン駅
トルニ(Toru?)
第二次世界大戦の戦災を免れた美しい旧市街を中心とする「トルニの中世都市」はユネスコの世界遺産 ⇒[2] ⇒[3]に登録されている。ドイツ騎士団に対抗し1440年に旧市街と新市街がそれぞれ自治領連合であるプロイセン同盟に加盟してポーランド王の庇護を受けるようになり、十三年戦争で1466年にポーランド王国がドイツ騎士団に勝利すると以後は同君連合連邦のポーランド・リトアニア連合のなかの自治都市として発展、1569年にはルブリン合同が成立し、トルニはより統一の進んだ国家であるポーランド・リトアニア共和国のうちのポーランド王国に正式加盟。地動説を唱えたコペルニクスの生誕地として有名で、生家が保存されている。トルニ観光局公式サイト(英語・ポーランド語) ⇒[4]あり。市公式サイト(英語・ポーランド語・ドイツ語)あり ⇒[5]。
トルニ
トルニ
旧市街広場