作者はリン・カーター。初期版が『インサイド・アンド・サイエンス・フィクション・アドヴァタイザー』1956年3月号に掲載された後、1959年にアーカムハウスの単行本『閉ざされた部屋その他』に収録された。青心社文庫『クトゥルー2』に収録。
当時のクトゥルフ神話の文献を集めた事典。網羅度が高く、一言言及があった程度のマイナー文献に至るまで拾っている。
収録
青心社『クトゥルー13』「クトゥルー神話用語集」フランシス・T・レイニイ
青心社『クトゥルー1』「クトゥルー神話の神神」リン・カーター
青心社『クトゥルー2』「クトゥルー神話の魔道書」リン・カーター
関連項目
オーガスト・ダーレス
闇に棲みつくもの - ダーレスの1944年作品。『小辞典』の設定を踏まえてクトゥグアが初登場。
クトゥルーの子供たち、カーター版ネクロノミコン、エイボンの書 クトゥルフ神話カルトブック - 後期カーターの作品集。
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 問題点は2つ。1つ目は、ラヴクラフトが手紙に書き残していた文章という触れ込みだが、手紙を検証してもそのような文章が出て来ず、実体のない引用文とされていること。2つ目は、ラヴクラフト作品というよりもまるでダーレス神話を説明しているかのような文章であることから、信憑性が下がっていること。
^ a b スミスの神をダーレスの神話に導入。1943年レイニー設定では、ウボ=サスラが地球にいた後で、旧支配者たちが地球にやって来たとする。1945年ダーレスの『暗黒の儀式』では、ウボ=サスラを旧支配者たちの親とする。1957年カーター設定では、ウボ=サスラとアブホースを地球生まれの旧支配者たちの親とする。
^ a b レイニー設定では旧神は旧支配者を2度追放している。初期カーター設定では1度。
^ a b 初期カーターはノーデンスを旧神とせず、悩んだ末に地球本来の神々にカウントした。後期カーターはノーデンスを旧神とした。
出典^ a b 青心社『クトゥルー13』352-353ページ。
^ 学研『クトゥルー神話事典第四版』「リン・カーター」415ページ。
^ 青心社『クトゥルー13』331-332ページ。
概要・経歴
コズミック・ホラー(宇宙的恐怖)
ラヴクラフト神話/原神話
作品
ダゴン
アウトサイダー
蕃神
エーリッヒ・ツァンの音楽
クトゥルフの呼び声
宇宙からの色/異次元の色彩
チャールズ・ウォードの奇怪な事件
ダンウィッチの怪
闇に囁くもの
狂気の山脈にて
時間からの影
インスマウスの影
魔女の家の夢
未知なるカダスを夢に求めて
闇をさまようもの
イグの呪い
墳丘の怪
博物館の恐怖
永劫より
電気処刑器
アロンソ・タイパーの日記
銀の鍵の門を越えて
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