クニミツの政
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不破陣営
不破俊一(ふわ しゅんいち)
市長選立候補者。若くして将来は
総理大臣としての器を持つと謳われる実力者。目的のためなら手段を選ばない性格だが、非道な行いを許せない熱い一面も持っている。新千葉ヶ崎市の市長選挙に立候補したが、市長選挙のことは将来の中央政権を奪取する目標の第一段階としか考えていなかった。手っ取り早く政界でのし上がるために、権力を持つ悪徳政治家についていたこともある。東京大学法学部出身であることと潤沢な財力と豊富な人脈を持っているためエリートと思われがちだが、実は幼いころに事故で両親を亡くして新千葉ヶ崎市の孤児院で育っており、中学生時代に書いた作文がきっかけで坂上竜太郎の書生となった過去を持つ。クニミツとの衝突を経て、功名心とエリートの殻を脱ぎ捨てて柔軟な青年政治家へと成長を遂げた。テレビドラマ版の設定では昭和45年(1970年)11月5日生まれ、血液型はAB型、新千葉ヶ崎市出身、東京大学経済学部卒。また、27歳で市議会議員選挙に最年少当選したこととなっている。
久城龍也(くじょう りゅうや)
クニミツの地元の先輩。クニミツからは「アニキ」と呼ばれる。またクニミツの父親のことを生前「オヤジ」と呼んでいたようである。初登場の22歳当時は土建屋の社長をやっており、また過去には巨大暴走族の頭も務めていた。しかし、「総理大臣上等」のスローガンをぶち上げて政界に参入する(背中には大きく「総理大臣上等」と書かれた刺青がある)。学歴は高校中退だが、政治学、経済学、経営学、法学、心理学等を独学で学び、その知識は現役の政治家を凌ぎ、怪物秘書として名を上げる。後に不破の秘書として雇われ、市長選挙で不破を当選させるべく活躍する。光明と同レベルの選挙戦略を練る。不破陣営についてからは、国光に対し「武藤秘書」と呼ぶなどあくまでライバルとして立ちはだかるが、互いに協力することもある。国光の行動力を高く評価しており、「あいつは俺にはないものを持っている」と語っている。普段は怒りを抑えるために手の中に胡桃を2個握っている。
朽木良介(くちき りょうすけ)
かつては宇治村修造の下で秘書をしていたが、スキャンダルに塗れた宇治村に全ての責任を背負った上で自殺を命じられ、自殺を図ったところを久城の部下のヤスに助けられる。宇治村と決別したその後、不破陣営の秘書として迎えられる。登場人物の誰よりも誠実。家族は妻と三人の子供がいる、良き夫であり父親でもある。
深田(ふかだ)
不破陣営の女性秘書。いつもサングラスをかけている。不破に密かに想いを寄せており、久城や朽木に秘書として出し抜かれたと思い、嫉妬した事もあったが二人の秘書としての力を目の当たりにするうちに尊敬するようになった。
安田和伸(やすだ かずのぶ)
久城のアシスタント。久城からは「ヤス」と呼ばれ、本人も久城と話す時は「ヤス」と名乗る。久城が暴走族をやっていた頃の付き合いだが、一度彼を裏切り別の組のヤクザについたことがある。後に久城と国光がその組に乗り込んで起きた騒動で久城に命を救われ、再び彼のもとで働くようになる。
阿修羅一派
阿修羅(あしゅら)
選挙戦の表には決して姿を現さない覆面選挙参謀。汚い手で対立候補を陥れることを得意とする。かつて光明の祖父と選挙戦を繰り広げ、勝利した。光明の祖父はその選挙戦の心労と高齢とが重なり死亡してしまったために、光明にとって彼は祖父の仇とも言える存在である。特徴として大きな福耳を持っている。存在が語られてからしばらくはシリアスな悪役として扱われていたが、市長選が大詰めになるにつれ失敗を繰り返すコメディリリーフ的扱いへと移行していく。実は父、兄妹の3人で阿修羅であり、坂上陣営にボランティアとして潜伏していた(全員福耳であり、髪で隠していた)。市長選挙ではその卑劣極まりない作戦で何度も坂上、不破陣営を窮地に追い込むが、最終的に光明によって失脚に追い込まれる。
ご隠居(ごいんきょ)
謎の老人。脱税を繰り返して築き上げた莫大な財産を持っており、
山羊に餌として一万円札を食わせるほど。その正体は市長を裏から操り、市の財産を食い潰そうとしている悪党である。自分の思い通りにならない坂上や不破を敵視し、阿修羅を雇うが、阿修羅が(クニミツや光明に邪魔されて)いい仕事をしないので苛立っている。最終的には坂上の選挙カーを爆破し、不破に当選させようと自ら動くが、脱税で貯め込んだ金の隠し場所を国税局に嗅ぎ付けられ(情報源はヤスのタレコミ)、査察に入られて引導を渡される事になった。
水城真紀(みずしろ まき)
光明の助力によって県会議員に当選。議員を辞職し坂上、不破に続く第三の勢力と思われたが想像以上のパフォーマンスを繰り返す二名の存在に焦った結果、起死回生を狙って市長選を前にした政治論説イベントでかつて光明から教わっていた禁断の策「チッチョリーナ・プラン」を実行に移す。これはチッチョリーナの格好をして面白おかしくパフォーマンスをするというものなのだが、本来この策は何の後ろ盾もイメージもない無名であった彼女であるからこそ有効な策であり、元県会議員という真面目な肩書を背負った彼女のイメージを瓦解させてしまうものだったために、有権者(特にメインの票田と見込んでいた農家のおばちゃんたち)からの反発を買いあっさり自滅した。政治基盤と金銭を得るために「ご隠居」をバックにしていたが、自滅の責を負ってご隠居に文字通りの意味でペット同然・捨て駒程度に扱われる。また、ご隠居の意を受けて、不破陣営と坂上陣営の仲たがいを試みるも見破られて、公然の前で恥をさらすこととなる。
松平良太郎(まつだいら りょうたろう)
水城の代わりとしてご隠居が新千葉ヶ崎市に送り込んだ刺客。本業は演歌歌手(一度だけレコード大賞候補になったことのある、いわゆる一発屋)であり、演歌歌手の知名度を利用して「清き一票入れましょブギ」という歌を使って公職選挙法スレスレの選挙運動を行う。阿修羅一派が妨害工作にのみ専念して放置気味になったことで、自力で策が練れないこともあってあまり目立たなくなり、やがてご隠居にも相手にされなくなる。ちなみに、この頃にはコンサート会場の人入りはかなり少なくなっていた。
他候補者
徳川みずほ(とくがわ みずほ)
弁護士自明党公認の候補者。名門財閥の出身で、一族が有力マスコミ企業の大株主であったり役員であったりする。自身はハーバード大学出身で、準ミス日本の経験あり。一族の人脈をふんだんに利用して弁護士
タレントとしてTV出演など猛烈にアピールして不破・坂上陣営を混乱させる。しかし、投票日直前に毎朝新聞専務とのSMSEXのスキャンダル写真がウイルス感染によってネット上で流出し、そのことを問い詰められた報道陣の前で怒ったことや、高校時代に不純異性交遊で退学させられた過去などが有権者に本性が知られたために失脚する。
白鳥スワン(しらとり すわん)
政治家兼宗教家本名「逆剥イヂロー」。「全世界統一学会愛の心理革命教の華」と言う長い名前の宗教団体の教祖。高給バイトの面接と偽って希望者を募り、薬物と映像で洗脳させ信者を増やすという典型的なカルト特有のやり方で教団を拡大させる。新千葉ヶ崎市長に当選するため、信者を新千葉ヶ崎市に転居させて集中させ、市長当選をきっかけに世界征服することを目指している。元々はブルセラショップの店長であったが、女子高生へのストーカー行為でクビになり、店の常連であった鰐淵の誘いで宗教家となり、得意のスプーン曲げで信者に自分への忠誠を誓わせた。また、明日香を自分のものにしようと信者を使ってストーカー行為を行う。が、これら一連の行為による教団の危険性を取材で指摘した佐和を教団の特殊部隊を使って拉致したため、クニミツと光明に正体を暴かれ逮捕される。
ドクター荻窪(どくたーおぎくぼ)
ドクター中松をイメージさせる政治家兼自称発明家。海外の大学を卒業しているとされる。「犬力自動車」、「デビルイヤー」などよくわからない発明品を使用しており、市長選に名乗りを上げた泡沫候補
猪之吉(いのきち)
アントニオ猪木をイメージさせる泡沫候補。イノキチボンバイエのスローガンで選挙会場に現れたりする(その時流すテープは、本物の「イノキ、ボンバイエ!」に「ち」の音を追加したものである)。
仏取(ぶっしゅ)
坂本龍馬勝海舟ペリー黒船西郷隆盛福澤諭吉田中角栄(正確には田中角A)など政治家や啓蒙家のそっくりさんとなって新千葉ヶ崎市長選に打って出る泡沫候補。
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